まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.74 風の森(前編)

2015-03-20 09:49:33 | ふうけい
おはようございます。前に下街道を大和高田まで走ったわけですが、今回はその続き、この間の休日に御所、風の森方面を走った記録を基に前後編でお伝えしていきたいと思います。



スタートは下街道が横大路と出会う交差点、大和高田の道路元標がある地点から。南に向けて進み国道166号線、近鉄南大阪線を越えて和歌山へと向かう国道166号線へと合流する。この道は国道24号線との重複区間だが、近年国道24号線は京奈和道のほうで名乗られていて、地図上では国道166号線が単独のように表示されている。
南阪奈道の下を過ぎた所の松屋で少し遅い朝食休憩、空腹を満たして更に南へ向けて走ることにしよう。すぐに葛城市に入りここからは国道から分かれて細い道へと入って行く。右手側前方には金剛葛城の山並、奈良市内からでは遠く小さく見える山が、ここでは大きく立ちはだかる様にそびえている。JR大和新庄駅を過ぎてしばらく走ると新町の町並、旧街道の雰囲気が残る風景の中を真っ直ぐ南へと進んで行く。


(新町の町並)

(忍海付近)


脇に常夜燈が立つ橋を渡ると御所の中心に近づいて行くが、この道沿いには古い町並がJR御所駅を中心に繰り広げられていく。五條、和歌山へとつながっていく道、JR御所駅付近の古い町並は気にはなっていたが今までは先を急ぐために通り過ぎていた。今回はちょっと寄り道、この狭い町並の通りを右へ左へと気ままに走ってみることにしよう。


(高札場跡)




(こんな所に今回のキーワードが)

JR和歌山線の踏切を渡り青翔高校の横を通り過ぎる、ここは元は御所高校、朝ドラ、月9にも主演したことがある某女優がここの出身だと知ったのはついさっきのこと。石橋を渡り高田で分かれて以来の国道24号線へと合流する。ここからはしばらく国道を走るが、交通量は多いので気をつけて行かなければならない。
難読地名の蛇穴交差点を過ぎて更に進むと左手側に『ミニボートピア大和ごせ』という場外舟券売場が現れる。海のない奈良県に競艇とは・・・どうせならウインズを造ってくれたらいいのに、と思いながら走ってやがて室交差点。ここは国道309号線が交差する所で、互いに交通量が多い。2年ほど前にこの国道309号線を富田林から千早赤阪村を経由して走ったことがあるが、案の定死にましたわ・・・もう2度と走りたくないと思った。

金剛の山並がさっきよりも大きく目の前にそびえ立ってきた。小殿交差点を左に曲がり古い町並の細い通りを行く。地蔵堂のある交差点を過ぎると目の前には真っ直ぐに伸びる緩やかな上り坂、いよいよ風の森への上りが始まる。坂道は途中でカーブして薄暗い森の中へと入り、そこを抜けると船路の集落へと入って行く。


(小殿の集落)

(船路付近)

道は平坦な区間となり船宿寺の前を過ぎると再び上り坂、今度は急な上りでさすがにきつくなってくる。左手側には車が多く行き交う国道24号線が高い位置に見えてくる、行く行くはこの道と合流するわけだから上りの本番はこれからと言ったところ。そんなきつい坂の途中の畑には案山子が立っていて、そのにこやかでコミカルな表情には疲れた気持ちも和ませてくれる。そして最後のひと踏ん張り、やっとのことで国道へと合流するが旧道はもう少しだけ続き、風の森バス停のある場所で終わりとなる。





たどり着きました、国道24号線で一番標高の高い所がここ風の森峠。ここからは横断歩道を渡って更に坂道を上って行くことにする。自分(一人称)にとっては聖地とでも言うような風の森の風景はこの道を少し行った所。この続きはまた次回へ、と言うことで今回はここまでとしておきます。

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