まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1729 吉野川分水関連巡り・飛鳥川(2)

2022-03-15 08:18:36 | 吉野川分水
よろしくお願いします。
















前回は飛鳥川を稲渕の棚田から石舞台、橘寺方面へと下流に向かって巡ってきました。岡交差点では吉野川分水東部幹線水路から飛鳥川に用水が流入され、この先にある2つの頭首工を経て飛鳥川を挟むようにある2つの支線水路へと導かれていく、その経路についてはもうお伝え済みです。今回は飛鳥川を第二頭首工から巡って行って、橿原市の今井町まで行ってみようと思います、ここでは長い間宿題となっていた案件をやっと終わらせることができることになりそうです。
そんなわけでまずは飛鳥工区第二頭首工、甘樫丘の真横を流れる飛鳥川から分離する支線水路は、更に甘樫丘に近い所をまとわりつくようにして流れていく。飛鳥川は甘樫丘と県道に挟まれた所を流れて甘樫丘東交差点近くに架かる橋の元へとたどり着く、橋を渡った先の道は車やバスが走れる道で、バスは近鉄橿原神宮前駅へと向けて運行されている。一方橋を渡らないで分かれている道は車が通ることができないサイクリングロード、明日香自転車道として橿原市、田原本町を経由して三宅町まで通じている、それではこの自転車道を進んで飛鳥川巡りを進めていくこととしましょう。



















2番目のゾーンの写真は自転車道と県道の両方からの川の写真や走りの向きが逆になってたり・・・つまり別の日に走ったものを合わせて載せているので、風景の順番がちょっとややこしくなっているのですが、巡りの記録は自転車道を川の流れに沿って進んで行く形でお送りしていきます。自転車道を入ってすぐには左手側に飛鳥川、その向こうには甘樫丘、道端には以前巡ったことのある万葉歌碑も見かけます。右手側に見える緑の丘は雷丘、この辺りは「雷」と言う変わった地名、雄略天皇が家臣に雷神を捕えてこいと命じて、その雷神がいたのがこの地だったことからこの地名が付いたとのことだが、雷を捕まえてこいとは何て恐ろしいこと。そんな物騒な地名を過ぎると近鉄橿原神宮前駅へと通じる大きな道が通る所で橿原市へと入る、この辺りは藤原京域に入っているが、川は都城制に区画された町中を引き裂くように北東方向に斜めに流れている。川沿いの道は右手側には天香久山、左手側には畝傍山を見ながら古い町並の中を進んで行く、この辺りは自転車道と言っても市道と一体になっているので車も多く走り気をつけて行かなければならない。

















今では藤原京巡りの定番となっている本薬師寺と藤原宮跡をつなぐ・・・と言うから藤原京で言うと西一坊大路に当たる・・・橋を通り過ぎて道はやっと自転車専用道へ。季節によっては両側に草木が茂った所を通らなければならなく、半袖短パンで走る時は腕や足が枝に擦れて痛い痛いと心の中で叫びながら走らないといけなくなる。だんだん市の中心部に近づいてきて上ツ道と交差すると、道は住宅地に接した所へと差し掛かり道幅はますます狭くなり、町中と言うのに少し寂しい雰囲気の中を走ることとなる。飛鳥川は緩いカーブを描いて国道24号線へと差し掛かる、自転車道も国道を渡らなければならないがここは信号がなくしかも交通量も多いので、向こうに渡るには信号がある交差点まで迂回しなければならない。近鉄橿原線の下を通り過ぎると正面に今井町の古い町並が見えてくる、以前に川の流れとは逆向きに飛鳥川を巡った時にたどり着いた所、その時は川の巡りはここで中断したので、前2回、今回2回と費やしてやっと飛鳥川巡りをつなげることができました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



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