おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

秋のフラスカティ

2013年10月26日 | お出かけ
久々にフラスカティさんへお邪魔しました。
しばらくご無沙汰しちゃってましたが
シェフもマダムもAさんもいつも通りの笑顔。
足を踏み入れてその笑顔に触れた途端
ブランクを感じなくなるから不思議です^^



秋の便り満載のアラカルトメニューを眺め
長時間悩んでようやく本日のお品書き決定。
コースにすれば良いのですが
ついアラカルトメニューで頼みたくなっちゃいます。




鱸のマリネ ナポリ風(だったっけ?)

サッと湯引きした鱸を
良質のオイルとレモン、
アンチョビ、ニンニクでサッと和えたもの
やや肉厚の鱸が抜群の火入れです。
酸味のある媚びないトマトや
ルッコラ・セルバチカの辛味もいい。
個々の美味さはもちろん、
合わせたときのバランスが素晴らしい。

ワイン棚にDAUROのオリーブオイルが置いてあり
「ノベッロ(=初摘み)」のシールが貼ってあったけど
これに使ったオイルはノベッロなのかな?
ヘンな青臭さや刺すような辛味がなく
ジューシーで美味しかったなぁ。




炭火焼天然鰻

産地を聞忘れましたが天然鰻。
肉厚で弾力があり、臭みはありません。
これから冬眠に入る鰻は
皮が黒くなって硬くなると言いますが
炭火で香ばしく焼き上げた様子は絶妙。
下に敷いてあるピュレがあまりにも美味しいので
マダムに尋ねてみたところ
根セロリとじゃがいものピュレだそう。
ややもすると粉臭く野暮ったくなるじゃがいもを
根セロリがいい具合に丸めて爽やか。
付け合わせのミニ玉葱(ペコロスより大きい)の
丸焼きも甘くて瑞々しくて美味。


グラスで白ワインを2杯頂いた後
赤ワインにシフトします。



Vigna San Bartolo '05

マルケ州の赤でシェフも大好きだと言う一本。
モンテプルチアーノ75%カベルネソーヴィニオン25%
香りは非常に華やかで蜜のようなアロマ。
口に含むと適度な酸味と熟した果実味が広がりました。
時間の経過とともに
特徴的な味や香りが調和していきます。
最初から最後まで変化で楽しませてくれる一本。
いいワインでした。




フレッシュポルチーニと雉子のパッパルデッレ

旬のフレッシュポルチーニがプルンプルン!
香りと凝縮されたアミノ酸が炸裂してます。
咀嚼して飲み込むのが惜しいほど美味しい…

歯ごたえと旨味のある雉子は養殖とのこと。
シェフご一家が高知の農家民宿で休暇を楽しんだ際
この養雉場にも訪れたらしいのですが
山奥で半野性的な育て方をされてたといいます。
身体もガッチリ骨太筋肉質だったそう。
なるほど、噛み応えとミネラル感は
その育て方が由来なのですね。

相変わらずモチモチで
粉の香り豊かな手打ちパッパルデッレと
惜しみなく振り掛けられたパルミジャーノも美味。





仔羊のロースト

ミントバターを表面に塗りまして
じっくりロゼに焼き上げられた塊肉。




素敵な断面♪

羊臭さは感じませんが
羊の存在感はしっかり感じます。
北海道は女満別の
綿羊農場から取り寄せているそう。
美味しいなぁ。




付け合わせの茄子

チーズとトマトで焼き上げられ
これまた主役級の美味しさ。




白インゲン豆

トスカーナで訪れたリストランテでオーダーした
ビステッカ・フィオレンティーナの付け合わせ
白インゲンのフィアスコ煮を思い出すなぁ。





落花生のジェラート

今旬の落花生を使ったジェラート。
っていうか、落花生そのまま!
生ならではのフレイバーが効いて
コクがあるのにしつこくなく美味。
確か昨年も頂きましたが
ピスタチオと並んで大好物です!



コーヒーも美味しく、
全てにおいて満足でした。



帰り際にご挨拶へ伺うと
シェフが2枚のプリントを
おもむろに渡してくれました。
フラスカティの名の由来や、
普段は聞くことのできない
マダムやAさんのこぼれ話やウラ話。
楽しい「月間フラスカティ」でした。
現在2号まで発刊されてますが
3号も読みたくなってしまうではありませんかっ!
それが作戦かしら^^;

また一生懸命働いて伺いますね。


ホントにホントにご馳走様でした!

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