コキュートスの記憶

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第7話 悲劇! 勇者の黄昏

2024年04月19日 | 星矢
□聖闘士星矢 海皇再起 RERISE OF POSEIDON
 第7話 悲劇! 勇者の黄昏



カーサは、真鱗衣を纏い、ここからが本番よ…! と奮起しますが、
カドモスは、鱗衣の復活に驚くも、貴様自身は何も変わらんではないかと。
カーサは、新たな必殺技、エビルアイズハレーションを放ち、
カドモスの闇に包まれた心の奥底を照らし出そうとします。

カドモスは、神話に導かれ、戦神アレスの血を引く大蛇を打ち破ります。
竜殺しの英雄と讃えられ、豊かな領地や愛する家族を得たのですが、
彼が老いた頃、恐るべき呪いが我が子たちを蝕み始めます。
雷や矢に射たれ、命を落とす者、気が触れ、己の子を茹で殺した後、
海に身を投げる者、幾人もの子や孫を亡くし、カドモスは悟ります。
戦神アレスの怒りは未だ解けず、神の眷属を殺した報いなのだと。
王や英雄と讃えられたが、神の怒りの前では、人間は小さく無力だと。
身を捩るような絶望の中で、カドモスは、一頭の大蛇へと姿を変えます。
そこへ、女神ネメシスが現れ、人が神に唾することの愚かしさを、
後の世の者たちに伝えるのじゃと、カドモスを配下に加えます。
カドモスも己の行動を顧み、人が神に牙を向いてはならぬ、
盾突いてはならぬ、抗ってはならぬ、我が拳を以って永えに知らしめんと。

しかし、ご自分を責め苛むのは、どうかもうおよしくださいと、
亡き子孫たちがカドモスに語り掛けて来ます。
カドモスは、涙を流し、亡くなっていった子孫たちを抱き締めます。
カーサは、この瞬間を待っていましたとばかりに必殺技の構えを取ります。
が、技を放ったのは、カノンの方でした。
カノンは、隙を作ってくれたと礼を言いますが、
カーサは、オレがキメる場面だろォ~ッと、カノンに文句を言います。
カドモスは、カノンの幻朧魔皇拳を受け、カノンに使役されます。
カノンは、カドモスに、ネメシス神殿へ案内させ、主君の首を獲れと。
カーサは、カノンの一連に行動に対し、密かに恐怖を覚えます。

バイアンとイオは、竜牙兵を蹴散らし、とある神殿に到着します。
審判殿の前に、天寵(グラツィア)のアイネイアースが待ち構えます。
彼は、法と正義の女神ユスティティアに代わり、この殿を預かっていると。
バイアンとイオは、アイネイアースに招かれるままに審判殿に入ります。
バイアンは、我々を罪人として裁くのかと訊ねると、
アイネイアースは、今般の神罰は、アテナの聖闘士に対するものだと。
イオは、その巻き添えで、地球を焼き払われて堪るかと異議を唱えます。
アイネイアースは、これを聞き、助かりたいかね?と、訊きます。
バイアンは、そんなことができるのか?と。アイネイアースは、首肯し、
こことは僅かに違う歴史を辿った世界へと行って貰うだけのことと。
イオは、命惜しさに戦いを放棄するとでも思ったかと。
バイアンも、お前の甘言に乗る者など、海将軍にはひとりもいないと。
アイネイアースは、先刻訪れた者もそう言っていたと、何かを投げます。
彼が投げたのは、クラーケンのマスク部分でした。
アイネイアースは、勘違いするな。君たちに選ぶ権利など無いと言い、
バイアンとイオに、必殺技のアカシックデスティネイションを放ちます。

東シベリア──
アイザックは、氷壁を破壊し、白鳥星座の聖衣を手に入れます。
その様子を見て、カミュとヤコフが喜んでいます。
アイザックは、カミュから白鳥星座の青銅聖闘士として認められ、
教皇アイオロスの下、女神のため、地上の愛と正義のため、闘うのだと。

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