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映画好き、円柱野郎のブログです

メンデルの手の上で

2005年08月05日 21時32分04秒 | 日々雑記
俺のHPの背景色は基本的に青色で構成されてます。
5年前に初めて作ったときは背景を黒にしてたんやけど、大学の友人に「アヤシイサイトみたいや」と言われたんで、青っぽい緑色の背景色に変更。
その後のリニューアルで今の色になって、もう3年ぐらい経つのかな?

青色なのは自分が見やすいと思ったからなんやけど、これは俺の目の特性に起因するところかも知れないと最近ふと思った。
俺は第二色覚異常なんで、どうにも赤系の判別がしにくい。
朱色と赤の違いくらいは分かるけど、微妙な差はかなり厳しい。
だから無意識に楽に判別出来る青色を使ってしまったのかもね。


初めて色覚異常と分かったのは、数年前の大学の健康診断の時。
それまで分からなかったのが不思議やけど、とにかくその時に判明した。
眼科に行って“パネルD-15テスト”という、連続した色の15個のチップを色が連続的に変化するように並べるテストをしたんやけど、見事につまずくねんなあ。
赤色系の3つやったか、どれが明るいのか、どれが暗いのか、どのように連続するのか全く分からない。
勘で並べたら見事に外れてたわけですがw

医者曰く、俺の目は普通の人に比べて緑にフィルターがかかったような世界を見ていて、普通の人が目にする赤色とは違う赤を見ているという。
赤色の微妙な差の他に、例えば緑の草むらの中にある赤いピンポン玉を見つけにくいといったような、緑と赤の区別が難しいということもあるらしい。
バラバラに見れば違う色と分かるのに、不思議なもんだ。

とはいえ、特段通常の生活に支障があるわけではない。
不便だと思うのは、プレゼンなどで赤いレーザーポインタを使われると目で追い難いとか、そのくらいか。


ただ、俺は色覚異常だと人に言うと、大概「赤が見えないのか、信号分からんやん」なんていってからかわれる。
これって場合によっちゃ結構冗談にならん冗談のような気もするんやけど。
こういった先天的異常は本人の努力ではどうにもならんし、それをからかうのはどうかと。
まあ、俺はそんなに気にはしないけど。

「赤が見えないのではなくて、赤系の微妙な差が判別しにくい」のです、これ重要w

ちなみに日本人男性の5%は色覚異常なんだとか。
それとこれは遺伝性で、医者曰く「君に娘が生まれるとする、その娘は正常だが、その娘に男の子が生まれた場合、その子は色覚異常になる」というもの。
「つまり、君の母方のおじいさんは色覚異常だったはずだよ。」と。
なるほど。


まあ、通常生活に問題ないし、そういう因子があることだけ理解していればいいでしょう。
要は自分がどんな人間であるかということを理解している事が大事やと思う。
精神面は突き詰めてもきりがないけど、肉体的な面は物理的にハッキリしているわけやからね。
自分がどんな病気を持っているのか、どんな遺伝的な因子を持っているのか、どんなアレルギーを持っているのかってね。

俺はこないだの風邪も因子の一つになっちゃいましたわw
コメント
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