おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

越前蕎麦 手打そば 竹うち

2013年06月20日 | 蕎麦
既に発行いたしました季刊誌「そう」で
蕎麦屋さんのコラムを書かせていただいています。
今号は岡崎の「越前蕎麦 手打そば 竹うち」さん。
細かいことは是非本誌にて読んでいただきたいですが
取材時にいろいろ興味深いお話が伺えて
尚更ファンになってしまった次第です。
大将も「東海こだわりの蕎麦処」を執筆された
大川氏よりも深いお話ができた、とおっしゃって下さり
蕎麦好き、ライターとしては嬉しい限り^^
発行を目前にしてお礼を兼ねてお邪魔してきました。





手打そば 竹うちさん



正午近くにお邪魔したので
大将へは帰り際にさらりとご挨拶をしようと
何も言わず席に着きました。
夏場とあって温かいメニューはお休み。
なのでまずは生粉打ちからいただきます。



生粉打ち

蕎麦粉十割のお蕎麦です。
この日は福井丸岡の在来種。



竹うちさんは季節や状態によって
蕎麦粉を変えたりブレンドなさいます。
この日は丁度福井丸岡に変えたばかりだったそう。
栃木から移行するタイミングだったみたいです。
ご丁寧に後ほどメールでご説明いただきました。
今まで竹うちさんでいただいたお蕎麦の中で
一番濃い色合いに感じます。
そしてその見た目通り濃い香り。
味わいも準じて濃厚です。
いつものモチッとした感じとは異なり
シャープな歯ごたえが印象的でした。
大将曰く、まだ製粉に納得がいってないとのこと。
私には十分美味しく感じましたが
流石プロは微細な違いにまでこだわるのですね。
これからの季節、蕎麦粉がヘタレていく時期ですが
福井はいい感じに熟成が進んでいるようですよ~♪





越前おろし蕎麦





こちらは二八で栃木の蕎麦粉使用。
契約農家から直接仕入れています。
生粉打ちと比べ穏やかな甘い香りと
食べ進めると深みを増す穀物の味わいが楽しめます。
こちらは凛としたファーストインパクトの後に
モッチリと歯を押し返す食感が得られます。
どちらかというと、こちらが竹うちさんのイメージかな。





おろしの汁

辛味大根は初夏辺りが旬。
冬は甘くなってしまって辛さが出ません。
お邪魔した時は旬に入りかけていたからか
爽快な辛味を味わうことができました。
美味しいなぁ。




蕎麦湯

蕎麦湯は打ち粉で味が決まります。
しかし殆どのお店は製粉された打ち粉を仕入れて使用。
それでは美味しくないからと竹うちさんは自家製粉。
だから蕎麦湯も美味しいんです。
ナチュラルな蕎麦湯は沢山飲んでも飽きません。
だから湯桶で頂いた分、全部飲み干しました(笑)。



大満足してお会計をしようとレジへ進むと
大将は私がお邪魔していることに
気づいていらっしゃったみたい^^;
取材のお礼をお伝えして感想を述べ
途切れることなくお客様がいらっしゃる
お店を後にいたしました。






その後は岡崎城のお膝元にある
歴史ある銭湯で取材。
こちらも楽しかった!



帰宅すると先ほど説明した通り
大将からお蕎麦のご説明メールをいただきました。
お蕎麦への情熱と飽くなき探究心に脱帽です。
またお邪魔させていただきます。
ご馳走様でした!


越前蕎麦 手打そば 竹うち