国が私の誕生日を祝ってくれているの、と言ってた妹ちゃん（その1）ですが、国はあっさりと「成人の日はハッピーマンデーにしましょう」と移動しちゃいました。
こないだ読んだ本にタイムスリップした過去の人が、「ハッピーマンデー？何それ冗談？」って爆笑するシーンがあって、確かにネーミングセンスどうよと思いましたよね、当時。
祝日と誕生日が一緒っていうのは大変覚えやすく準備もしやすかったのです。
今年は職場での大混乱があったせいか、当日の朝にギリギリ思い出し、昼休みにプレゼントを買い込み翌日の土曜日に届ける約束をしました。
妹ちゃんは海の近くで一人暮らしをしています。
ちょうど「ピザ食べたいな」と思っていたそうなので、一緒にお家で食べようということに。
お菓子教室の手伝いが終わってから移動の途中、そうだ友達の酒屋さんが道中にあるわと思い、脱アルコールのスパークリングを買っていきました。
駅に迎えに来てくれると言ってたけどかなり早く着いたので、思い出しながら歩いて向かったらものの見事にすれ違いました。
やばい、怒られる、と思いきや、戻ってきた妹が「ごめんねー」って小走り。
若い頃だったら「こっちは約束通り動いたのに、ロスしてしまった。事前に連絡して来ないあなたが悪い。」って感じでクレームつけたと思う。大人になったんですねえ。
妹ちゃんは10代の終わりから海外暮らしが長く、戻ってきてからも外国人の重役の世話をする秘書の仕事をしています。
思考や感覚が一般的な日本人のそれとはだいぶ違うので、戻った直後は暮らしにくく苦労しており、その反動で家族に対しては刺々しく、特に母に対しては素直に甘えられず攻撃的でした。
実家を出てからは元来の気配りと優しさで接しています。医療に関わる会社に勤めているため、去年の緊急事態宣言からずっとリモートワークで外出もせず、実家にも帰っていません。代わりに毎週ゆうパックで何かを送ってるんだって。偉いなあ。ちょっと反省。
テーブルになんかでかい青いバッグがあります。模様にドミノ。なんと、ピザ屋から持ち帰るのに保温バッグを買ったんだって。さらに、出てきたのがLサイズ2枚。二人分だよね？さすがアメリカ人。しかし朝昼ほとんど食べてなかったので、2/3枚食べちゃいました。美味しかった。
妹ちゃんは仕事の合間に動画やゲームで楽しんでいます。
よく見る動画はゲームの攻略と、パン作り。
自分がゲームですごく苦労した箇所について、みんなどうやってるんだろう？と検索するんだって。そうすると、自分は大量の敵に囲まれてボッコボコにされちゃったのに、上手い人は敵の横の抜け道をそーっと通っていっちゃう。そんなのありか、って思うそうなので、先に検索してからプレイしたら？と言ってみた。それはつまんないんだってさ。
パンのチャンネルはタッパーを使ってサクサク作る手法の人で、面白いなあと思って見てました。だんだん回を重ねるごとに動画の撮り方やカメラの質やテロップが変化していきます。
しかし、手の動きやものの扱いが雑すぎて笑います。はかりの上に直接生地乗せちゃうとか、粉があちこち飛び散っててもお構いなしでその上に物を置くとか。きれいに作るがモットーのミサリング族としてはドキドキするわ。
でも、妹ちゃんのように普段ほとんどパンやケーキなど作らない人にしたら、これなら自分にも出来そうでとっても美味しそう、と思うそうです。ただ、日本語に併記してる英語のテロップは「ネイティブはこういうときはそう言わないなあ」と気になるらしい。
妹ちゃんがエスプレッソを淹れてくれました。他の家電を買いにいった時、何だろうあれは、と吸い寄せられ、店員の猛プッシュでお買い上げ。セットするコーヒーの粉のバッグが20個プレゼントだったそうで、早速ネットから申告したらすぐ届いたんだって。
その時、あれ？これはもしやと思い、もう一回申告してみたら受付されちゃった。チェックがグダグダ。結局期限の1ヶ月の間に合計60個もらえたそうですよ。外国のメーカーなんてそんなもん、と笑っていました。
気に入った食べ物を箱買いする妹ちゃん、ポテチだのカップ麺だのキャンディだのを分けてくれました。結果行きよりだいぶサイズアップした帰りのバッグ。焚き火に持っていこうっと。
来年のお誕生日は実家で集まってでかいケーキ食べようね。