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裏銀座縦走Ⅱ

2014年06月04日 | 日本百名山

裏銀座縦走の続きです。

▲8月23日(縦走4日目)

今日は雲ノ平山荘~鷲羽岳~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋 

新装なった(工事中)雲ノ平山荘、洗面所は使用不可、歯も磨けない(当然か?)

夕食は石狩鍋、これは美味しかった。

未明に非常アラームが鳴った「火災報知器」が作動したようだ。

従業員が焼肉でもやっていたのか、そんな感じだった。 【閑話休題】

5:40 飲料水をキヤンプ場へと汲みにいった。(黒部川源流の水に限りなく近い)

弁当を二つもらった。 朝食と昼食だが、menu は鮭と鱒が一匹、飯の中に埋めてある。

食べる場所を考えるとこの menu はどうか、御飯だけ食べた。

笠ケ岳

:水晶岳

夜明けの笠ケ岳と水晶岳です。

      

雲ノ平で目立った、朝露に濡れたチングルマです。

まずはスイス庭園に寄る。

雲ノ平は祖母岳が噴火してできた溶岩台地、そこに植物が咲き乱れ楽園と呼ばれる。

スイス庭園を俯瞰したがよくわからなかった。

:祖母岳

祖母岳への分岐で鷲羽岳をエスケープ(黒部源流を経て三俣山荘へ向かう)する

メンバーと分かれる。縦走も3日目となると、ついていけないメンバーも出てくる。

:黒部五郎岳

7:30 祖母岳山頂(ガレ場の登りを20分でこなした)

 振り返ると黒部五郎岳がその特徴のあるカールを惜しげもなく披露していた。

:薬師岳

祖母岳から岩茸乗越へ下り、8:20 鷲羽岳分岐へ登り返す。

ここで一息入れ、ワリモ岳を経て、鷲羽岳へ。

8:45 ワリモ岳(2888m)へ、山頂直下を通過するのみ。

:尾根道

      

:ダイモンジソウ       :コラボ       :トウヤクリンドウ

:槍・穂高連峰

9:17 鷲羽岳山頂へ

:鷲羽池

鷲羽岳から三俣山荘(標高差500m)へ下る。

ガレ場の葛籠(つずら)折りを下る、登ってくる人は一様に大汗をかいている。

:鷲羽岳

10:20 三俣山荘へ、エスケープ組も同じタイミングで着いた。

2階に上がって昼食、多くの人が弁当を残していたようだ。(昼の弁当は要らない)

コーヒーを飲んで一息着いた。

:分岐

:鷲羽岳

12:01 三俣蓮華岳(2841m)へ

 富山・長野・岐阜の県境にあるからこの名がある。

氷河が削った大地「カール」が多く見られ、特徴のある山容が目を引く。

(ここで双六岳をトラバースするメンバーと再びの別れ)

      

:タテヤマリンドウ      :イワギキョウ        :トリカブト

双六岳へ向かう頃には、ガスが出てきた、緩やかな起伏の尾根道を二つ越える。

最後の登りで雷鳥の親子に「遭遇」子を2~3羽連れていた。

13:25 双六岳(2860m)に、ガスで視界は悪い。

双六平は「天国の道?」と呼ばれている。

双六岳から西鎌尾根を経て、槍ヶ岳へ通じる道がまっすぐ伸びている。

2800mを越す高地に不釣り合いな平坦な大地が続いている、不思議な風景だった。

急峻な、雪渓の残るカールを下る。お花畑、イチゲ・チングルマ・キンバイ等が咲いていた。

      

:ハクサンイチゲ     :シナノキンバイ      :チングルマ

14:20 双六小屋へ。今日は一人一畳をキープ、一安心だ。

 ここは水も豊富にある、夕食は天麩羅、北アルプスの定番 menu なのか?

**

      行程:登り標高差750m、約15.4km、8.5時間 

      5:40 雲ノ平山荘 ⇒7:30 祖母岳 ⇒8:20 鷲羽岳分岐 ⇒8:45 ワリモ岳

       ⇒9:17 鷲羽岳 ⇒10:20 三俣山荘・昼食 ⇒12:00 三俣蓮華岳

       ⇒13:25 双六岳(双六平) ⇒14:20 三俣小屋

            日本百名山(鷲羽岳) 57完登

 

 紫 陽 花  

      

今年も咲きました、我が家の紫陽花です、水が命です。

***

▼8月24日(縦走5日目=最終日)

 今日は双六小屋~弓折乗越~鏡平山荘~新穂高温泉へ下る

鷲羽岳を背に佇む双六小屋

6:10 双六小屋を後にする、今日はひたすら新穂高温泉へ下る。

最初は弓折岳をめざす、若千の登りだ。

笠ケ岳への稜線に出ると、槍・穂高連峰が黎明の中、シルエットになり輝いて見える。

キレット~北穂~奥穂~ジャンダルム~ロバの耳~西穂と確認できる。

(残念ながら槍は写っていない)

      

7:14 弓折乗越へ、このまま稜線を歩けば笠ケ岳へ(6時間の行程)

我々は鏡平山荘へ下る。

正面に槍ヶ岳(小槍も)キレットを越せば穂高連峰が続く。

7:55 鏡平山荘へが名物だとか・・・

鏡池から、太陽が協力してくれた。

逆さ槍(ギリ見えました)

私の撮影スキルでは、これで一杯、太陽の反射に手こずりました)

ここからの下りで、上ってくる登山者に出会う。

新穂高温泉、もしくはわさび平山荘を早朝に発った人達だろう。

樹林帯も少なく、急登なので結構キツイ登りだ。

:秩父沢

9:40 秩父沢(水場)で休憩、沢を流れる水で顔を洗い、喉を潤す人が多い。

ここまで来ると沢沿いに架けられた橋が見える、林道も近いか?

      

:イワウツギ      :アザミ         :ソバナ

10:40 わさび平山荘に、ここで冷やしトマトを食べた。

沢水で満たされた水槽には、バナナ・キュウリ・スイカが浮かんでいた。

:風穴

林道の岩の割れ目から冷たい風が出ている、風穴からのサポートだ。

まさに天然のクーラー、うれしいプレゼントだ。

11:50 新穂高温泉駐車場に着いた。

バスに乗り平湯温泉へ、3日ぶりのお風呂に入り、文字通り「垢」を落とし帰途に着いた。

   ~5日間、一度も雨を見ない山歩き。

                              特筆すべきことかもしれない~

**

          行程:下り標高差1563m、約13.6km、歩行約5時間 

         6:10 双六小屋 ⇒7:14 弓折乗越 ⇒7:55 鏡平山荘

          ⇒9:40 秩父沢 ⇒10:40 わさび平山荘 ⇒11:50 新穂高温泉                    

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  twins  

  

外遊びが大好きです、mei-chan「あ・・・」、hina-kun 髪切りました。