Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

読書の秋

2011年10月25日 | Weblog

                   

だからと言って普段より特別たくさん本を読むわけではないのだけれど、今シドニィ・シェルダンの「ゲームの達人」を読んでいる。以前Jinさんが”外国人作家の翻訳ものでも肩が凝らなくて面白いものがある”、と言っていたが、彼の好きな作家の中にS.シェルダンが入っていた。

電車通勤の往復は退屈だから必ず何がしか単行本は持ち歩いているけれど、最近は時代小説だけでなく図書館で目に付いた面白そうな本は何でも借りてきて読んでいる^^!

欧米の小説はやはり日本人の書くものと違って何処となく「肉食」の民を思わせる。圧倒的なパワー、野蛮、雑に見えながら一方で繊細な心の内面など、日本人とは一寸異なる発想のような気がする。
たとえば、騙された相手に復讐する場面では、ただ単に殺すだけでは飽き足らず、決して許さず時間をかけて相手が立ち直れなくなくなるまで徹底的に痛めつけるとか、僅か3歳のときに双子の姉が独占欲のために妹を火事に見せかけて殺そうとしたり、我々にはショッキングな場面が多い。

ストーリーの展開は早く息もつかせず次々思いがけない方向に行くので目が離せない。そんなわけでつい引き込まれてしまい、昨日の朝はフッと気付いたら電車は見慣れない駅にいた。
武蔵野線の下車駅を二つも通り過ぎて北朝霞まで行ってしまった。転寝して涎をたらしているよりマシかもしれないが、とんだ読書の秋である^^!