まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

手に持ったらキュンとなる物

2021-01-20 21:56:43 | 日記

体重計の示す数値に心から反省し、気をつけながら暮らす日々が2ヶ月すぎて、ちょっとたるんできた。喉元過ぎたらなんとやらっていうね。でも一つ大事なことに気づいた。それは「くだらないものを食べなければ体重は爆増しないし、調子もいい。」ってことだ。これまで毎日くだらないものを抵抗感なく食べて来たんだけど(それは会社のあるビルの隣のセブンで売ってるどろっと甘ったるい菓子など)それを辞められたことがかなり大きな成果になっている。通勤もなるべく歩くようにしてるし、美味しいもの目一杯食べる日もあるけどその前後は気を付けるとか、そういう緩い制約をしてると体重も緩く落ちる。傾向としては悪くない。

そしてもう一つ、日々反省してることがある。こっちは反省するだけでなんの手も打てていない。それは部屋の片付け。どうして寝る時ベッドの上に服が重なってるのか、どうして歩くと床の本につまづくのか、自分でもわからない。どうにかしなきゃ。そんな時夫がNetflixに加入したので、前から見てみたかったやつを視聴。こんまりちゃんである。困ってるお宅に訪問し、解決していくという番組で、そのお宅はアメリカのお家だった。小さい子供二人を育てながら家の中が散らかりまくっていることに苛立ちと不安を感じているという若い夫婦。喧嘩もよくするんだそうだ。

こんまりちゃんはまずお家の状況を確認した後、床に正座して「お家にご挨拶」した。アメリカ人夫婦もびっくりしながら、一緒に目を閉じて、生活を守ってくれているお家に感謝する、というのをやる。それからまずは持っている服を全部、ベッドの上に積み上げる。「こんなに要らないわ。罪悪感。」と奥さん。次に、服を一つ一つ手に取る。そして、「ときめくか?」を自問自答する。ときめかないものには、「今までありがとう」と言ってお別れ。ときめくものは、丁寧に小さく畳んで、引き出しに立てた状態で収納。

そんな調子でガレージや台所に挑んでいく。改善期間は1ヶ月。番組の演出もあるだろうけど、家族の表情が変わって来てる。片付けるってすごいことなんだな。って今頃かい。

少し前に鎌倉のお寺で精進料理をいただいた時、築90年という建物の木の床が艶やかで美しかったのが印象的だった。お坊さんが、「私たちの仕事は9割が掃除ですね。」と笑っていたのを覚えてる。

ってことで、人間としてのさらなる成長を目指し、まずは服を積み上げるんだけどね。わたし、そもそも服ってどうでもいいと思ってるんで、もし「ときめく」ものが一つもなかったら、明日から裸族な。