LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:フラトン定期便

2020-07-31 | Flight Log (機長)

久々に内陸に飛ぼうと空港に向かったが、ドジャーススタジアムのTFRが出ていたので面倒。とりあえずエンジンオイルを1クオーツ足し、タクシーアウトしてランナップエリアに向かう。目的地は離陸してから決めることに。Right turn at shore lineで離陸。1000ftくらいにhazyな層があり、これが夕方には雲になるのだろうと思った。予報だと午後4時くらいからマリンレイヤーが入ってくる。海岸線を延々と飛び、キャマリロ空港にでも向かうかと思案。ただ、休憩するにもカフェが休みだと気づく。一瞬山側に入ってから反転し、Special Flight ruleへ。エルモンテ空港かフラトン空港のカフェが近いが、トジャースTFRを避けてフラトン空港を選択。まさに定期便。

3500ft, 2500rpm 24inch巡航で170ktという数字。暑いとエンジンもバテ気味。そのまま真っ空くPalos Verdesを突き抜けると、海上には結構な雲、マリンレイヤーの絨毯が広がる。気分だけはIFRで、Point FarminからSocal Approach 127.2を呼び、FUL practice approachをリクエスト。すぐにSquawk021Xをもらい、Heading 070で延々と飛行。2500rpm 21inchくらいで減速していく。Garmin530WにはDirect KFULを入れておいたが、ここでFUL VOR-A Appを選択。もうすぐfinal approach courseというところで、やっとheading 040, cleared for the approachとなる。ここからはGPS autopilotでの飛行。こちらは降下を調節するだけ。SLIの上空でFUL Towerへハンドオフ。request full stop landingと伝えると、Circle South, join left downwind for Rwy24と管制官。そしてBWALTを過ぎてダウンウィンドに入ろうとしていると、cleared to landとなった。あとは小さめのパターンを回って着陸となった。フラトン空港のカフェはパティオエリアができていた。なかなかいい雰囲気だ。アイスティーだけオーダーして休憩。

しばらくして帰途につくことに。エンジン始動、グランドにTower enroute IFR to KSMOをリクエストした。先日と同様、クリアランスも覚えている。Taxi to Rwy24 runupとなり、もらったクリアランスは;

After departure turn left heading 120, radar vector, SLI, V8, POXKU, V363, BAYJY, V186, DARTS, Direct, 2000/6000ft 10min, Socal departure125.35; Squawk 474X

ランナップ後、すぐに離陸。heading 120で上昇していると、Socal departureは忙しい。呼ぶタイミングを待っていると、向こうからBonanza, say altitude and identと呼んできた。そして、initialで6000ftへのクリアランス。ここで一瞬だけエンジンが咳き込む感じ。外気温が高くてミクスチャーがRichすぎるのか、CHTが高いのか。JPI EDM700の調子が悪く、性格なCHTは分からない。ただ、備え付け計器だと400度Fには届いていないので、おそらくミクスチャーだろう。かといってCHTが上昇する可能性があるミクスチャーを絞るという行為にも不安があり、Maniforld Pressureを25インチから24インチに下げミクスチャーを少し絞りつつ、ピッチを下げて冷却率を上げる作戦。当然上昇率は500fpmまで低下したが、Socalから文句を言われることはなかった。のんびり上昇しているので、レーダーベクターでのクネクネ飛行開始。turn left heading 070, turn right XXX, turn left XXX for your climbと指示が続く。V8に載せてもらえない。そしてturn left 020, POXKUを通過できない。

Socal 125.5にハンドオフとなり、present heading and join V186 とのこと。ようやく巡航、6000ftではTAS170kt超え。フルスロットル、2500rpm、150-200F Rich of peakの設定。V186はGPSオートパイロットで飛行。アプローチはRNAV21となったが、まず5000ftへ降下。20インチまでスロットルを絞る。さらにheading 270, 4000ftとなり、最終的にheading240でfinal approach courseをインターセプト、cleared for approachとなる。ここでもオートパイロットが飛ばし続ける。管制官がサンタモニカ管制塔へのハンドオフを忘れ、こちらからrequest frequency change!をお願いした。気の良い感じの女性管制官、thank youと素直に忘れていたことを認めた。サンタモニカ空港管制塔の周波数に合わせると、Bonanza if you are on this frequency cleared to landと言っていた。ハンドオフが遅過ぎ。with you, airport insightというと、cleared for visualと管制官。あとはオートパイロットでアプローチを続け、センチュリーシティーを超えてからハンドフライトへ。ちょっと揺れたが、いい感じの着陸になった。

そのあと、Wash rackで機体を洗う。さらにタクシーバックしてtie downでワックス掛け。かなり丁寧に拭き掃除した。そしてカバーをかけた。ボディーカバー、かなり劣化している。そろそろ替え時か。


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