まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.449 相模路(11)・箱根湯本駅

2016-04-11 10:10:50 | 旅行記
おはようございます。





昨年の12月30日に走って来た相模路の旅、朝一番の新幹線とJR根岸線を乗り継いで横浜市内の端っこから走り始めて鎌倉市、江ノ電各駅巡り、藤沢市からは旧東海道を走って夕方にやっと最終目的地の箱根湯本までやって来ました。11回目となる今回でこの旅もやっと最終回を迎えることになりそうです、ここまで小出し小出しでのお送りで足掛け4ヶ月も費やしてしまいました、ではその旅の締めくくり、行ってみましょう。








もう空はわずかに明るみが残るだけ、とりあえず時間までは湯本界隈を巡ることに。それにしてもこんな時間でも人がいっぱいだ、そして狭い通りには車もいっぱい、一時期は火山活動の風評被害で観光客の数も減ったとか言われていたが、実際に目にしてみるとそんなもん知ったことやないと言う感じの賑わいっぷりである。写真は早川の支流が流れる所に沿って続く奥湯本方面への道、さすがにここから先は上りになって行っている時間もないので、キリのいい所で折り返すことにする。
旧東海道は箱根湯本駅手前の三枚橋から国道1号線から分かれて上りに差し掛かって板宿方面へと向かって行くが、その上りの入ったすぐの所に『弘法の湯』と言う温泉があって、ここには何度か入りに行ったことがある。露天風呂があり、その奥の方には箱根新道が通っていたがもうそれも昔の話、箱根新道は当時は有料だったが今は無料になり、『弘法の湯』は閉店してしまった。もうその辺りは寄る年波と言うか時代が変わってしまったと言うことか、それでも箱根湯本そのものの風景が変わってしまったものではない・・・と言いたいところだが、一番変わってしまったのは箱根湯本駅か。さあ、いよいよ相棒君をお休みさせる時間がやって来た、と言うことで箱根湯本駅へと戻ることにする。









箱根湯本駅は前は狭いロータリーがありそこから直接改札を抜けてホームに行くことができたが、今はまず階段を上って2階にある構内を通り抜けて改札を入るとまた階段を下りてホームにたどり着くと言う形になっている。自分(一人称)は新しくなったこの駅を表から利用するのは初めて、新鮮な気持ちで駅へと入ってはみたが、まあとんでもないくらいの人人人の波、袋に入った相棒君がバンバンぶつけられてしまう始末。何とか改札を抜けてホームへとたどり着くとここも人がいっぱい、まあ帰る時間に当たってしまったから仕方ないか。
1番線に停まっているのは小田急線の特急か、なかなか豪華そうな車両やなあ~って北千住行?小田急から北千住って行けたんかいな?と思ったが、停車駅を見るとこの車両は地下鉄を経由して北千住まで行くらしい。東京って凄いなあ、こんな特急車両が地下鉄線内を走るなんて・・・と田舎者の発想をしてしまったが、近鉄特急もそのうち神戸かで走ることになるだろう、時代はますます垣根をなくしてくれそうな流れを選んでいくことと期待しよう。










たくさんの人であふれかえるホーム、特急乗場には列ができていて扉が開くのを今か今かと待っている。自分(一人称)の方は小田原までなので普通列車の入線を待っているところ、その同じホームの強羅側には登山鉄道車両が入って来て、ホームはそちらからの乗換えのお客さんで更に賑やかになってきた。やがて小田原行の列車が入線、と入れ替わりに1番線の特急が発車して行った、ガラリと空いた1番線の向こうには夕暮れに浮かぶ箱根湯本の風景。こんな時間にここにいることは滅多にないことなので写真に収めておくことにするが、今日の旅がもう終わりなんだなあと寂しい気持ちになってくる。いつもは旅立ちの場所として立ち寄るこの駅も今回は旅の終わりの場所、やがてたくさんの人を乗せた普通列車は箱根湯本駅を発車、短い時間だったが箱根に来た気分はそれでも十分に味わうことができた。
小田原駅でJR東海道本線に乗換えて今夜の宿泊先の三島へと向かう、沼津行の電車は満員でもちろん座ることはできない、まあそれは想定内の範囲だ。結局ずっと座れないまま三島に到着、ああ~、疲れた~!今夜の宿泊先はGWにも利用させてもらったいつものビジネスホテル、扉を開けてフロントで受付するがそこではニャンコさんもお出迎えしてくれる、撫でてあげようと思ったら逃げられてしまった。
今日の旅は終わってしまったが、明日は富士山を追っての旅が控えている、NHKの天気予報ではまず天気の方は心配ないらしい、しかし今日は全然姿を現してくれなかった富士山、朝一番の新幹線の車内で見たのが最後だったなあ。果たして明日は姿を見せてくれるのでしょうか、そのくだりについては今お送り中の『富士を追って』で順次公開中です・・・ってそのシリーズは今は富士市の中心部に入ってもまだ全容は見えてないところだったか、でももうすぐです、待ちに待ったその時は・・・と言うことで今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち