おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

そば切り 來輪(くるり)

2019年09月01日 | 蕎麦
もう9月になってしまいました。
朝夕には秋の気配も感じますね。
盛夏のうちはタオルケットすら必要とせず
自分の体温で敷布団が熱くなったら
少しでも冷えた面を探して
ゴロゴロと動き回っております。
そんな寝苦しい日々も終わりが見えてきました。
この癖?性質?は幼い頃から変わりません。
幼い頃は全裸かつ廊下で発見されたものです(笑)


さて、晩夏の挨拶はこの辺にいたしまして
今年の2月に遡ります。
淑女会如月の章の前日、
四国の関所である「酒甫手」さんのイベントに参加しました。
ぼたん鍋と燗酒を楽しむ会の趣旨に従ったところ
思う存分楽しみすぎて写真なしです(汗)
その翌日、高松に別れを告げて瀬戸大橋を渡り
淑女会まで時間がたんまりあるものですから
岡山で途中下車いたしました。


バラちらし、ぶっかけうどん、カキオコ
と色々候補が頭に浮かびますが
口と胃が欲しているのは「蕎麦」。
とは言え土地勘があるわけでもなく
ネットを頼りにお店探し。
写真情報から精査しましたところ
ハンサムな蕎麦が目が止まりました。
この見た目に間違いはないと確信し
いざお店へ。



そば切り 來輪

市内電車の西大寺町駅から徒歩ですぐ。
ノスタルジックな設えですね。
かつてはわが町の商店街でも
こうした凝った外壁装飾を見たものです。

センスの良い暖簾をくぐりますと
内側はリノベーションで大変洗練されています。
席に着くとお店と同様の雰囲気を持つ
素敵なマダムが出迎えてくれました。
良い予感しかしませんので
お酒をいただくことにします。



白老若水純米酒 しぼりたて生

オススメをお願いしたらこれが登場。
岡山で地元愛知県のお酒に出会うとは。
若水は愛知県で生まれた酒造好適米第一号。
栽培が難しいため
忘れられつつある品種です。
普段はあまり生酒を飲まないし
冷酒も飲まないのですが
この一本は冷やでもヒネた嫌味がなく
温度が上がっていく変化もなかなか。
昼下がりの一合にはちょうど良かったです。



蕎麦味噌でちびちび



にしん棒煮

丁寧に炊かれたにしんと酒をいただくと
ゆるゆるに心が解きほぐされます。
大人になって久しいですが
「大人で良かった」と思う瞬間。
薬味のネギも立派なおつまみです。
美しいネギ切りの仕事ぶりが
蕎麦への期待を助長してやみません。




細切り蕎麦

美しいビジュアルです。
そしてビジュアル通りの味わいでした。
細打ちですがブツブツ切れたりせずしなやかで
鼻を近づけると蕎麦のやわらかな香りが立ち上ります。
口に含んで噛み締めると上品な甘さが広がり、
喉の奥に消えていくときには素朴な余韻…いいわぁ。



薬味も◎



居心地の良い区間と
いい意味でさっぱりとした接客。
大満足でございます^^


お店の印象は花マルなのですが
私が蕎麦を啜っているときに入店したお嬢さんの
ヘアスタイリング剤の臭いがキツくて
頭がクラクラしてしまいました。
お席は5メートル以上離れているんですけどね^^;
人工香料を一切断った生活をしているので
洗剤やトイレタリー系の香料が非常に厳しい。
しかも日を追うごとに嗅覚が研ぎ澄まされているようで
かなり遠隔からのタバコの臭いとか
側溝(ドブ)から漂う生活排水の匂いとか
たまりません。倒れそうです。
昔ながらのドブの臭いならまだマシ。
最近はドブや川から柔軟剤の臭いがします(涙)
海へつながる生活排水。
お魚や海藻は大丈夫なのでしょうか?

ちなみに昨夜友人に

「10メートル離れたところから思春期男性の存在がわかる」

と告白したら


「犬だ」

と言われましたw
ライターをやめたら警察犬になろうかしら(笑)


美味しいお蕎麦に出会えて幸せだわ。
また機会があったらお邪魔します。
ごちそうさまでした!



くるりさんの近くにあったお店

非常にニッチなお店だわ(笑)


淑女会如月の章へ続く…

2 コメント

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Unknown ()
2019-09-05 07:57:32
まぁ、その犬並みの嗅覚があってこその店選びなのかも知れませんよ。
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Unknown (mie)
2019-09-16 15:36:36
〼さん
犬並みの嗅覚に恵まれると生きにくい世の中です(涙)
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