今日も軽く飛ぶことにした。とりあえずサンタモニカ空港のAmerican Flyersに向ってオイルを購入。ショップ自体にはおいていないので、整備ハンガーに案内された。とりあえず３本を購入した。以前はV1 Pilot Supplyというパイロットショップで購入していたオイルだが、先月店じまいしてしまった。不便になった。
自分の機体に戻り、オイルを1クオーツ足した。左右どっちのシートに座るか悩んだが、今日も右シートに乗り込み、エンジン始動、ランナップエリアに向った。左タンクのドレーンが壊れているので、使用するのは右タンクのみ。VFR Localなので燃料は問題なし。ランナップも終わり、Rwy21から離陸となった。当然の事だが、やはり左タンクに燃料を足さず、右タンク満タンで右に座って飛ぶと、かなり機体のバランスが悪い。常時左エルロンを切っているというだけでなく、ノーズの振れ方も変な感じだ。ウェイトハンドバランスについては計算上は合法許容範囲内なのだが、機体のPOHに規定されているウェイトアンドバランスは前後方向の重心を規定しているだけだ。左右方向の規定はなく、あまり考えたことはなかった。安全に飛べないというわけじゃないが、バランスが悪くて飛んでいて気分が悪い。
とりあえず、せっかく飛び上がったのでどこかの空港に降りることにした。まるで定期便のように、またまたトーランス空港に向った。3500ftでSpecial Flight Rule South-East boundを飛び、そのままトーランス空港Class D Airspaceに向って降下。そしてRight downwind entryでトラフィックパターンに入った。South Bay Internationalのセスナ152（N68344）が先行していた。いつも思うが、セスナ152/68344は飛んでもなく働き者の機体だ。いつもタッチアンドゴーしている。
Rwy29Rに着陸し、そのままFuel pitに向った。この日は何か催しをしているようで、ランプは賑わっていた。どうやら古い爆撃機など、第二次大戦時の機体が陳列、体験同乗飛行などをやっていた。いつも思うのだが、戦勝国アメリカでは栄光の歴史と供に、当時の機体を懐かしみ楽しむ風潮があるのは羨ましい限り。その反面、反日的な思想を持つ人が多い新聞社の歪んだ報道や、自虐的歴史観が蔓延する日本には、零戦などを懐かしむことすら許されない風潮がある。残念でならない。催しの様子を遠目に見てみると色々な飛行機が並んでいたが、全て第二次大戦時の軍用機ばかりだった。今は友好国であり同盟国アメリカとて当時は日本の敵。日本の本土を爆撃した機体を見て素直に喜べる訳もなく、サンタモニカ空港に戻ることにした。
帰りはRwy29Lから離陸することに。あまりにもバランスが悪いので、この時には左席に座った。軽くランナップを終え、そのままStraigt outで海に向って離陸した。海岸線を左旋回しながら巡り、4500ftまで上昇していった。Palos VerdesのPractice Areaには、またまた無謀な操縦をするWacoが1機飛んでいた。Aerobaticのつもりで飛んでいるようだが、美しくない動きは遠目にも分る。いつか落ちると思う。そんなWacoと距離をおきながら、SMO VOR 132 degreeに乗った。そして4500ft Special Flight Ruleで北上する。
マリーナデルレイの上空からサンタモニカ空港管制塔を呼ぶ。Left or Right pattern, Rwy21と管制官。どっちのダウンウィンドに入ってもいいなら、空港を飛び越えて北側（Right）に入るようにしてゆっくり高度を落としたい。当然ながらRIGHT!と言って降下を開始。そうすると、立て続けに空港北側から進入してくるトラフィックが3機。管制官が申し訳なさそうに、change to left traffic if you can,,,,とのこと。いつもお世話になっているサンタモニカ管制塔、ここは要求を快諾。フルスリップで急降下、Abeam Rwy#くらいで規定されたトラフィックパターン高度まで落とした。すぐにcleared to landとなり、Fwy405の内側にベースを作り、Rwy21に降りた。ベース、ファイナル、ラウンドアウト、接地、ものすごく綺麗で完璧な着陸。バランスが悪いことを考えれば100点に近い出来。
それにしても、早くFuel Drainを直さないといけない。
