Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

柴又帝釈天

2009年01月13日 | Weblog

         

今年はまだ何処へも初詣に行ってなかったので、11日(日曜)初めて柴又の帝釈天題経寺へ行ってみた。

京成・柴又駅の改札を出ると、駅前の小さな空きスペースに早速お馴染の「寅さん」の銅像が。像の前は記念写真を撮る人が後を絶たない。

寅さんで思い出すのは、俳優の故・渥美清さんのことで、GMに勤めていた1980年、米国出張の帰りに機内で、私から通路を挟んで2列離れた左の席に座っていた渥美さんをお見受けした。
最初機内に乗り込んだときは気付かなかったのだけれど、付き人の方にひどく丁寧なものいいで話されている声に、「あれっ?」と思って横を見たら紛れもない渥美清さんだった。私が凝っとみていたものだから、気付いた渥美さんがこちらをみてにこっと笑顔をみせてくれた。超有名な俳優なのに、偉ぶったところが微塵もない、気さくな人柄が偲ばれた。

         
         

参道の両側には小さな食べ物屋さん、お土産屋さん、屋台が所狭しと軒を連ね、人の波でごった返している。なるほど、気取ったところがどこにも見当たらない庶民の匂い芬々である。
時間はまだ11時ころだったが、賑わっている焼き鳥屋の匂いに釣られて焼き鳥と枡酒を注文した。陽だまりの店の腰掛に座って一杯やってから寺の境内に入った。

         
         

入り口から本堂まで参拝客の長い列が続いていたので、寺の周囲をゆっくり一周して南大門の方に出たら、本殿の隣りの建物に見学者用の下駄箱があったので、中を覗いてみようと上がってみた。中には何も見えず、周り廊下を伝っていったら期せずして本堂の拝観場所に出てしまった。何のことはない、行列に並ばずに拝観できてしまった。

         
         

題経寺を突き抜けた裏はすぐ江戸川縁で、千葉県側と舟で結ぶ「矢切の渡し」がある。今でも夏は毎日、冬は土日に運行している記念碑的渡し舟であるが、乗ってはみなかった。
人込みを歩き回って大分疲れたところで時計を見たら午後1時。来たときと違う千代田線・金町経由で御茶ノ水から新宿へ出、駅ビルでお昼を食べて帰った。外は寒かったけれど、楽しい一日だった。