まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1522 河合町をチョイ走り

2021-03-04 07:44:39 | まち
よろしくお願いします。


















今回は河合町を巡って行こうと思います、と言っても河合町ってどこやねん?と、まあ奈良県以外の人ならそう思うのではないでしょうか。奈良県は南半分が吉野郡で、あとの市町村はほぼ北半分の狭い範囲の奈良盆地に密集してある状況、ここでよく取り上げる斑鳩町、安堵町、三宅町などがその中央部に寄り添うように集まっている。日本の町のデータを見ると、面積の狭い町のランキングでは奈良県の町がベスト25の中に7つも入っていて、それが全部隣接していてその中に河合町も入っている。そんな狭い町も平野部と丘陵部では特徴が違っていて、丘陵部は新興の住宅地、平野部は田園風景がひろがるのどかな所となっている、今回はそんな平野部を流れる小さな川をたどりながら巡って行こうと思います。その川の名は写真枚目の看板にある・・・「fuketagawa」と読むのですが不毛だとか老けたとか何か気分が悪くなるような名前の川ですね、何でこんな失礼な名前がついているのかを調べてみると↓↓↓

「「ふけ」は「不毛」「布家」「更ケ」などとも書き、転訛して「ぼけ」と書く例もある。「ふけ池」は湿地に多く、特に周囲に濠がある古墳付近に多く見られる。」

とありました。この場合は湿地、古墳付近と言うのが一番当てはまりそうな感じですが、実際はどうなのでしょうか、行ってみることとしましょう。



















不毛田川は田畑や集落の中を中をくねくねと流れる小さな川、これでも一級河川と言うから川の等級はどういうレベルで決めているのかは本当によく分からないところです。上のゾーンで通り過ぎたのは長楽集落、ここを抜けると田園風景の中、遠くに見える別の集落の向こうには大きな古墳が見えている。前に古墳巡りで取り上げたこともあった大塚山古墳、昨年だったか、埴輪が盗まれて話題になった古墳です、確かタケノコ掘りに来た人が持って帰ったとか、タケノコと思って食べようと思ったら硬かったから後日返しに来たそうです。確かに湿地帯と言った感じの田園風景の中をくねくねと進んで行くと、新しくできた曽我川大橋の前を過ぎて廣瀬神社へとたどり着く。

「奈良盆地を流れる総ての川の合流地点にあり、若宇加能売命を祀る。若宇加能売命は農耕・治水の神として知られ、古くから信仰を集めてきた。境内は樹木に覆われており、春日造で朱塗りの社殿が鎮座している。また初夏は群青色やピンクのショウブに彩られる。2月11日に行われる奇祭・御田植祭は別名を「砂かけ祭」といわれ非常に有名。参拝者も加わって激しく砂をかけ合い、豊作を祈願する。」

とのことですが、自分(一人称)は興味はないのでこの横を流れる川を沿って通り過ぎて行く。神社の向こうには堤防があって、その向こうでは大和川と大和川が合流している、不毛田川は堤防に沿ってカーブしているが大和川との合流はもう少し先、坂を上ると西名阪の下をくぐって大和川と富雄川が合流する地点に架かる橋へとたどり着く。












大和川を境にして大阪方に向かって右側が斑鳩町、左側が河合町となっている。道は右手側に大和川、左手側の不毛田川に挟まれていて西名阪の法隆寺ICへと続いている。さっきまではのどかな田園風景と素朴な感じの集落の中を流れていた川も、西名阪に沿って流れる辺りは整備されていて、間もなくその終わりを迎えようとしている。法隆寺ICの入口となる県道との交差点を過ぎた先で川は姿を消して大和川へと合流する、ただその地点は車が多く通る道の反対車線側になるので今回は見ることができなかった。河合町はこの辺りはもうニュータウンの光景へと変わってしまっている、古くからの集落と世界的観光地が並ぶ対岸の斑鳩町とは好対照な風景となっている。もう少し先へと進むと前にここでも取り上げたことがある佐味田川が大和川と合流、更にその先では北側から流れてきた竜田川も合流して王寺町の方へと流れていく。自分(一人称)の川巡り、河合町巡りもここまで、JR大和路線の電車の写真で残りを埋めることとして、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち


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