キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

サックス練習の事柄

2008年02月26日 17時54分43秒 | サックス練習
たまにはサックス(アルト)の練習や小物について書いてみます。


<リードについて>

1、新しいリードは一箱(10枚)をいっぺんに開けて、まずリード選定をして良い順番を決め手からリードケースに入れる。

2、リードの選定は、まず一枚づつ2、3分づつ吹く。その時、ロングトーンやメジャースケールを吹いて、それから(一曲決めて、)同じ曲を吹く。

3、それらを2回繰り返して、鳴りが良いと思う順番にリードケースにしまう。
その時、緑茶(出がらし、)で洗浄する。

4、緑茶の洗浄の方法は、まず小瓶(海苔の佃煮の空き瓶を使用、)に緑茶を入れて、それにリードを浸して、すぐに指先でリードの表面を優しく擦る。それを何度か繰り返して、最後に水分をスワブでふき取ってリードケースに収納。
(この方法で洗浄すると、一枚のリードが毎日吹いても1、2ヶ月軽く持つ。)
臭いやカビはまったく付かない。
ただし、この後の注意点は、その洗浄したリードが完全に渇くまでリードケースを密封しないこと。部屋に常温で置き、リードケースのフタはちょっとだけ開けておく。ただし、これは乾燥させてリードを保存させる人用なので、お間違えなく。

5、そうやって選定したリード。
一番良く鳴ると思われるベスト3までは、レッスンやバンドの練習、セッション用に使わずに保存。で、それ以外の7枚を練習で使い回していく。

6、だいたい一箱で2枚くらい固くて抵抗が強いのがある。
それで残りの5枚は普通に吹ける感じなので、まずその5枚を毎日の練習で使用。
一回の練習で1、2時間使用を目安に、休憩を挟んだら、その都度、リードを交換する。それで抵抗が強い2枚のリードもたまに吹いて、試す。

7、それで1、2週間くらい経つと、ほんとの意味で吹きやすいリードが選定できて、(それまでは状態が変化しやすい、)それ以降はいつでもOKの状態になる。
が、、、考えようによっては、その後は老化の一途なので、少しづつ腰が落ちて吹きずらくなっていくのもある。

8、そして箱を開けて2ヶ月くらい経ったのを目安に、まだ鳴りそうなのは少し残して、あとは処分する。(もうこの頃は、リードも茶色に変色して、いかにも古そうな見栄えになっている。笑)


<リガチャーについて>

最近、なんか不思議なリガチャーに遭遇した。
それは結束バンド。
そう、、、あのプラスチックのコードを止めるアレ。
先週、気が向いたので家にあった結束バンド2本をリガチャーとしてリードを止めてみた。そしたら、、、。
あれ~、意外と吹き易く、、、さらに音が良い!(笑)
余計な倍音が減り、クリアなサウンド。
抵抗がちょっとあり、柔らかなリードに腰が出るような感じで、オーバーブロウしても音が暴れない。
、、、って、良いことばかりな気がするけど、、、問題は見栄え。
う~ん、やっぱり結束バンドだし。
あんまり見栄えがよくない気がする。
それに見た人に説明するのも面倒~。(爆)

で、実際に使っているサックスの方もいますね。
でも私は楽器に関しては見栄えを気にする方なので、やっぱり普通のリガチャーを使っている。でも、家でこっそりと吹くと楽しいかも?
気晴らしにもなるし、。(笑)


<ロングトーンについて>

今までやったロングトーンは、

1、メトロノームを鳴らして、4拍とか、8拍とか、16拍とか、、、音符を決めて吹く方法。
その時は、出音はノータンギング、もしくはタンギングして、止めるときはタンギングで止める。
リズミカルにブレスする方法を身に付ける方法としては有効だけど、。

2、ソノリテ風。
これはフルートの基礎ロングトーンとして有名な「ソノリテについて」の最初の方のページに書いてあるロングトーンを、サックスの練習として応用したもの。
この練習のやり方で一番重要なのは、出音の最初と伸ばしたときの音色の維持。
そして出した音が常に一定に良い音色であり続けることを条件に、隣り合った音にその音色を伝えてゆく練習で、出し易い真ん中の「シ」から始めて、半音づつ下がっていく。(やり方はそれなりに教本に書いてあるので割愛。)
で、この練習の時は吹く拍は決めていない。吹き始めたら息が続くまで吹き続ける。それで息が無くなったらデクレッシェンドする。
私はそれを毎日の練習の最初にやって、呼吸が整うまで続けるけど、、、たいがい20分くらいで終ってしまう。

3、全音のロングトーン。
これは最低音から最高音までの音を半音づつ8拍づつ伸ばして、上がって下がるというもの。習い始めて2年くらい毎日やっていた。
が、、、。

4、最近は、2のソノリテのロングトーンと、4拍づつの全音ロングトーンをクレッセンド&デクレッシェンドで吹く練習をしている。


<スケール練習について>

スケール練習では、まず12キーを吹くのが基本だと思っている。

1、まずメトロノームをテンポ=120にセット。
それから「トレーニングブック」のメジャーの1番のパターンを、スラーとタンギングで、2往復して、12キー全部を吹く。(時間で約9分くらい。)

2、それから「トレーニングブック」のCメジャーの2番から5番のパターンを吹く。

3、そして続けて、「クローゼ」の1番、2番も吹く。

4、この後、時間があればタンギング練習として、最低音のキー(B♭メジャー)からスタートして、1オクターブづつの往復で、8分のウラタンギングの練習をしている。
その時、リズムは最初、イーブンでやる。そして、最高音(F♯メジャー)のキーまで行ったら、戻って、今度は4ビートのバウンスでもう一度、同じように吹く。

5、あとまだ時間があったら、今度はそれを2オクターブバージョンで、、。

この時のメトロノームは、イーブンの時は4分で、バウンスの時は2拍4拍で鳴らす。

6、それからまだ時間に余裕があったら、、、メジャースケールの「ドレミファソファミレ」を高速で繰り返して、それをどんどん転調して吹くとか、、。
最初にスラーで吹いたら、今度はウラタンギングで吹いたりして、遊んでいる。(笑)


<構えるバランスについて>

人それぞれ体格が違うので、楽器の大きさに対して構える角度は変わってくるけど、誰でも構えるベストポジジョンがあるのではないか?と気付いた。
私はアルトサックスとカーブドソプラノしか持っていないので、あくまでたとえはアルトでのもの。

1、楽器を構える時は、ストラップの長さと両手の親指の位置がすごく重要。
普通に構えて、全部の指が各キーにうっすらと乗っかるように構えられると、ベストポジジョンに近いと感じた。
それから背筋を伸ばして、リラックスして両手に力が入ってなければ、さらにいいかも。
そして、その態勢のままメジャースケールを吹く練習をする。
その時にやるキーは、両手のバランスを崩しやすい「Bメジャー」や「D♭メジャー」、「F♯メジャー」を意識して吹くといいのだけど、それだけだとサイドキーばかり押すのが多くなるので、態勢のバランスを考えて、間に「Cメジャー」を挟んで吹くようにすると、指と体バランスの感覚が良くなるような気がする。

2、で、その時、どうしてもパームキーを使う最高音域と、テーブルキーを使う最低音域で、つい両手のバランスと吹くときのアンブシュアが崩れやすいので、指と音が安定するまでは速くは吹かないこと、、、かな?
それでパームキーを押えて吹く場合は、なるべく左手の角度を変えない。手がパーになっても意識しないで、なるべく力を抜く。高い音を出そうとしてアンブシュアが変化しそうになっても、変えないよう喉も力を抜く。口を締めない。
テーブルキーを押える低音域は、力むとさらに音が出ずらくなるので注意する。
楽器を斜めに構えると音が一瞬出易いけど、楽器を立てた方が出易かったりもする。
どちらにせよ、楽器を構える最初のポジジョンを維持して、どの音を吹くにも楽器自体を動かなさいようにすることが先決。

3、注意点としては、疲れてくると楽器を構えている右手を引いてしまい、楽器が下の方に落ちてしまう、もしくは傾いてしまう。
そうすると構えている各指に均等に力が加わらなくなり、よく動く指とそうでない指の落差が表れてしまうので、フレーズによって指が動かないと思う時は、構えているバランスが悪いと注意した方がいいかもしれない。


とりあえず、最近の練習で気にしている事柄は以上です。
これは習ったことではなく、あくまで自分自身で練習で思ったことです。
(もちろん技術的な多くは、レッスンで習った事柄も含まれているので、練習ではそれを自分なりに解釈してやっていると言った方が正しいかもしれません。)
なので、、、あくまで、それは自分で練習で気になった事ということで、、。
で、その続きは、また練習して気になったら書きます。(笑)
コメント (4)
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