我が国は「スパイ天国」と言われ、世界各国の諜報員があまり制約を受けないで自由に活動している。防諜は国防の重要業務であり、国内外のスパイを取り締まることの意義は、今更言を俟たない。近隣周辺国との関係が次第に悪化している昨今、国家機密の漏洩は未然に防止しなければならないのだが、国会議員の関心は極めて薄い。
1985年、中曽根内閣時代に、自民党の有志が議員立法で「スパイ防止法」を衆議院へ提議した。 . . . 本文を読む
特定秘密保護法案は、衆議院の賛成多数で議決され、参議院に送られた。参議院審議が始まったが、その野党の行う議論内容は何とも稚拙だ。何かと難癖をつけ、審議遅延を図っている。
一方、マスコミは口を揃えて、個人の情報収集の自由や表現の自由を侵害すると大騒ぎだが、彼らは本当にこの法律の基本的性格を理解しているのだろうか?左翼思考の強いニュースキャスター達が雁首を揃えて集い、繰り返し公開シンポジュウムな . . . 本文を読む
7年半に亘る占領軍総司令部(GHQ)が残してくれた負の遺産は、今なお生き続けている。その一つが、軍隊不保持を宣言した「日本国憲法第9条第2項」である。<マッカーサーの呪い>の内で最大のものだ。
憲法第9条第1項は、武力あるいは実力による紛争解決を放棄している。これは、ブリアン(仏)ーケロッグ(米)による<パリ不戦条約>(1929=昭和4年)を反映し、国際紛争解決のため戦争を非としたものだ。他 . . . 本文を読む
一川<素人>前防衛相に続いて、資質無き田中直紀防衛相(71)の任命、野田<どぜう>首相の国家観欠落にただ呆れるのみである。国防意識が稀薄な<どぜう>首相、彼を間接的に選出したのは間違い無く国民であり、それは大多数の国民が国家観を喪失している証左ではあるまいか。
田中直紀参議院議員は、2008年まで自民党に所属し、無為にその任期を過ごして来たのだろう。自民党時代、また民主党に移って4年間、併せ . . . 本文を読む
民主党代表選でゴタゴタしている隙を狙うかのように、シナ・中共の漁業監視船2隻が尖閣諸島周辺に現れ、接続水域を越えて領海へ侵入した。先日は、ベトナム海域で中共の艦船とベトナム海軍と間で小競り合いがあったが、中共は隙あらば艦船を派遣して他国の領海へ侵入させる。
それを繰り返して実績となし、領土拡張を虎視眈々と狙っている。時事通信によると
領海線沿い航行後、周辺離れる=中国監視船2隻、10時間半 . . . 本文を読む
東日本大震災で活躍した自衛隊も、福島県を除いて殆どが撤収する。彼等の献身的な努力と貢献には、改めて心から感謝したい。今回の災害派遣で、自衛隊には装備不十分なことが多々あると気付かされた。特に、海上自衛隊の輸送機保有状況である。
下記記事にあるように、海自は国産の民間輸送機「YS11」3機を保有するのみ。同機は、1966年に導入された双発のプロペラ機で、45年間も使用している。これで物資輸送や . . . 本文を読む
自衛隊の強力、かつ適切なな被災地救援活動と、福島第一原発冷却への決死的な作戦には、本当に頭の下がる思いだ。自分の家族が被災者である隊員も多いと聞く。国家と国民の安全を守るとの使命感を持って献身的活動をする自衛官達。体を大事にして欲しい。
. . . 本文を読む
4ヶ月前、尖閣諸島沖でシナ漁船が巡視船に衝突する生々しい映像を動画公開した一色正春元海上保安官、彼が受けた事情聴取状況を含めて詳しい手記を一冊にまとめて公表した。動画公開した趣旨も改めて述べられているが、それは彼が事情聴取を受けていた時に報道された内容と全く矛盾しないものだ。
◎本書の目次 (全214頁)
はじめに
これ、わしがやったんや
中途採用で海上保安官になった
そもそも尖閣諸島 . . . 本文を読む
曇り空の昨日11月13日(土)、庭木の雪囲いを本格的に行った。シルバーセンターの担当者が早朝から手際良く作業を実施、凡そ半分にあたる庭木を丸太と縄で囲い上げた。今日も、昨日同様の作業は続く。来週早々には、初雪の予報があり、紅葉も盛りを過ぎて、既に初冬到来を思わせる風情である。
さて、この日の午後には、「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)の主催する対中抗議集会、「中国のアジア侵略・ . . . 本文を読む
菅首相は、11/8の衆議院予算委員会でビデオ流出を政府の管理不行き届きと認め、国民へ謝罪した。一方で、鈴木久泰海上保安庁長官は、被疑者不詳のまま、警視庁と東京地検に刑事告発し、捜査を進めるとしている。
当該ビデオ資料は、事件が起きてから10月中旬まで石垣海上保安部内では担当職員が自由に閲覧出来たと言う。連帯感の強い海保組織内では有り得ることだ。その間にコピーが行われたとしたら、犯人特定は殆ど . . . 本文を読む
元より国家安全保障と外交に関心の薄い民主党であるが、尖閣問題発生と共に菅<全共闘>政権は外交当事者能力が皆無であることを露呈した。彼等が手を揉み摩(さす)りながら、胡錦濤・温家宝との首脳会談を請い願う姿に浅ましささえ感じる。
「ならず者国家」のシナ・中共と経済交流することが日本の生命線と言う誤解を与えたのは自民党政権である。外交方針の無い民主党政権は、それを踏襲しているに過ぎない。
尖閣 . . . 本文を読む
「APEC直前に、誰かが尖閣ビデオを動画サイトで流すかも知れぬ」など漠然と想像していたら、どうやらそれが現実化したようだ。政府(海上保安庁)が YouTube に著作権侵害で削除要請したら、それらを本物と認めたことになるし、仮にそうしても、多数の人達が既に動画を保存しているから、彼等は繰り返しネットに流し続けるのではないか?
現時点では、6種の動画が提供されており、シナ漁船が巡視船へ衝突する . . . 本文を読む
菅内閣の対中弱腰外交を見透かしたかのように、メドベージェフ露大統領は我が国の国後島を予告通りに訪問、不法占拠を正当化しようとの行動に出た。プーチン首相が大統領の時でさえ、このような暴挙に出なかったのに、何とまあ、我が国も舐められたものである。
日露関係に関する東京宣言(細川/エリツィン会談;1993)で、「北方四島の帰属に関する問題を法と正義の原則により解決する」と謳(うた)い、明らかに領土 . . . 本文を読む
竹島問題を冷ややかに眺めていた我が国民も、尖閣諸島領海侵犯ではヒートアップした。余りにも稚拙で、責任逃れをする菅・仙谷政権に屈辱感を味わわされたためだろうか?
押し付けられた日本国憲法を金科玉条とし、平和ボケに陥った我が国民は、将に茹で蛙状態にあったのだが、尖閣問題で周囲は熱く危険と感じ始めた(ように見える)。この問題に関する国会論戦が熾烈になり、太々(ふてぶて)しい菅・仙谷政権が追い詰めら . . . 本文を読む
5月27日の全国知事会における各知事の立場では、安全保障に関係する基地問題は国家管理事項と言う常識的な考え方に終始していた。先のエントリーで紹介した以外の欠席知事の発言は、次のようである。
「基地は国の問題」が大勢 近畿の知事
2010.5.28 23:18
普天間飛行場の移設問題に関し、27日に開かれた全国知事会で「大阪は負担していない。真っ先に汗をかかなくてはいけない」などと発言した . . . 本文を読む