おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

フラスカティで記念日ディナー

2011年03月17日 | お出かけ
昨日は我が家の誕生日…
といっても二人だけですが、
偶然?運命?の出会いを記念して
奮発ディナーを味わってきました。

ところは私が愛して止まない「フラスカティ」さん。
シェフの人柄と料理にべた惚れしているので
きっとシェフの失敗作を出されても
「美味しい」と手を叩いて喜ぶでしょう(笑)。
奥様とパティシエールさんの温かい応対も大好きです。

期待のあまりに昨日の朝は5時から目が覚め
iPhoneでシェフのブログをチェックしながら
コースにしようかアラカルトにしようか幸せな懊悩。
仕事中も気がつくとそちらに意識がいってしまい
やることやって、そそくさと退散してきました。
結局結論は現地で出すことに。


コースも魅力的でしたが
パートナーのために「フラスカティ」さんの王道メニューを頼もうと
アラカルトを選択しました。
1プレートがボリューミーなのでシェアしていただきます。





バーニャカウダ

このソースは誠に絶品。
ニンニクを牛乳で茹でこぼして
アンチョビとオイルで作っているだけですよ~
と以前作り方は聞いたけれど
きっと素材選びから違うのでしょう。真似できない。
野菜は、里芋、コールラビ、フィノッキオ、ビエトラロッサ
パプリカ、胡瓜、紅芯大根などなど、
コールラビ、フィノッキオ、ビエトラロッサは
きっと「ファットリア葦毛の里」さんのなんだろうな。
留森さんと近田さん、元気かな~。



パン

天然酵母を自家で起こして焼いています。
生半可なパン屋さんより格段に美味しい。
2回おかわりしちゃいました。



牛肉のカルパッチョ

これも定番ですね。
以前取材でいただいて感動した逸品です。
牛肉やパルミジャーノは当然のことながら
オイルもとにかく良質で旨い。
ルッコラのセルバチカ種も辛味が心地いい。
素材全てがお互いを活かし合っている。
我々もかくありたい。



生ハムとバルミジャーノのパッパルデッレ

自家製の幅広パスタ・パッパルデッレに発酵バターをからめ
パルマのプロシュートとパルミジャーノを惜しげも無くトッピング。
悶絶しそうなほど美味しかったです。



パルマ豚のビステッカ

プロシュートになる道を選ばなかった
パルマ産黒豚のステーキです。
やんばる豚のローストと悩んだ結果
パートナーの一声で決まったメイン。
赤身部分もさることながら
脂部分がきめ細やかで甘い。
口の中に肉のジュースが広がる感じ。
前に頂いたやんばる豚も最高に美味しかったけど
パルマの豚も極上の味わいです。
きっとパルミジャーノ作りで出たホエーを
しこたま飲んでるんだろうな。
肉が甘いもん。ほんとに。

最後はデザート。



栗のジェラート

ピスタチオのジェラートと悩んでこっちをセレクト。
ローマで感動したピスタチオを食べたかったパートナーは
「何でそっち?」と不満げでした。
でも食べたら納得の表情。
栗のツブツブと甘やかなコクがヴォーノ!



イタリア風プリン(名前忘れた)
とアマレットのジェラート

スが立った感じが母のプリンを彷彿させる(笑)。
見た目通りの懐かしい味わいです。
でも素材の力が強いのか濃厚。美味です。
ジェラートはまさに「杏仁豆腐」の味。
杏仁=アーモンド=アマレットですからね。
さっぱりとして官能的な味わいでした。


パートナーは最後にコーヒーで〆。
これも一口もらったけどロースト加減抜群で美味しかった。
私は何で〆たかって?
それはやっぱりグラッパでしょう^^

あ、そうそう昨日のワイン。



ピエモンテのマイナー品種
「ルケ」という品種を使った赤。
前訪で感動したワインを再び。
たまたまインポーターさんが譲ってくれて
あと数本しか無いんですって。
今度お邪魔した時はきっと無いだろうな~。
花と蜂蜜の香りが鼻腔を満たし、
甘さとタンニンが絡み合って舌上を駆け巡る。
幸せをワインで表現したらこうなるだろう、という味わい。
ハンドルキーパーのパートナーは香りを楽しんでました。

奥さんが「残ったら持っていって下さいね」
とご親切に言って下さったが、その必要はありませんでした。
オープニングの白ワイングラス、ルケ1本
グラッパで〆ちゃった訳ですから。
大酒飲みはお金がかかるわ…

シェフと「そう」の新刊についてお話し
広告を入れて下さったことにお礼を述べ
公私ともに幸せな夕べでした。
美味しい食事に感謝!
素敵な出会いに感謝!
そして私の最大の理解者に感謝です。

普通以上の幸せが得られることに心から感謝しています。


フラスカティ

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