おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

野嵯和

2013年06月15日 | お出かけ
予約が1年先まで埋まっていると言う
野嵯和さんへお邪魔してきました。
もちろん私の力でお伺いできたのではありません。
お友達のHさんが貸切のゴールドチケットを持っており
たまたまお誘いを受けたと言うラッキーなお話^^
Hさん、ありがとうございます!

大将の仕事ぶりが見られる
カウンターの特等席に座らせていただきました。
といっても仕事はほぼ事前になされており
仕上げと盛りつけ段階しか拝見できません。
完全予約制ならではのスマートな仕事ぶり。




まずはシャンパーニュで

お酒のセレクトは奥様がご担当。
お料理に合わせてご提供くださいます。




オクラと蟹の寄せ豆腐

青森のジュンサイの餡とともにいただきます。
上に乗っているのはオクラの種を炒ったもの。
繊細な出汁とオクラの青さ、蟹の甘みが一体となって
とても美味しいハーモニーを奏でていました。





鱧のアメリカンドッグ

アメリカンドッグ?と思いましたが
あんなホットケーキみたいな皮じゃないですよ。
スティックに巻き付けられた鱧を
薄い衣にくぐらせて揚げてあります。
アーモンドプードルのお塩をあしらうのですが
このお塩がかなり美味しい。
アイデア、真似させていただきます^^;





山形の佐藤錦と湯葉、空豆の醤油餡

こちらは非常に優しい味わいでした。
醤油餡の主張は思ったよりも控え目。




微発泡の上喜元





赤貝と百合根にマヨネーズの素とXO醤、豆板醤

赤貝をバターでソテーして
卵黄・酢・油…つまりマヨネーズに
XO醤油と豆板醤を混ぜたソースを掛けて
表面を焼き上げてあります。
貝に残されたソースは敷いてあるパンでぬぐって。
沢山のアイデアが詰まっていますね。
赤貝を味わうというよりはソースを味わう一品。




滋賀の小鮎に蓼のソース

大将は「稚鮎」とおっしゃったけれど
琵琶湖の「小鮎(湖鮎)」かな?
小鮎なら成魚でもこの大きさです。
頭の部分は油で揚げて胴体はサラマンダーで焼成。
だから頭から尻尾まで全部いただけます。
蓼のソースは思いのほか食べやすかったです。
小さいけれどしっかりと鮎の味わいを満喫。





紫アスパラに鳥貝と雲丹、あけがらしを添えて

鳥貝はかなり立派な大きさ。
三河湾は鳥貝の名産地ですけど
最近お値段が高くて買うのに躊躇します。
あけがらしは山形のアンテナショップで必ず購入。
私の大好きなものオンパレードだわ^^





アルザスのピノ・グリ

アルザスのクリスピーな酸、好きだな~。





ヤングコーンのカダイフ揚げ

シャキッとしたヤングコーンが
パリパリのカダイフを纏って食感が面白い。
ソースは赤ワインビネガーを煮詰めたもの。
何となく中華を思わせる味わいでした。





天寶一

今は無きうどんの名店「三福庵」さんが
料理酒に使っていると教えてくれて以来
一時期愛飲していた蔵元です。
三福庵さん、材料がとんでもなく贅沢なお店だったな。
豊橋で唯一行きたいと思えるうどん屋さんだったのに。惜しい…
スミマセン、話しが脱線して^^;
これは驚くほど引っかかりがない味わいでした。





オコゼの薄造り

オコゼの薄造りに卵、皮、胃袋を添えて。
ポン酢のジュレをあしらっていただきます。
鬼の形相のオコゼですが
身は本当に上品で美味しいですよね。フグみたい。





黒毛和牛の「くり」のグリル

一頭からごく僅かしかとれないという部位「くり」。
ミスジとつながる部分で栗のような形をしているから
そう呼ばれるようになったそう。
サシはあまり入っておらず赤身好きには嬉しいわ。
金山寺味噌とケイパーのソースでいただきます。






フランス南西地方ルーションのグルナッシュ

このワインの提供方法が印象的でした。
かなり冷やした状態でいただいたところ
若いピノ・ノワールのようにチャーミング。
室温において温度が上がってくると
グルナッシュの野趣溢れる味わいが現れました。
今までグルナッシュ単一品種の赤を
冷やしていただくことは無かったですが
酸味が低いのでこういう飲み方もありですね。





ピュアホワイトと餅米の春巻き

白いとうもろこし「ピュアホワイト」と
餅米が巻かれた春巻きに
黒大豆のお塩をあしらっていただきます。
ピュアホワイトの糖度の高さにビックリ!
黒大豆のきな粉と餅米の組み合わせに
トウモロコシの甘さが加わった春巻きを頬張って
安倍川餅を思い浮かべたのは私だけ?(笑)





鯒・鮎並・車海老・あおり烏賊のお造り

烏賊のいしると納豆のムースでいただきます。
が、私は別々で食べてしまいました^^;
お造りの鮮度がよくそのままでも美味しいので、つい。
ムースはお酒のアテにするという根っからの飲ん兵衛。
スミマセン、趣旨から脱してしまいまして。





枝豆・万願寺唐辛子のブランマンジェとビールのソルベ

万願寺唐辛子は熟すと真っ赤になります。
(鷹の爪やピーマン系は全部そうか^^;)
その熟したものをブランマンジェにしてあるので
甘さの中にもほのかな苦みが残ります。
そこへビールの苦みも加わってお口サッパリ。




磯自慢 水鏡華

磯自慢でしかも大吟醸。
久々にいただきました。




太刀魚と鱸の塩糀漬け焼き

太刀魚は大好きなお魚の一つです。
しかし、釣りで嫌というほど釣ったから
お金を出して買わなくなってしまいました^^;
丁寧に下処理して適切な調理法を施すと
驚くほど美味しく上品な味わいになります。
塩糀を纏うことで香りとネットリ感が加わり
非常に美味しく頂きましたよ。
付け合わせはガリの漬け汁に漬けた桃です。



最後のお酒は長珍でした。
新聞紙にくるまれた馴染みの姿を見て
気が緩んだのか写真撮るの忘れたみたい^^;
最近は無濾過生系にご無沙汰してますが。




冬瓜と渡り蟹

この市松模様の器、素敵!
中まで絵柄があるとは…欲しい。
炊いて柔らかくなった冬瓜と
シャキッと食感を残した冬瓜のコントラストがいいわ。
渡り蟹も今が旬の食材。
初夏の恵みを凝縮した一品ですね。





香の物

とても美味しいわ♪





山芋とお米のお茶漬け風

細かく刻んで炒めた山芋が入っているので
食感と香りが加わり変化が楽しめます。
〆まで楽しませてくださるとは…






お汁粉のブリュレと無花果と枇杷のコンポート

ブリュレ、美味しかった。
お薄もいただいたけど写真無し。



大将の創意工夫には心底感心いたします。
和食だけでなくフレンチやイタリアン、中華など
様々なシーンでインスピレーションを得られるのでしょうね。
一ひねりも二ひねりもあるお料理に触れて
私も更に精進しなければ…と思わずにはいられません。
(って、あんた何ものやねんw)
ご馳走様でした!


貴重な一日に誘って下さったHさん、
そしてご一緒くださった皆様
どうもありがとうございました!


野嵯和

手打蕎麦 こはし

2013年06月14日 | 蕎麦
エンドレスな読書が引き起こした寝不足を
バスタブに張ったお湯でシャッキリ解消し
大量の昆布やら臭気を放つ「こまい」など
無理矢理スーツケースに押し込んでチェックアウト。
まずはホテル下の地下街へ。



チーズ・プリーズ

昨年は時間が無くて行けなかった同店。
10時のオープンとともにお邪魔しました。
いろいろ試食させていただいた末
『鶴居』のプレミアムゴールドを大量買い^^;
その他にも気になるウォッシュやセミハードを
チーズバイキングなるもので少量買いしました。
国産チーズのレベルもかなり上がりましたね。

Cheese Please


その後、重さを増したスーツケースを引きずり
地下鉄に乗って中央卸売市場がある二十四軒へ。
本当は荷物をホテルに預けるなり
札幌駅のコインロッカーに入れるなりしたかったんですが
フライト時間ギリギリになる可能性が高かったので
スーツケースを市中引き回しの刑(笑)。
仕舞いには左手が痺れてきました^^;
早くついてしまったので場外市場でお買い物。
礼文の塩水雲丹や時知らず、ホワイトアスパラなど
春から初夏の北海道の幸をゲット。
今回は節制するつもりだったけど
食材を目の前にしてそんな決意はどこへやら…
お目当てのお店がオープンする時間になったので、
ゴロゴロ荷物を引きずり向かいます。



手打蕎麦こはし

ご自宅の一階を改装しただろう佇まい。
下見に行った時は暖簾が架かってなかったので
本当にここ?と不安になりました。
ちなみに市場から徒歩3分ほどの立地です。
何でもタイヤメーカーのガイド本で
お星様を一つ付けられているそうです。




蕎麦粉は石臼自家製粉。
摩周産の北早稲だそうです。






よく手入れされたお庭には
春を告げるお花が咲き誇っています。
ちなみに私は二番手の入店。






お品書き

アスパラの天ぷらの誘惑からは
どう考えても逃れられませんね。
アスパラ天とせいろをお願いしたら
奥様らしき方が「同じものでお値打ちですから」と
アスパラ天せいろをお勧めくださいました。
天せいろにするとお汁が温かい場合があるので
聞くのが億劫な時は別注文します。
丁寧にご説明くださったことに感謝^^




昼ビール♪




揚げ蕎麦あられ

適度な塩分で美味しい。






アスパラの天ぷら

唸るほど美味しかったです!
白アスパラじゃないんだ…と
少々落胆しましたがグリーンも相当美味。
甘くてジューシーで筋っぽくなく
衣も薄く仕上がって極上のお味でした。
同じく旬の姫筍も美味しかったな。
トマトは微妙な感じでしたけど^^;

天ぷらをゆっくり食べていても
嫌な顔をしたりジロジロ見たりせず
お蕎麦のタイミングをさりげなく
見計らって下さっていました。
そういうホスピタリティって嬉しいですね。




せいろ



美しく切りそろえられた中太麺。
鼻を近づけると香ばしい香りが立ち上ります。
噛むと香りを裏切らない濃厚な味わい。
控え目に歯を押し返す弾力も好印象。
いやはや。美味しい。
「江戸蕎麦ほそかわ」さんを彷彿とさせます。
そういえばお店の造りもほそかわさんっぽい。
お蕎麦の佇まいや笊の選び方なども。
意識されているのか、ご関係があるのか…。



蕎麦汁

江戸前の辛汁ほど強くなく
出汁と返しのバランスが良い優しい味わい。
昆布のぬめりやクドさは感じられないけれど
旨味としていい仕事しているのが分かります。
もう少し醤油が効いた方が私好みですが
これはこれで完成された美味しさなのでは…




葱と山葵

晒された葱と本山葵。
きっと吟味されているのでしょう。





蕎麦湯

ポタージュタイプです。
優しい蕎麦汁をさらに優しい印象に。




かけ蕎麦

気を良くしてこちらもオーダー。
かけ汁用の返しは味醂の主張が強いみたい。
だからといってアルコールを感じる訳ではないので
三河味醂系ではなく、福来純あたりの
甘みの強い銘柄を使っているのかもしれません。
嫌みではないですがやや甘めかな。
そして私は猫舌ではないんですが
ここのお汁はかなり熱く感じました。
沸騰させてしまったのか汁が少々濁り
節の香が飛んでしまっていたのは残念。
美味しいか不味いか判断するならば
美味しい部類に入ると思います。




激重のスーツケースを玄関先で保管して下さったり
蕎麦前とお蕎麦のタイミングを見計らっていただく等
心地よい接客も旅先での一食を
価値あるものに感じさせてくれました。
荷物をご覧になってか奥様が
「どこからお見えになったのですか?」と仰るので
愛知県から訪れた旨を伝えると
「北海道にお越しになった際はまた是非」と
笑顔でお見送りくださいました。
また是非お邪魔したいと思います。
ご馳走様でした!



手打蕎麦こはし
札幌市中央区北10条西21丁目1-2
TEL/ 011-621-8482
営業時間/ 月~金 11:30-15:00 土日 11:30-15:00 17:00-20:00
定休日/ 火曜日・第3水曜日



北海道春便りはこれにて終了。
梅雨でじっとり湿っぽい今日この頃、
あのカラッとした冷涼な空気が恋しいわ…
はあ、避暑しに戻りたい。


Aさん、この度も大変お世話になりました。
今度こそ秋鮭を仕留めに伺いたいです!
ありがとうございました。

北海道春便り/羊蹄山ふきだし公園

2013年06月12日 | 旅(国内)
余市を後にしまして南に向かいますと
現れたのは悠然たる山の姿。



羊蹄山

別名・蝦夷富士と呼ばれるように
シンメトリーな姿が美しいですね。
頂上から中腹にかけては雪化粧しています。




羊蹄山ふきだし公園




日本の名水百選に名を連ねる
羊蹄のふきだし湧水の里です。
羊蹄山に降った水や雪が
数十年かけて濾過されて
ここ一帯から吹き出してくるといいます。
一日に8万トンも吹き出すんですって!
約30万人分の生活用水がまかなえるそう。
豊橋市民の大部分が生活できるじゃないですか。












かなり美味しい…

この水でさっきのウイスキーを
水割りにしたかったね…とNさん。
激しく同感です(笑)。
ご飯を炊いたりお蕎麦を打ったら
さぞかし美味しいだろうな~。




撮影隊の皆様^^




群生する蕗



可憐なお花



エキゾチックなフォルムの葉



ずっとここにいたくなる…

澄んだ空気と美味しい水。
マイナスイオン…理解してないけれど
たっぷり吸収した気がするわ^^


この後、プロカメラマンご一行は
この地で撮影を続けられまして
我々は千歳経由、札幌へ。
皆様それぞれ帰路についたのでした。
お泊まりからドライブまで
全てコーディネイトして下さったAさん
いつも本当にありがとうございます。
心から感謝しています!
ご一緒くださった皆様、
ありがとうございました。
また一緒に旅をさせて下さい。



お腹があまり空いていないけれど
朝までは持ちそうにないが既に21時。
一人で居酒屋へ繰り出すのも面倒くさかったので
札幌に来たことだし、ラーメンを食べることに。




らーめん赤星

狸小路の端っこの方にあります。



ビール



味噌ラーメン


スープがややぬるく
トッピングで追加オーダーした
鶏の辛いミンチが冷蔵庫臭かった…
ご馳走様でした。


お部屋でニッカの余市シングルモルトを飲み
読書に夢中になってしまって大寝不足。
長編の小説を読破してしまいました^^;
翌朝ボーッとしてしまいましたが
お目当てのお蕎麦屋さんへは
執念でむかいましたとさ。



つづく。

北海道春便り/ニッカウヰスキー余市蒸留所

2013年06月11日 | 旅(国内)
石狩の海に別れを告げて
積丹半島の付け根にある余市へ。
向かった先はここです。



ニッカウヰスキー余市蒸留所

以前、創始者の竹鶴正孝の伝記を読んで
そのひたむきさと情熱に心を打たれたものです。
ウイスキーにはあまり興味が無かったのに
その本の影響でしばらくディジェスティブに選んでました。
今もたまにいただきます^^




ヨーロッパの旧市街みたいな佇まい




石炭直火蒸留が行われるポットスチル




今も石炭が赤々と灯されています

それぞれの棟にこだわりの歴史が綴られていて
いろいろと勉強になりました。




試飲します




こちらは一人一杯に限り
無料で試飲できます。
鶴17年が頂けるとは太っ腹。
TVCMを大量に流さない分、
お越し頂いたお客様に味わっていただき
その良さを知ってもらいたいから
無料での試飲を推奨しているんですって
竹鶴さんが大きく貢献した某会社とは真逆の方針ですね。
但し、ニッカさんも今は銀缶ビール会社の傘下。




ブレンドの王様 W・P・ローリー

ヒゲのおじさんとしか思ってなかったら
いくつもの香を嗅ぎ分けられる
ブレンドの名人だったんですね。
竹鶴正孝さんもブレンダーだったことから
敬意を表してラベルモデルにしたそうです。




ニッカウヰスキー第1号



そして有料試飲コーナーへ。




お目当てはこれ




シングルカスクウイスキー25年




ハーフショットを計量し




ショットグラスへ注ぎまして




いただきます!

シルキーでスムーズな口当たりにビックリ。
葡萄由来の甘さを感じ余韻も長く
刺すような刺激は一切ありません。
25年という月日が角を丸めたのでしょうか?
私は25年前からあまり変わってない気がするなぁ。
オーク樽にしばらく入っていようかしら(笑)。
15mlで900円ですが、一飲の価値ありです。
試飲コーナーに居た方からも
ウイスキーへの愛情が感じられ
いいひとときが過ごせました。




スズラン




八重桜




木瓜


春を告げるお花が満開。
まだまだ肌寒い北海道ですが
ウイスキーを注ぎ込んだ胃袋が
ポカポカと温かく心地よいわ。
ほろ酔い気分で蒸留所を後にしましたとさ。



ニッカウヰスキー余市蒸留所

北海道春便り/かねとも寿司

2013年06月10日 | 旅(国内)
夜中まで飲んで喋って倒れ込むように寝
陽の光に起こされたらまだ4時半。
北海道は緯度か高いから
夏は夜が短いですね。ヨーロッパみたい。



この日も快晴

強烈な晴れ男・Mさんのお陰かな?^^


お目当てのお寿司屋さんが開くまで
堤防で釣りを楽しんだり厚田の朝市を見学。




水蛸、でかっ!




鮃、でかっ!




蝦蛄、でかっ!

本州とはスケールが違いますね^^;
蝦蛄は旬真っ盛りだそうで
6月半ばまでしか獲れないとのこと。
少し買って食べてみたいところだったけれど
昨日の夕食~朝ご飯でお腹いっぱい。
お寿司のために隙間を作らなくてはならないから
断念しました。買って帰りたかったな~。





回る鰊と鰈

お魚屋さんの店先で高速回転。
早く脱水できるのかな?
飛んでっちゃいそうだけど(笑)。




かねとも寿司

平日にも関わらず11時前に出向いたら既に行列。
暖簾がかかると同時に第一陣が入店し
我々は整理番号を渡されて1時間待ち。
凄い人気ですね。
何でもミシュラン特別版に掲載されたり
いきなり黄金伝説の即日完売グルメで紹介されるなど
様々なメディアで取り上げられているみたい。
Aさん曰く、数年前は地元の人しかいなかったらしいです。
情報化社会の賜物でしょうか。
一旦別荘に戻って爽やかな風を感じながら
ゴロンと寝転んで読書を楽しみ
12時少し前に再びお店へ向かいました。
が…その後も結構待たされた^^;







お品書き

最特上生寿司をオーダーしようと思ったけれど
周りを見渡したところ、もの凄いボリューム。
お腹と相談して特上寿司にしました。






特上寿司

帆立・鮪・鮃・ホッキ貝・甘海老
サーモン・イクラ・鯵・雲丹・蟹・
赤貝と納豆巻・お新香巻。
江戸前というより漁港寿司という感じでしょうか。
ネタは非常に新鮮です。シャリはちょっと柔らかめ。
ホスピタリティは、まあ、アレですが(笑)
これで1,500円はコストパフォーマンス高いです。

2,000円の最特上寿司にはこの他に
蝦蛄、タチかま・鯨・数の子・白身・卵がプラス。
どんだけボリューミーなの^^;

MさんとNさんが最特上寿司をオーダーし
さらに遠方から来たからと
オマケで1貫サービスしてもらってました(笑)。
よって食べきれずに残してしまって
念願の蝦蛄が私の元に…美味しかったです^^



毎日札幌の中央市場まで魚を仕入れにいき
同業者もこぞって食べにくると言います。
厚揚げと並んで厚田を代表する名物になりましたね。


ご馳走様でした!


かねとも寿司
北海道石狩市厚田区厚田35-2
TEL/ 0133-78-2055
営業時間/ 11:00~15:00頃まで(予約不可)
定休日/ 不定休

北海道春便り/別荘でBBQ

2013年06月07日 | 旅(国内)
梅雨入りした本州を飛び出して
春が訪れたばかりの北海道を旅してきました。


座席からは日本海側が見渡せます。
機内誌に掲載されている日本地図と
肉眼で地形を見比べるのが私の楽しみ^^



白馬岳~立山連峰あたりかな?
残雪が美しいな~。


新千歳空港に到着すると
一昨年と去年もお世話になっているAさんがお出迎え。
再会を喜びまして一路石狩方面へ向かいます。
漁師のお家を改築した別荘で
一昨年同様お庭の炉でBBQをご馳走になることに。
しかし、道中で炊事班を仰せつかり
密かにプレッシャーを感じていた次第です(笑)。


まずは買い出し。



スーパーでお買い物をしましたが
魚貝類の種類が乏しいので
Aさん曰く三流のお店へ向かいます。
お店の向かいに立派な佐藤水産直売店が有り
それと比べると全てが三流なんだとか。
でも私はその三流に大興奮^^















萌えた…




ウェルカムドリンクは自家製梅酒サワー。
Aさんお手製のウッドデッキでまったり。
少し肌寒いけれど乾いた風が心地よいです。



さて、キッチンスタジアムへ向かいますか。




黒ソイ

これを捌くミッションを与えられました^^;
根魚だから身が柔らかいのに骨が硬い。




黒ソイのお造り(私作)

何とかお造りになって、ホッ^^;
ツマなどを作ってたら時間が無くなり
副菜類はAさん自らが腕を振るって下さいました。




山独活の皮きんぴら(私作)

山独活はAさんご夫妻が採取して下さったもの。
独活の芯は酢味噌和えにしました。
北海道は山菜のシーズン真っ盛りです。




蕗の煮物(Aさん作)

こちらの蕗も採取していただいたもの。
北海道には蕗が雑草のごとく生えてます。
本州でいうとヨモギ並に。いやそれ以上。
あっちこっちで採り放題^^




ジャコとゴーヤの炒め物(Aさん作)

ビールが進む味わいです^^



ジンギスカン(Aさん作)

北海道と言えば、ですね。
かなりの量があって食べきれず
翌朝もいただきました(笑)。




黒ソイの卵の炒り煮(Aさん作)

黒ソイを捌いたら抱卵してました。
しかもその大きさが半端でない!
大人の拳二つ分ぐらい有ります。
どんだけ子孫を残したいんだ…
これを解して炒り煮に。
珍味なので少しずついただきましたが
いくら食べても一向に減らない^^;




水蛸のマリネサラダ(私作)

子供の腕ほどある水蛸の脚で
カルパッチョを作りました。
これ、かなりの大皿ですが
当日はここまで辿り着くことができず
翌朝の朝ご飯にまわりました。
もう少しハッキリとした味にすれば良かったな。




BBQ食材

こんなに食べられるのでしょうか…





厚田名物厚揚げ

朝一番に行くか予約しないと
品切れ必至の厚揚げです。




一昨年も感動した美味しさ。
ジューシーでお豆の味が濃く
大きいけれどペロリといただけます。
でも、これでかなりお腹一杯に…


他にもいろいろなお料理がありましたが
焼いて食べてお喋りしていたら
写真など撮る暇無し。
予想通り、かなり残ってしまいました。
だって、10人の中で私が二番目に若い。
平均年齢からしてあと10人の応援が必要な量でした。
お酒は足り無くなった…というのが
メンバーを象徴づけていますが^^










日本海に沈む夕日

自然が魅せるショータイム。
しばし心を奪われました。



日没しても炉を囲んで宴は続く…
何と火種はビーチに流れ着いた流木。
これ、売ると高いんだよね、という話が出
みんなで商売にしようかと盛り上がる。
この日のメンバーは実業家のAさん、
プロカメラマンのMさんとお弟子さんのKさん、
ディレクターのNさん、CGクリエイターのSさん
ギャラリーオーナーのHさん、
そしてぺーぺーのライターである私。
役者が揃ったではないか…と子供のようにはしゃぐ面々。
どうなるんでしょ?(笑)



春が訪れたとは言え
石狩の夜は非常に寒いです。
膝まであるダウンコートをお借りしなければ
低体温症で倒れていたかもしれません。
北海道を舐めちゃいかんですね^^;
またまたお恥ずかしい大失敗で
失笑を頂いたりしましたが(涙)
何とも楽しい夕べでした。



Aさん、皆さん、ありがとうございました!



春の味覚いろいろ

2013年06月02日 | 和食
毎週のようにお出かけや旅が続き
おうちご飯の記事がアップできませんでした。
ブログを始めた動機から完全に逸脱してる昨今。
と反省しつつも、明日からまた北へ旅立ちます^^;


お出かけしていない日は
基本三食作っておりますので
特筆したいもののみ抜粋いたします。




手巻き寿司

何年ぶりでしょう?
自分で調えるのは非常に稀です。
なのに手巻き寿司フルセットがある我が家。
姉の引っ越し時に押し付けられたものです。
回転台がついているので箸でつつくとネタが逃げる(笑)。
鮪やサーモンなどはなく鮗、蛸、鯵などの近海ものや
お野菜が中心の手巻き寿司です。
海苔は初摘みの特選金印を使用。
海苔と醤油が不味いと台無しですからね。
ご飯うっすら具メインで日本酒が進みました。




山菜に魅了された晩餐をご紹介。



山菜のサラダ

長野の村でいただいた一品をオマージュ。
コゴミ、独活、生木耳、赤ミズなどなどを
茹でたり酢水に晒したりして自家製ポン酢で。
美味しいんですよ、これが。




鴨ロース合焼き

鴨が半額だったので^^;
白ネギはシーズン終了してるから美味しくないな。
やっぱり野菜は旬のものを求めなくては…




豆ご飯

初夏のご馳走ですね。
私は炊き込まずに蒸らし時点で投入。
お豆には淡口の出汁醤油で味を含ませてます。



美味しいですよ~。





出汁巻き

山三ッ葉を一枝入れてます。
なかなか美味しくできました♪





新茶の天ぷら

お茶どころ静岡の道の駅で
新茶の茶葉を購入しました。
そのままでは苦くて食べられないのに
天ぷらにすると甘みが現れるから不思議。





新茶と桜海老の天ぷら

同郷同士の組み合わせです。
名コンビだと思いますよ。
衣はごくごく薄く仕上げるのがポイント。





会津若松の穂多瑠さんから
木の芽が届きました^^
ありがとうございます!




花山椒もついているわ♪




女将さんのレシピを参照しながら
会津若松を代表する郷土料理
鰊の山椒漬けを漬けました。
木の芽をブーケほどいただいたので
大盤振る舞いセレブ使い(笑)




重しをして1週間以上経過

非常に美味しくできました^^
いつかこの場でご紹介しますね。
これは病み付きになるお味。
穂多瑠さん、改めてありがとうございます!





浜防風

そう編集部のKさんにいただいた
天然物の浜防風。
お造りなどのあしらいに用いられますが
現在出回っているのは栽培ものがほとんど。
乱獲されて天然物は風前の灯だそうです。
保護している方にいただいたとのことで
ありがたくも私めに譲って下さいました^^




鳥貝と浜防風

大好きな鳥貝のあしらいとして。
芹のような独活のような柑橘の葉のような…
野性味溢れる緑の味がします。
同じく鳥貝と和えてヌタにもしましたが、
その方が浜防風の持ち味が上手く表現できたかな。
写真は手ぶれがひどいので割愛します^^;
Kさん、貴重な野草をありがとうございます!



久々に母と姉が訪れたのでディナーを用意。



鰯のベッカフィーコ・ジャポネーゼ

シチリア料理を和の素材でアレンジ。
本来はフィリングにオレンジや松の実、レーズン、
パン粉、イタリアンパセリやオレガノ、大蒜等を使いますが
オレンジを八朔に、ハーブを木の芽に
松の実を信州の山胡桃に変更。
鰯の開きにナッペして巻いて焼き上げます。
二人にも評判が良かったです。





鮎の香りクリームソース

こちらも長野の村でいただいた一品から
インスパイアされて作ったものです。
ってか、ほとんどパクリ^^;
鮎は水コンフィというかポッシェというか…
塩してハーブとともに長時間水煮してあります。
ソースには野蒜を使いたいところでしたが
不可だったので茗荷と山三ッ葉を使用。
脂肪分が高いクリームに香草と塩だけ、ですが
クリームを少し泡立てた方が
鮎のポッシェに絡みやすかったかな、と反省。





めむろ牛のスネ肉赤ワイン煮込み

赤ワインでマリネしたスネ肉を
香味野菜とともにじっくり煮込んでいます。
フォンドボーは入れてないので酸味強めのアッサリめ。
突然決まったディナーだったので
その辺はご勘弁くださいと言うことで。




シニフィアン・シニフィエのパンペイザン

母がいたく感動していました^^
だって私の大好きなパンですもの♪



とまあ、こんな日々を送っておりました。
春から初夏は食材が豊富なので
イマジネーションが膨らんで料理も楽しいな。
明日から出かける北の大地では
色白美人のアスパラちゃんに出会えるかしら。
楽しみ楽しみ^^