雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

新しい靴。

2006年02月16日 | adorably autistic
今朝、マンションのエントランスまで息子を送って、
一緒に通学バスを待っているとき、ふと息子の足元を見ると…
靴に穴が開いてます。右足の小指のあたりが、ぱかっと。

いくらうちがビンボーだからといって、息子に穴あきの
運動靴を履かせておくわけにはいかないので
「今日帰ってきたら新しい靴を買いに行こうね」と約束して
息子の乗ったバスを見送りました。

…が。
「新しい靴」というのは、息子にとっては鬼門なのです。
一時は新しい服は断固拒否、という時代もあった息子、
今は大分服へのこだわりは減ってきたものの、
靴へのこだわりは強烈です。
これまで何足の靴が一度も履いてもらえないまま
よそ様へもらわれていったことか…。

他のおうちではどうしているんだろう、と
「自閉症 靴 こだわり」で検索したら
うちのサイトが3番目くらいに出てきました。


で。お店の開く時間を待って、市内の靴屋さんを
探索に出かけます。つまり、息子が気に入ってくれそうな
靴を売っているお店を前もってあたりをつけておこう、と
いうことです。
自閉っ子との暮らしには何事にも、下準備が欠かせませんね~。

息子の靴へのこだわりは、たぶん色(外側が紺で中が黄色)と
素材の柔らかさ、それに軽さ。
紐は結べないので、面ファスナー止めは必須です。
市内で心当たりのある6軒の靴屋さんを回ってみたけど、
今息子が履いている靴と似通った色デザインのものはなし。
小学校入学の頃はわりと見かけたんだけど、
こういうものにも流行があるんでしょうね。

1軒目のお店で、中が黄色ではないけど、紺とブルーの
柔らか素材のスニーカーを発見。でも、形が少し
ハイカットで足首でバンドを止めるタイプだからどうかな~。
2件目のお店では白に紺メッシュのスニーカーを発見。
だけどちょっとガタイがゴツすぎるかな~。
お店オリジナルの健康スニーカーというのも
お値段が手ごろでいい感じ。でも色はグレーです。
他のお店もまあ同じようなもの。

とりあえず1軒目か2軒目、どちらにつれていこうかな~、と
悩みながら帰ってきました。
下駄箱を念のためにチェックすると、買い置きの靴
(息子が受け入れた靴をサイズ違いで買いだめして
置いてある)はあと1足。今のサイズより1サイズ
大きいので、足が大きくなっていればこれでいけるかも。

さて、いつもどおりの時間に帰ってきた息子。
他のことなら、朝お出かけを約束したら、
そのことばかり言いながら帰ってくるのに
新しい靴を買うのは嫌いなせいか、まったく
そのことには触れようとしません。

「そのお靴は穴があいちゃったから、あしたからは
新しいお靴で行こうね」というと、しぶしぶという感じで
「はーい」

足先を指で押さえてみると、あれ、結構パンパン。
これなら今ある靴でいけるかも。
家に帰って早速買い置きの靴を出してきて
ぐずぐず言う息子に無理やり履かせてみて、
「どう?ちょうど良かったら、明日からこれにしよう。
大きすぎるんだったら、今から新しいお靴を買いに行こう」
と言うと、息子は間髪を入れず
「おおきすぎない!これでいい。もうくつはかいにいかない!」
…ほんとかよ~…

まあ、しばらく様子を見ることにしましょう。
それにしても、ついに買い置きの靴がなくなってしまった。
次買い換えるときはどうしよう~。



3 コメント

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Unknown (通り雨・・・)
2006-02-17 09:06:35
本当に大変なんですね・・・でもちびくまママさんが楽しそうなのはなぜ? 子供のできなかった私にはうらやましいかぎりです。先週2度目の流産の後処置が終わりました。先生は治療をすればできるかもしれないとおっしゃいますが、もうあんなつらい思いはごめんだと子供をきっぱりあきらめました。ごめんなさい、愚痴になってしまいました・・・
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そういや (映也の父)
2006-02-18 21:17:46
 映也が靴に無頓着になったのはいつからだったろうか?最近では面倒な買い物に付き合うのをさっさとすませたいという風情で最初の候補に「これにする」ときめてよっぽどの事がないかぎり変更しない。それなりに好みはあるようで気に入らない時には「靴いらない」とにべもない。昔はうちも同じ靴のサイズ違いをキープしてたもんだが。



リンコさんの講演を申し込んだら仕事が入った 映也の父
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Unknown (ちびくまママ)
2006-02-19 11:04:57
>通り雨さん



手間はかかるし、お金もかかるんですけどね。

「手のかかるやっちゃな~」とは思いますが

今はもう「大変」だとは思ってないですね。



昔は、子どもが自閉だから起きること全てを

辛いことのように感じたこともありましたが

今ではそれも楽しめるようになったと

いうことかもしれませんね。



通り雨さんも辛い体験をなさいましたね。

心も体もゆっくり休めてくださいね。



>映也の父さん



成長とともにいろんなこだわりに柔軟に

対応できるようになってきたなかで

靴だけは根強いですね~、うちの息子は。

でも、中学になると、真っ白のスニーカーと

決められているので、「決まりは守りたい」

特性が生かされて、靴の色へのこだわりは

そこで解決するのではないかと希望を

持ってるんですが、はてさてどうなりますやら。



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