LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:飛行機でロサンゼルス案内

2016-10-16 | Flight Log (機長)

日本からお客さんが来ていた。その業界では名が知れたお二人で、一人はNHKプロフェッショナルにも出演された方。いつも大変お世話になっているので、空から観光でもしますか?とお誘いすると、飛んでみたい!とお二人。サンタ門下空港で待ち合わせをすることに。同行者とともに、二人は貸切の車でロサンゼルスを移動中。とりあえず自分一人空港に行き、カバーを外し、プリフライトを行い、そして愛機をTransient parkingまで移動しておいた。しばらくして両氏登場。サンタモニカ空港の雰囲気に興味を持っていたようだった。日本にはこういう空港があまりない。とうか皆無。

二人を乗せてエンジン始動、ランナップに向かい、そしてRight turn at shore lineで離陸。180cm級、大柄な二人を乗せ、さすがに重く感じた。アップウィンドでも500fpmくらいしか上がってない感じ。O-320エンジンの機体をとばしているような感覚。1000ft以下では揺れたが、ちょっと上がると揺れが少ない天気だった。海面はちょっと荒れている感じで、低空で風が吹いていた。パシフィックパリセイズ、そして反転してSpecial Flight Ruleへ。二人ともあまり怖がらないのて安心した。

LAXを超えてパロスバーデスの南西端から海上を飛行。ロサンゼルスに広がる海岸線を一望できるルートだ。揺れも少ないので、ずっと3500ftを飛行。パロスバーデスの海岸線は本当に綺麗だ。絶対に観光客には見せたいポイント。しばらく海岸線を飛び、その後Queen Maryの近くを飛行。ここでそして海岸線を飛んでAngels Gateからロングビーチ管制塔を呼び、Left traffic Rwy25Lとなる。普通にランディングギアを出し、高度処理してトラフィックパターンへ。すぐにcleared to landとなり、Rwy25Lに着陸となった。こんな簡単に空港に入れて、着陸できてしまうんだ!と、その気軽さに感動していた。

Taxi-way F2からタクシーアウト、さらにタクシーバックし、Rwy25Lから再び離陸。ちょうどJetBlueのA320と離陸が重なった。向こうは北西、こちらは西へと離陸。先ほど同様、ここでも重さを感じた。川の上で旋回し、のんびり上昇。海上に出てからトーランス空港管制塔を呼ぶが、まったく返答なし。海上せ旋回しながらもう一度呼ぶ。すると、Rwy29L cleared to landと、左へ振られた。ここでも1000ft以下で変な揺れがあったが、乗客を怖がらせず、無事に着陸してトーランス入り。駐機スポットに停め、ちょっと休憩を取ることに。

トーランス空港では、かなり白熱した仕事の話し合いになった。GA Centerのソファーを陣取り、1時間くらい話していたかもしれない。この後は夕食も待っているので、話半ばでサンタモニカに戻ることにした。Right Xwind departureでRWy29Rから離陸。離陸直後は揺れたが、1700ft巡航時は大丈夫だった。LAX Class B Airspaceの下をくぐる、いつもの北上ルート。そしてダウンタウンをかすめ、さらに北上してHollywood Sign真横を通過。観光スポットとしては外せない。ここで記念撮影などした。

Hollywood Sign横からサンタモニカ空港管制塔を呼んだ。Straight in Rwy21と管制官。着陸の手順などを説明しながら、ゆっくりロングファイナルを飛ぶ。着陸はフルフラップで、綺麗にきまった。

フライトを終え二人に感想を聞くと、飛行機のロサンゼルス観光に大変満足されているようだった。


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