Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

マッターホルン

2010年09月28日 | Weblog
                  

先日、NHK・BSハイビジョンの番組「世界のグレート・サミット」でスイスアルプスのマッターホルンを観た。この牛の角のようにそそり立つ4478mの鋭い岩山はアルプスの峰々のなかでも一際特異な姿で美しい。

スイス側の麓の町Zermattには大むかしスイス滞在中(’75年)に何度かハイキングに連れて行ってもらったので、とても懐かしく思えた。番組では女性レポーターが現地ガイドの助けを借りてマッターホルンに登頂するまでを追ったものだったけれど、あの頃は素人が登れるような山ではなくて、唯遠くから眺めるだけのずば抜けて孤高な山だったはずである。今では一部に登攀補助の鎖まで設置してあって、適切なガイドがいれば誰でも登れるそうである。

とは言え富士山より700mも高い山である。事前の高地トレーニングは欠かせないし、山小屋から早朝出発して昼ころまでには戻ってこなければならないスケジュールだから相当な体力が要る。観ていたら殆んど休憩なしで往復している。決められた時間内に頂上までいけない人は途中から下山させられていた。素人でも・・・とは云っても、やはり生半可な体力では無理だ。やはりこの山は見て楽しむ山で、我々が登るのは高尾山で十分である(笑)

                    

       ☆上の写真はフリー百科事典Wikipediaから借用