□聖闘士星矢 海皇再起 RERISE OF POSEIDON
第6話 カドモス! 凄絶なる剛拳
第6話 カドモス! 凄絶なる剛拳
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女神ネメシスは、ふたつの流星を見て、ベレロポーンとテレプシコラが
倒されたことを察知します。これを見て、新手のふたりが姿を見せ、
聖域に数名が侵入したため、始末して参りましょうかと進言します。
が、ネメシスは、明日には死にゆく者たちじゃ。蝋燭が燃え尽きる刹那の輝き。
じっくり味わおうではないかと、ふたりに持ち場にて控えおれと命じます。
その頃、カノンとカーサは、竜牙(ドラコデンテ)のカドモスと対峙。
ふたりは、それぞれの必殺技、ギャラクシアンエクスプロージョンと、
サラマンダーショックを同時に放ちますが、これをカドモスは、受け止め、
拳撃の威力を、カノンとカーサにそのまま押し返します。
カドモスは、次は自分の番だとし、その場から跳躍し、ふたりの背後に回り、
右手でカーサ、左手でカノンの顔を掴み上げ、ドラゴンスカルマッシャーで、
上空から地面に叩き付けます。カノンとカーサのマスクが砕け散ります。
カドモスは、ふたりで挑んで来た蛮勇を賞賛し、その場を去ろうとすると、
カノンとカーサは、寝ボケ頭がスッキリしたぜと、立ち上がります。
カノンは、ゴールデントライアングルを放ち、異次元へと誘おうとしますが、
カドモスは、この世界に踏み止まり、異次元に呑み込まれまいとします。
この攻防の最中、カーサは、カドモスの心の奥底を探ろうとしますが、
カドモスの中には、ブラックホールのような真っ暗闇が広がっているのみで、
家族や親友、愛する者の姿が誰ひとりとして見えないとたじろぎます。
カーサは、あの一輝でさえ、心の奥底には、弱点を抱えていたのに……とも。
これを察知したカドモスは、次元の裂け目を力業で砕き、カーサに憤り、
その剛碗で、強かに殴り付け、助けようとしたカノンに向かい、投げ付け、
今度こそ勝利を確信し、その場から去ろうとします。
遠く飛ばされたカノンとカーサは、互いに声を掛け合い、無事を確かめます。
カーサは、ふいにカノンに両親のことを訊ねます。
カノンは、双子の兄貴ともども、天涯孤独だと笑って答えます。
カーサは、父親は呑んだくれで、母親は、そのあ¥ために早死にしたと。
で、オレは、一刻も早く逃げ出したくて、ワルの下っ端になり、何でもやった。
気付けば、一人前。肩で風切るいっぱしのギャングになったが、ガキの頃に
心に開いた穴は、何をやっても埋まらず、何処まで行っても独りぼっちだった。
バーで呑み潰れてる場面がありましたが、マスターが志那虎っぽかった。
そんな時、ポセイドンの声を聞き、神様も人間が嫌いなのかと親近感を覚え、
こんなクソみてぇな世の中、ぜんぶ水浸しになっちまえと思ったと話します。
カノンは、これを聴き、オレも似たようなものさと言います。
カーサは、だから最後位は、仲間たちと力を合わせ、世界を救ったんだと
天国でおふくろに自慢するんだと、再起し、小宇宙を燃焼させます。
それに呼応するように、カーサの鱗衣は、真鱗衣(アークスケイル)へと変化。
歩を進めていたカドモスは、小宇宙の高まりを感じ取り、振り返ります。
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