LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:ブレーキ修理の為、トーランス空港までフライト

2010-10-09 | Flight Log (機長)
左のブレーキの効きが悪く、この日はトーランス空港のR氏にお願いして、先日交換したBleeder Screw周辺の再確認とブレーキオイル補充をしてもらうことになった。サンタモニカ空港に到着、エンジンオイルを足し、エンジン始動、一応タクシーしてブレーキの効きを試した。Lowest Sout-Eastを一回りしなたが、なんとか奥まで左ブレーキを踏み込めば効くことを確認。これは大丈夫だと思い、ランアップエリアに向った。ランアップの時、1800回転でマグチェックしても機体は前に進まない。これは大丈夫だと思った。

サンタモニカ空港 Rwy21から離陸、そしてRight 270でSpecial flight rule South-East Boundの3500ftまで上昇。そのままロサンゼルス国際空港の上空を越え、そしてレドンドビーチくらいからは海岸線に向って右旋回、そのまま高度を下げて海の上を飛んだ。パロスバーデスの海岸線を2000ftくらいの高度で飛び、そのままトーランス空港降りることにした。この時のPalos Verdes / Long Beach Practice Areaでは複葉機のWacoがノロノロとエアロバティックを練習していた。回りのトラフィックをあまり見ていない、気にしていない、そんな感じが伝わってくる身勝手パイロットのオーラを出していた。ここは避けるに限る。高度を落とし、Point Farminに向かい、そこからトーランス管制塔を呼ぶ。Rwy29R straight inとなり、そのまま100ktを維持してファイナルを降りていった。ショートファイナルからはアイドリングにして減速、フルフラップで着陸した。左ブレーキの効きが悪く、左右に振られたが、問題なくTaxiway Cから出ることができた。ところが、ここからが問題。左ブレーキが全然効かなくなった。キャスターノーズギアゆえに、ブレーキ無しでは左旋回ができない。ここはグランドコントロール120.9を呼んでオフィシャルカーに助けに来てもらおうかと思ったが、右ブレーキで270度旋回を繰り返しながら、ゆっくりタクシーしていくことにした。Taxiway CからTransient Parkingまで、1)緩やかな左カーブ、2)90度の左カーブ、3)90度の右カーブ、4)90度の左カーブという感じになる。よりによって、左カーブが多すぎ。右ブレーキだけで右270度旋回を繰り返しながら、なんとか左カーブだらけのコースをこなした。この不思議な動きをする私に対し、グランドコントロールは特に何も言ってこなかった。

Transient ParkingにはメカニックのM氏がやってきた。そしてBleeder Screwを確認。特に漏れはなく、装着も問題ないようだ。これはブレーキラインにエアが入っているのだろうということになり、さっそくエア抜き開始。かなり効きが戻ってきた。最終的には左右のブレーキともにチェックしてもらい、完調を取り戻した。

サンタモニカに帰還することに。そのまま帰ってもつまらないので、最近ちょっとマイブームになっている右席から飛ばす遊びをすることにした。Right downwind departureで離陸し、コンプトン空港の方向を目指して飛ぶ。高度は1800ftくらい。そのままロサンゼルス国際空港 Class B Airspaceの下を抜け、ダウンタウンの南側を飛ぶ。この日はドジャース試合はなく、TFRは出ていない。気にせずにスタジアムに近づいて飛ぶことができる。そのままFwy10に沿って西に飛び、Straight inでRwy21に降りた。着陸は70点くらいの出来だった。

ブレーキも調子を戻し、気分も晴れ晴れ。ただ、完調を維持するのは本当に手間がかかるなと思う。あと、右席から機体を飛ばすのは楽しい。この機体を購入してから1年半弱で300時間くらい乗ったが、流石に左右どちらでも抵抗なく飛ばせるようになってきた。




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