LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:ほんと、ボナンザに慣れてきた

2016-10-19 | Flight Log (機長)

先日カバーをかけずにいたので、今日はカバーをかけに空港へ。当然ながら、カバーをかける前に軽く飛ぶことに。機体に乗り込みエンジン始動、Challengerがタクシーし、離陸していった。こちらはランナップを行い離陸。前日の大柄な男性二人を乗せてのフライトの直後なので、まじ?!という軽さに驚いた。一人のボナンザ、グングン上昇していく。

海岸線で右ターンし、そしていつものようにSpecial Flight Ruleへ。IAS157kt Pressure Altitude 3490ft OST 74Fだと、Density Altitude 5241ft TAS169.8ktと出た。いつものように23inch  2500rpmの出力設定。あと0.5-1inchスロットルを開けられるが、おおよそこの設定で測ったかのように170kt巡航をする。

ここでちょっと実験。25inch 2500rpmでちょっと飛んでみた。すると、IAS162ktまで上がり、TAS176ktと出た。だいたいそんなもんだ。あと500-1000ft上昇すれば、おそらくTAS178-180ktに達すると思う。最近はチェックリストを見ながら出力設定しなくても、大凡基本的な設定が頭に入っている。あと、気温と高度から、予想される巡航速度が想像できる。機体に慣れてきた証拠だ。

パロスバーデスの上空を通過し、そして巡航しながら上昇。プラクティスエリアでのんびりmaneuverを楽しむ。重厚な乗り心地、上品な操作感。ほんと、いい買い物をしたなと思う。しばらく遊んだあと、4500ftで逆戻り。ここではテールウィンドも入り、GS180ktくらいで巡航した。完全な速度違反。LAXを通過、巡航降下を開始。Yellow Arcに入りながらの巡航効果で、GSは190kt越え。トラフィックが多いこの空域でVFR190kt越えは危ないので、ピッチを戻して徐々に減速。マリブ手前まで来て無事減速完了。ここで反転し、サンタモニカ空港へ。管制塔にコンタクトすると、Right traffic Rwy21とのこと。Squawk1200のまま、単純な指示だ。ダウンウィンドに入る直前でランディングギアをだし、2000ftから1400ftへ降下。最初、follow the Skylane on left baseと言っていたが、最終的にはI call your baseと言われた。すぐにベースターン。そして、そのままノーフラップで着陸。最近、この機体のドラッグの程度が読めるようになってきた。最初は滑りやすいツルツルした機体だと思っていたが、そんなこともない。

この機体を購入してから120時間くらい飛んだが、さらにボナンザ乗りとして一皮剥けた感じがする。


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