まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.458 五條(前編)

2016-04-21 10:05:07 | まち
おはようございます。











智辯学園センバツ優勝記念、五條の町巡り、ここまで来たからにはやはり行っとかなければならないのが新町通、まあ五條の定番と言った感じの町並です。この通りは和歌山から続く紀州街道に当たり、高野山への経路ともなっていた道。町の中心部にある本陣交差点は国道24号線が奈良と和歌山、国道310号線が河内長野へ、24号と重複で伸びてきた国道168号線が吉野方面へと分かれる交通の要所となる所。その交差点の一角には古くて大きな石の道標が立っているが、その紹介は次回にて、その道標には「かうや」とあるがそれが高野山に当たる。この交差点から南へ少し進んだ所に新町通の入口がある、その入口となる横断歩道の周辺には古い町並があって興味を引かれるが、ここは後で戻ってくる予定としているのでその辺りの話はまた次回にて、前置きが長くなりました、いよいよ新町通へと入って行きましょう。









通りは狭い道に旧街道の雰囲気が漂う町並が軒を為していて落ち着いた感じ・・・だと思ったら大間違い、普通に人が住んでいる住居や店があるので車の通りも多く、その度に自転車は端っこへと追いやられる。でも町並は目を引かれる物ばかり、ここはゆっくりと進んで行くこととしましょう。まあそれぞれの家屋に説明を加えることはできないので、ここはお送りしている写真にてその雰囲気を感じ取ってもらえたらありがたいことだと思います。
自分(一人称)もここはもう何度も走ったことがありますが、こう言った感じの通りにありがちな観光に走っている様子もなく、さっきは迷惑だと感じた車の通りが逆にこの町並をありのままに表している。この前今井町を巡った時には、いや、町並が醸し出している雰囲気はいいんですよ、自分(一人称)は好きです、ただ観光ボランティアみたいな人がいて観光客をここぞとばかりに町並を案内のおもてなし、観光客の人たちも楽しそうにそれを聞いているからまあいいんだろうけど、自分(一人称)ならやっぱり自由気ままに廻らせてほしいと言ったところ。決して押し付けではないんだろうけど、ありのままの風景を見せてくれるだけでも十分に観光の目玉となるはずです、こう言った町並は飾り過ぎなくさりげなく、余計な手は加えずでいいんじゃないでしょうか。ちなみにここ五條新町と今井町は両方とも重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、奈良県で保存地区に指定されているのはこの二つと大宇陀松山の町並の三つ、観光都市奈良県にしては少ない気もしますが・・・。










新町通の町並は東西を真っ直ぐに貫くように続いているが、その途中で写真1枚目、3枚目にある橋を見かける。この橋は写真2枚目にある通り、五新鉄道が通るはずだった所、橋は町中の国道24号線の手前から続いてきているが、すぐ横を沿って流れている紀ノ川の手前で途切れていて、いかにも幻感を漂わせている。五條出身の女優さんと言えば尾野真千子(実際は西吉野村だが)、この人のデビュー作が『萌の朱雀』、この五新線建設を舞台とした映画だった。その頃の尾野さんは怖そうな女性監督に見いだされて初々しい感じの子だったが、岸和田が舞台のドラマをやってからは変なおばさんと化してしまった・・・と言っても自分(一人称)は好きですよ、尾野真千子と言うとやっぱりこれだな↓↓↓



・・・とまたまた例の如く話が逸れてしまいましたが、新町通はこの先坂道を上った所で終わり、そのまま真っ直ぐ進んで行くとJR和歌山線の大和二見駅へとたどり着く。市の中心地からは少し外れた所でもう和歌山県がこっちへおいでおいでとしているんですが、ここからは再度本陣方面へと戻ることにして、もう少しだけ五條の町並を巡ってみようと思います。その話は次回でのお送りと言うことで、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。         まちみち