信州戸隠山御門前蕎麦処 うずら家

蕎麦好きとしては巡礼しておかなくてはならない
戸隠へと足を運びました。
いわゆる新蕎麦の時期ではなく、
この時期が戸隠にはふさわしいよう。
新蕎麦が熟成して最も美味しくなる厳寒期に
石臼で製粉して氷温冷蔵することで
糖化して甘み、風味、食感もよくなるそうです。
スミマセン、後から知りました＾＾；





訪れたのは戸隠の名店「うずら家」さん。

修験の場である戸隠山の御門前にあります。
山岳信仰で栄えた戸隠山には多くの修験者が訪れ、
彼らが携行食として持ち込んで以来
この地に蕎麦が根付いたそうです。




メニュー





野沢菜

フレッシュな野沢菜です。
こんなに「菜っ葉」的な野沢菜、初めて！
ちょっと感動しちゃいました。




山の幸盛り合わせ

鴨ロース
ラディッシュ
醤油の実と山芋
菊花蕪
青菜の数の子和え
蕪のクリーム煮
零余子と里芋衣被ぎ
干し柿のクリームチーズサンド

中には地元の奥様方が開発した
アイデアレシピ的なものもあり
やっちゃった感もありましたが
山の幸をシンプルに調理したものは美味しかったです。
料理を誇らしげにご説明してくれた
パートさんの満面の笑みが忘れられません（笑）
あのお母さん作のおかずも入ってたのかな？





ざるそば

黒姫山産の霧下蕎麦だそうです。
小千谷のへぎ蕎麦のように
一束ずつ盛ってあるのも特徴的。
香りは非常に穏やかだけれど
食べ進めるうちに口内で重なり
印象がどんどん強くなる感じ。
そしてこの食感、喉越しは秀逸！
中太麺でしなやかなんですが
もっちりとした弾力で歯を押し返します。
氷温で糖化したと言うだけあって
上品な甘さもたまりません。
かなり好みです。美味しいです。





蕎麦汁と薬味

節が効いた蕎麦汁は野暮ったくなく
辛汁で蕎麦に良く絡み相性良し。
昆布と3種の節でとった出汁は
3日ほど熟成させているみたいですね。
手間暇掛けていただいて恐れ入ります。




蕎麦湯

サラリとしたナチュラルな蕎麦湯。
蕎麦汁に注いだところ
上品なお吸い物のようになりました。




開店直後にお邪魔しましたが
あっという間に満席になりました。
駐車場には県外ナンバーも多かったです。
この美味しさなら頷けます。
戸隠蕎麦の大ファンになってしまいました。
今度は戸隠蕎麦ツアーで来なくっちゃ。


ご馳走様でした！



信州戸隠山御門前蕎麦処 うずら家


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