LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:オートパイロットだけで軽くフライト

2020-07-27 | Flight Log (機長)

前回のフライトから機体カバーがかかっておらず、すぐにプリフライトインスペクションに取り掛かる。エンジンオイルは11クオーツちょっとだが、足さずに飛ぶことにした。エルロンやラダベーターのヒンジには、しっかりとグリスアップした。エンジン始動、ランナップの後、Right turn at shorelineで離陸することに。風は240 at 7ktとのことだが、体感はもっと強い。トーランス空港などでは15ktくらいの海風だが、サンタモニカ空港でもそれくらい吹いていそうだ。Rwy21から離陸すると、低空の気流は不安定。海には白波が立つ。1000ft以上にくると気流が安定していた。そのままheading modeでパリフィックパリセーズまで飛び、frequency changeとなった。ここからはGPS modeでオートパイロットを制御。OBS ModeでSMO132 degreeを入力、3500ftでレベルオフして巡航。2500rpm, Maniforld Pressure 23.5inch, 外気温82度F、IAS156kt、TAS170ktだった。そのまま延々と海上まで飛行し、あとは東に向かってプラクティスエリアを飛行。ここで何故かオートパイロットの調子が悪い気がした。Direct mode, OBS modeを試し、STEC GPSSとのリンケージを確認した。

オートパイロットが正常に作動していることを確認。Socal approachに繋ぎ、Practice Approach LGB ILS Rwy30 をリクエスト。すぐに3000ftに降下、延々とレーダーベクターが続く。あまり飛行機が飛んでないはずだが、Rwy30へ降りる旅客機がいるようで、なかなかアプローチに入れない。Final approach courseを東に飛び越え、さらに南東へとベクターされ、シングルエンジンでは不安になるほど沖に出てしまった。そしてやっとFinal approach courseへレーダーベクター開始、heading 270でlocalizerをインターセプト。延々とグライドスロープが来るのを待ち、やっとアプローチ開始。LNAV, Altitude Hold, Approach ModeしかないSTECオートパイロット、ここはLNAVに任せ、降下度はトリムで決めた。ランディングギアを出し、ノーフラップ、IAS120kt、MP20-22ktで降下度はばっちり。本来より2inchほどMPが高いのは、左前からのheadwindの影響だ。あとは操縦桿に手をかけることなくアプローチを続け、Fwy405の手前でmissed approachといういつものパターン。海上へ戻り、さらにFUL VOR-A Circle to land Rwy24をリクエスト。今度は一瞬でファイナルアプローチコースでレーダーベクター。ここではGPSにApproachを入力せず、OBS ModeでSLI VORのradialを選択、そのままオートパイロットで飛んだ。SLI VORを越えてギアダウンし、徐々に降下してFUL Towerへハンドオフ。ここでFull stop landingをリクエストすると、circle south, Rwy24 cleared to landと暇そうな回答だった。ここからはオートパイロットなし、パターンを回って着陸となった。

給油して軽く休憩。そしてTower Enroute IFR back to KSMOをリクエストした。もらったクリアランスは: 

Cleared to KSMO; after departure turn left heading 120, radar vector to SLI VOR, SLI, V8, POXKU, V363, BAYJY, V186, DARTS, Direct; 3000ft/5000ft 10min; 125.35; 463X。

ランナップの後すぐに離陸。そして揺れのなかSocal Departureへ。この管制官はダラダラと分かりにくい話しかたをする人だった。Initial 4000ft、すぐに5000ftまでのクリアランスを出したのに、3000ft for now, heading 130との指示。トラフィックが来ているようだ。トラフィックアラートがあり、GarminでもTraffic! Trafficと警告が出た。速い機体だなと思ったらBaronを発見。in sightと伝えると、5000ftと管制官。5000ftまで上昇、そこでdirect SLI。さらに6000ftへの上昇指示が来て、SLIを越えたところで巡航高度へ。ここからはずっとオーロパイロットまかせ。POXKUの手前でSocal 125.5へ。

そしてV363へ旋回開始というところで、Heading 350と管制官。あまり意味のないベクターだ。ただ、その後、Heading 320 to join V186となった。ここはオートパイロットヘディングモードを使ってショートカット。さっそくGarmin Flight PlanをいじってBAYJY-DARTSレグを選択。としてオートパイロットをナビモードへ。すると、コースが近づくと勝手にインターセプトする。賢いボナンザ、素晴らしい。6000ftではIAS150k, OAT78F, TAS170ktとなった。あまりスピードに乗らない。そのままV186を飛び、Socal 124.6と交信を続ける。What type of approach?ときかれ、RNAV21 plsと返答。すると、Cross DARTS at or above 5000ft, cleared for approachと簡単なクリアランス。

気流も安定しており、高速巡航降下をしてfinal approach courseをインターセプト。LPVと表示が出たところで、グライドスロープを追いかけた。サンタモニカ管制塔にはハリウッドサイン横でコンタクト。そしてNo3 cleared for visualと言われた。そうそうにギアを出し、グライドスロープをおいかけ、1000ftくらいまで来た。ここで気流が不安定となり、ちょっと北風がはいってきた。右クロスウィンド気味。着陸はいい感じに決まり、気持ちよくフライトを終えた。

何も考えずとも、Garmin 530W、STECオートパイロット、STEC GPSSユニットの操作がテキパキとできるようになっている。Single Pilot IFRを飛ぶには必要なスキルだ。


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