おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

つぶ食いしもと

2014年09月28日 | お出かけ
雑誌「そう」の取材で
「つぶ食いしもと」さんへお邪魔しました。
今回の取材ターゲットは「雄山火口(オヤマボクチ)」。
そちらに関しての詳しいことは本で書きますので
今回リポートするのはそれ以外のお食事など。

つぶ食いしもとさんは
浜松市天竜区水窪にあります。
豊橋から片道2時間。
あそこを政令指定都市内と称すのは
いささか…いや、大いに無理があると思う。
多分、水窪の人達は(若者は別として)
自分たちが浜松市民だなんて
これっぽっちも思ってないと思いますが…
今回のメンバーは
カメラマンの綾乃さん、ライターの私。
そして食べることを主な目的として
編集長ご夫婦と明里さんもご同行(笑)




高黍

つぶ食いしもとさんは
この地に根付いた雑穀文化を伝えるお店。
完全予約制で女将さんが全て手作りします。
味噌や醤油も拵えているんですよ。
昔の家庭では当たり前のことかもしれませんけど。



雄山火口の葉。
今が摘み時だそう。




こんな風に繊維がびっしり。
これを蕎麦のつなぎにするのです。
これ以上は本でご紹介…




可愛いお花

名前を聞いたけどすっかり忘れました。
食べ物のこと以外は右から左です。




高速カット!!!

目にも止まらぬ早さで蕎麦を断つ職人さん。
これは雄山火口を入れてない蕎麦です。
入れるとこんな風には切れないのです。




雄山火口フリーのお蕎麦

細打ちでしなやかなお蕎麦ですよ。
蕎麦汁も甘さの無い江戸前の味わい。
雄山火口の蕎麦と食べ比べましたが
スタンダードなお蕎麦も美味しいです。





餅粟ドレッシングのサラダ

粟をお粥状に火入れすることで
自然な粘りが出て野菜に絡みます。
市販のドレッシングも
増粘多糖類とか使わずに
穀物を利用すればいいのにね。




手作り蒟蒻の山胡桃和え

女将さん手作りの蒟蒻を
地元の山胡桃で和えています。
蒟蒻は一度凍ませると
しっかりタレと馴染むそう。
これが優しくて美味しいの^^





水窪じゃが芋の炒め煮

水窪は耕作地が少なく土地が痩せているため
雑穀・蕎麦・芋等を主食にしてきた歴史を持ちます。
同じ浜松でも三方原などは
大きなじゃが芋をボコボコ産しますが
この辺はそんなに都合良く育たず
端っこの小さな芋まで大切に食べたそう。
これも小芋というわけではなく
ここまでしか育たなかったお芋さんです。
油でじっくり炒めて煮ることで甘みが増し
貧しい食べ物なんてことを微塵も感じさせない美味さ。
有り難いです。




伽羅蕗・刺身蒟蒻・粟ケーキ




粟ご飯

粟がモチモチしていて
冷めても美味しいんです。




茗荷の梅酢漬けと大根の漬け物

茗荷と梅酢って本当に相性がいいわ。




天ぷら

薩摩芋・南瓜・四角豆
五加木・雄山火口・高黍の春巻き

雄山火口は紙を食べているみたいだった(笑)
ウコギの天ぷら、美味しいな~♪


お蕎麦も3人前ぐらい平らげましたが
植物性のものしか食べてないし
野暮な甘さがない料理ばかりだから
食後感がいいし胃もたれしない。
全て美味しかったです。
ご馳走様でした!




奥三河と天竜は
前日の大雨の影響で
豊川も天竜川も上流は大増水!
いつもと違う荒々しい表情でした。



オマケで翌日の出来事・・・




千両さつま芋

先日取材で芋掘りした紅あずま。




鬼饅頭にしましたとさ。

詳しいことは12月初旬発行の「そう」
キーワード「千」でご紹介します^^



さて、明日から毎年恒例の韓国に行ってきます。
仕事が山積みのまま渡航しますので
向こうでも当然のごとくお仕事します。
お仕事関係社の皆様、ご心配なさらぬよう。

行ってきます…

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