まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.446 登録有形文化財巡り・大和郡山市内

2016-04-07 09:20:46 | 文化財
おはようございます。





登録有形文化財巡り、今回は近場で大和郡山を走った時の記録をお送りして行こうと思います。








まずは市の中心地の一番北側になる所、位置で言えばイオンモール大和郡山から陸橋を越えて下りた辺りにある住宅です。西ノ京から続く下ツ道はにあってこの辺りは古い町並が軒を為す所だが、その中に溶け込むようにあるのでどの家屋かわかりにくかったが、よく見てみると写真1枚目にあるように格子の向こうに登録有形文化財のプレートが飾られてあった。走ったこの日は前にここでお伝えした雛祭りの頃で、この家も人形が飾られていて内部も公開されていた。写真4枚目、5枚目にあるように歴史を感じる今では見ることができないような古い看板が掲げられていて、民家と言うよりはミニ博物館と言った感じだ。




普段は見れないような・・・と書いた途端にこの近くで似たような看板を見つけた。場所は近鉄橿原線沿いの道から入り組んだ狭い道を入った所、この辺り大和郡山城のすぐそばで迷路のように狭い道が入り組んだようにあって、古い町並が所狭しと軒を連ねている。そんな中で見つけたクラシックな看板、その近くでは写真2枚目にある店の軒先に掲げられたコカ・コーラの看板、タイムスリップしたような町並の中で見つけたちょっとしたものが目を楽しませてくれる。











上の写真にあるのは全部国の登録有形文化財に指定されている住宅。上からの3枚はさっきの住宅から近い所にある洋館造りの家屋でその姿は結構目立っている、この辺りはよく通る所でこの建物は前の道が整備される前から結構気になっていた、ここが文化財に指定されているとした時は、なるほどやっぱりと思った、奈良では堅苦しそうなイメージを持たれがちな文化財のイメージを変えてくれそうな建物と言ったところか。下の2件も市の中心部で場所は分かりにくい所にあるが両方とも登録有形文化財、写真4枚目、5枚目は前に雛祭りの時にここでもお伝えした、階段にズラリと人形が飾られていた家屋です。
それにしても気になるのは文化財に指定された住宅に住んでいる人のこと、自分の住んでいる家が文化財と言うのはどんな気分なのだろう。もちろん普段と変わりなく普通に生活されているのだろうが、それまで何気なく暮らしている所に国から「今日からここを文化財とさせてもらいます」と言われるのは極端かも知れないが、自分の家が日本中に知られることになるのはどうなんでしょうねえ?自分(一人称)はネットのサイトで場所を調べて文化財巡りと銘打ってそこを巡っているわけだが、××家住宅と言ったところは登録有形文化財のプレートを掲げてない所も結構多い、文化財だからと言っても普通に暮らしているわけだからそっとしておいてほしいと言ったところなのかも。自分(一人称)も写真は撮ったりしていますが、あくまでも見た目に興味あるだけなので、場所がどこだとか名前を出すとかは最低限のマナーだと心得てここでは極力控えておくことにしています。まあ物件を探して近辺をうろうろしていたら不審者だと思われかねないのでマナーも何もあったもんではないんですけどね、ここは自己指導と言うことで・・・。










上の写真の3件と先に紹介した洋館の建物は近代化産業遺産に指定されている建物、建造物です。『近代化産業遺産』って何?と言うのはまたおいおいここでも紐解いていくことにしましょう、文字のニュアンスからしてそういうものかな、ってのはぼんやりとは分かるのですが・・・その辺りは奈良では例えば、JR奈良駅駅舎や奈良ホテル、南都銀行本店などが指定されているので、大体そんな感じかというものでしょう。写真3枚目の商店は前から気にはなっていました、ただこの付近は古い町並が多く密集していて、結構趣のある風景が見られる所、この建物もそんな中に溶け込んだもののひとつと言う感じで、他にも「え、これは文化財と違うん?」と意外に思ってしまう建物もたくさんあります。様式、出来た年代、謂れなどいろいろと選考の基準があって、その境界線がここは文化財、これは違うと分けられてしまっているのでしょうか。まあこう言ったテーマを以て巡っていたらいろいろと疑問も湧いてくるものですが、ここは堅苦しくならないでこの先も続けていくことにしましょう。今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち