□聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング
第23話 黄金の蠍姫
第23話 黄金の蠍姫
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惣次郎は、潜入任務に際し、目立たないことが第一だと、
エウラリアとヴァシリオスに釘を刺します。
この学園には、小宇宙の才能を持った者が多く、少しでも目立てば、
黒幕だけではなく、そう言う生徒たちにも怪しまれるとします。
エウラリアは、謎に自信満々ですが、惣次郎は、不安な様子……。
エウラリアは、惣次郎の忠告を気にせず、ただでさえ派手な容姿に、
勉強でもスポーツでも全力で目立ってしまいます。
ヴァシリオスは、女生徒から好意を寄せられまくりで、目立ったり。
惣次郎は、作戦を切り替え、逆に目立つことで、敵を誘き寄せようと。
悩んでいる惣次郎に、シャルロットが声を掛けます。
惣次郎は、シャルロットが死亡し、冥界で目覚めたことを聞き、
冥王の小宇宙で、冥闘士が甦る冥闘士の不死性が真実だと知ります。
シャルロットは、隠す様子もないエウラリアたちの小宇宙を感じ、
ふたりが黄金聖闘士だと知ります。惣次郎も否定はしませんでした。
で、惣次郎は、学園の事件を探っている冥闘士側の進捗を訊ねます。
シャルロットは、聖闘士側と意見交換がしたいと話します。
また、エウラリアたちは、信頼できる人物なのかと、惣次郎に訊ねます。
惣次郎は、俺は、信じていると、シャルロットに答えます。
ふたりとも代々聖闘士の家系で、素性は完璧なんだが……、
デミウルゴスが、どんな形で刺客を紛れ込ませているか不明だとします。
もし、ふたりがデミウルゴスの刺客だとしたら、
俺は、あのふたりと戦えるのか……?と、惣次郎は、自問します。
放課後、部活の見学を終えたエウラリアは、校舎を歩いていました。
そこへ、音楽室からピアノの美しい音色が聞こえ、様子を見に行きます。
エウラリアが音楽室を覗くと、ルーカスがピアノを弾いていました。
エウラリアは、静かで、雄大で、優しくも悲しい小宇宙を感じ取ります。
そして、曲が終わると、エウラリアは、最高でしたと拍手を贈ります。
ルーカスは、突然のことに驚き、椅子から転げ落ちてしまいます。
エウラリアは、倒れたルーカスを引き起こしつつ、曲名を訊ねると、
ルーカスは、曲名はないんだ……、今即興で作ったから……と。
エウラリアは、手が届かない美しいものに、必死で手を伸ばすかのような
だけど、届かない切なさのような、そんな曲だったと褒めちぎります。
この曲は、今朝出会ったばかりのエウラリアを想い、作ったもので、
ルーカスは、そんなことを言える訳がないと、照れてしまいます。
そんなルーカスに、欲しければ、奪うのです。その腕を、その脚を、
その首を、小宇宙の糸によって縛り上げ……。と謎の声が聞こえます。
瞬間、音楽室一帯に、強く瘴気を帯びた小宇宙が広がります。
エウラリアは、冥闘士かと身構えると、女性型の雑兵たちが現れます。
エウラリアは、小宇宙を燃やし、顕現した蠍座の黄金聖衣を纏い、
この黄金聖衣を着て、正義を執行する時の姿こそ、わたくしの真の姿だと。
エウラリアは、雑兵を操る小宇宙の糸を看破し、スカーレットニードルで、
雑兵たちを一掃し、真の敵と対峙するべく、態勢を整えます。
その間もルーカスには、昏い妄執の声が響いていました。
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