Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

AAM伊那

2009年04月05日 | Weblog

Ageless Age Meeting 略して「AAM」、バイク仲間のMOMOさんが名づけた何とも適切なグループ・ミーティングの名前だと(手前味噌ながら)思う。
スズキ・イントルーダー・LC1500とその後継モデルC90を所有するグループ「RLC」に所属する、自分のような大年寄りも、「KARENAIS」という関西の女性ライダー・グループに属する若いマダムたちと、一緒に合同ツーリングが楽しめるように、という思いから名づけてくれた。

AAMが年に数回行われるようになって今年で確か4年目になる。関東勢が関西勢と一緒に走れるチャンスはそう多くない。お互い500キロも離れているから、毎度のことながら一泊しても岐阜や長野辺りが適当な場所となり、今回の宿は長野県伊那市にある蔵の宿「みらい塾」と決まった。

4月4日、土曜日朝5時、MOMOさんといつもの場所で待ち合わせて出発、千葉北ICから高速に乗り湾岸線経由で首都高から東名に出た。土日の高速料金が安なって2回目の週末だが、この時間まだ普段とあまり変わらない。
1時間半ほどで最初の休憩地海老名SAでトイレ休憩と給油。薄陽がさしているのに襟首や足元から入り込む冷気で身体全体が冷える。

海老名からは、次の休憩地を富士川SAに決めて自由走行に移った。相変わらず寒くて身体がガタガタ震える。50キロほど走ったところで又トイレに行きたくなり、足柄SAに入って小用を足した。富士山が目の前にくっきり。写真を一枚撮った。

         

富士川SAでMOMOさんと再び合流、2回目の給油をしてから関西組が待つ豊川ICへ向かった。裾野を過ぎたあたりからようやく身体の冷えが和らいできて、満開の桜も目に入るようになった。

順調に飛ばして予定通り10時までに豊川へ着くつもりでいたが、途中の電光掲示板に三ヶ日で事故渋滞の情報があり、徐々に渋滞が伸びていく。MOMOさんと相談して手前の浜松西ICで高速を降りた。
まだ下道で40キロほどあったけれど、MOMOさんのバイクにはNAVIが装備してあるので、こういう不測の事態では大いに助かる。40分遅れだったけれど迷うことなく豊川の集合場所にに到着した。

KARENAISのメンバーは、既に顔見知りのみぃばさん、AYAさん、それに今回初めてお会いするまきさん、リンダさんの4人。RLCのメンバーはVienaさん、Noryiさん、Tobiuoさん、そしてMOMOさんと自分の5人。挨拶もそこそこにNoryiさんの先導で出発。

気持ちの良いワインディングを満開の桜を見ながら9台連なって走る。相変わらず後から付いて走るだけの自分は、今何処に向かって何処を走っているのかさっぱり分からないまま、ヒタスラ移り変わる景色を楽しませてもらう^^!

途中のレストランでお昼を食べ、2時頃信州新野千石平(道の駅?)で小休止。見上げると怪しい雲行きである。フと見ると、女性軍は迷わずレイン・ウェアを着込んでいる。我々男衆は「・・まだ大丈夫だろう・・・」と皆タカをくくっていた。
再び走り出して30分もしないうちにポツリポツリやってきた。が、そのまま走り続ける。まだ濡れるほどではなかったが、Noryiさんが道の駅に飛び込んで雨具を付け始めた。自分はまだ迷っていたけれど、MOMOさん以外全員が雨具を付け始めたので、諦めて着込んだ。

そこを出て間もなく雨脚が速くなり、ブーツ・カバーをしなかったので靴の中が浸水する恐れが出てきた。幸い給油のタイミングだったため全員ガス・スタンドに入り、自分はブーツ・カバーを、MOMOさんはレイン・ウェアを着ることができた。
それにしても、女性たちの余地能力の高さには驚く!絶妙のタイミングで迷わず雨具を付けた。対する男衆は只単純に迷っているのみで、先が見えてない!次回からカッパを着るタイミングは女性たちにお伺いをたててからにします!

雨で気温も下がり、宿までの道がずいぶん長く感じたけれど、無事今晩の宿「みらい塾」到着。石油ストーブを炊いて濡れた手袋や靴下、ヘルメットを乾かしている間に食事の時間に。
大きな囲炉裏を囲んで9人が座り、女将さん自ら囲炉裏で鮎、納豆を詰めた薄焼き(のようなもの)、くるみ味噌を塗った五平餅などを焼いてくれる。付けあわせのお浸し、蕗の煮しめ、無花果の甘煮、酒かすの野菜汁など珍しいだけでなく、どれも皆美味しかった。
ビールのあとはこの宿お奨めの無印麦焼酎を頂いた。香りがよく微かに甘みがあり、ストレートが良い。お腹も一杯になり、気持ちよく酔ったところで、今度は女将さんの娘さん夫婦が演奏する竪琴とオカリナのアンデス音楽で歓迎してくれた。真に印象に残る夜になった。

        
        
        
        
        

翌日は雨が上がって空が明るい。どうやら降らずに済みそうである。関西組は方向が違うので、我々はMOMOさんと二人だけ宿の前で別れ、復路は中央高速で戻ることにした。宿を出てから20分ほどで伊北ICに到着、そのまま乗って一直線で首都高まで。首都高を含めて全く渋滞がなかったので、京葉花輪ICまで凡そ3時間半。2時半には自宅に戻り、洗車して4時にはバイクを仕舞った。

今回ルート選択と先導を引き受けてくれたNoryiさんと、心和む素晴らしい宿を手配してくれたみぃばさんに特に感謝!
皆さん、次回もまたよろしくね^^!