陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

竹島近海の放射能調査は、単独で行うべし

2006-09-12 21:31:53 | 竹島問題
 外務省から、また、とんでもない話が出ている。
-----------------------(引用開始)

放射性廃棄物投棄の海洋調査、日韓共同で10月に実施

 谷内正太郎外務次官は11日の記者会見で、旧ソ連、ロシアによる日本海への放射性廃棄物投棄の汚染状況に関する海洋調査を、日韓共同で10月中に6地点で実施すると正式に発表した。

 調査は、日韓双方が調査船を同じ地点に向かわせ、互いに相手国の調査員を同乗させて行う。取得したデータは交換する。

 6地点のうち、3地点は日韓双方が主張する排他的経済水域(EEZ)が重複している海域内だが、残る3地点は日本側EEZ内。韓国側が「海流の流れをさかのぼって調べる必要がある」と主張し、日本側が承諾した。

 日本はここ約10年間は、放射能調査を単独で実施してきた。今回の合意では、共同調査を認めた上に、韓国側EEZ内では共同調査を行わないなど、韓国側への配慮が目立つ内容。日本政府筋は「ポスト小泉の新政権発足早々、日韓が衝突する事態を回避するため、譲歩した」と説明している。

(読売新聞) - 9月11日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060911-00000212-yom-pol

-----------------------(引用終り)

 外務省の仕事マニュアルには、韓国と交渉する時、必ず譲歩するようにと書かれているのか。7月上旬には、韓国が勝手に調査を行っているが、外務省はそれを阻止しなかった。今回は従来の慣例を破って、我が国が単独で10年以上続けて来た調査を、韓国と共同で行うように方針を変えると言う。

 これを発表した矢内正太郎と言う団塊世代の事務次官、4月の調査案件でもソウルまで出掛けてお粗末ぶりを曝していたが、この男は全然外交が分かっていない。前回もそうだったように、今回も外務担当者はソウルで酒でも飲まされ、足して2で割ろうなどと酔払いながら韓国側と談合していたのだろう。

 たかが調査案件で目くじらを立てるなと言われそうであるが、<先延ばし>と譲る事の積分で問題が解決するのであろうか。ここは、席を蹴って話し合い打ち切りとし、堂々と予定通りの調査を行えば良い。対象海域は日本のEEZ海域では無いか。

 今後、様々な竹島に関する案件が共同調査、共同管理等の名目にされ、竹島をなし崩しに奪われて行くのを恐れる。韓国は、「ごねてやれば、日本は必ず譲歩する」と思い込んでいる。そのようにさせているのは、外務官僚なのである。

 何故、麻生太郎外相はこうした動きにストップを掛けないのか。それこそ、政治家の仕事では無いか。4月の水路調査中止の件、7月の韓国が無断調査した件と合わせて、外相は竹島問題に無関心と断ぜざるを得ない。麻生外相の本音を聞きたいと思う。

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