LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:Marginal VFRの指定が悪い中、軽くエルモンテ空港までランチに

2010-07-13 | Flight Log (機長)
この日はパイロットのM先生がロス入りしていた。せっかくなので朝から一緒に飛ぼうかと思っていたが、生憎の休日出勤当番があたってしまい、午前10時半くらいまで仕事をしていた。仕事が終わり次第すぐにサンタモニカ空港へ向う。そして展望エリアにM先生を発見、さっそく一緒に空に上がることにした。

この時の天候は1100ft Scattered、Visibility 5mile Hazeだった。ただ、先ほどまで1100ft Overcastだった層がScatteredになっただけで、1000-2000ftの指定は薄雲の中を飛ぶに近いと予想。3マイルくらいしかないかもしれないと覚悟していた。勝手知ったる空域だし、いざとなればIFRにすればいいと、色々考えずにとりあえず離陸することに。

機体に乗り込み、エンジン始動、ランナップエリアに移動して暖気。そして入念なランナップを行った。久々の男二人乗りだが、気温は19度なのでなんとか上ってくれるだろうと期待していた。Rwy21から離陸、400-500fpmの上昇力は維持している。雲を避けながら海岸線で右ターン、そしてダウンウィンドに右ターンとなった。

ここでサンタモニカ管制塔から”どこに行くの?”と問われる。エルモンテ空港だと返答し、東に飛んでバーバンク空港 Class Cの南境界線沿いを飛ぶつもりだ!と返答した。どうやらVOR-A Approachで降りてくる機体があり、進路が交差するようだ。それを聞いて、こちらからサンタモニカ管制塔に提案、”今から右に曲がってFwy10沿いを飛んでも構わない”。このコース取りを選択すると、サンタモニカ空港へのInstrument Approachのコースを大きく外れることになり、着陸してくる機体に迷惑をかけない。この日は視程が悪く、管制塔が敏感になる気持ちもわかる。

さっそく予定変更、Fwy10に沿ってダウンタウンの南側を飛ぶことにした。そのまま2000ftでフライト。Frequency Changeとなった。エルモンテ空港のATISを取り、エルモンテ管制塔を呼ぶ。GPSに頼りながら空港を目指し、45 entryでRwy19 Right downwindに入った。すぐにcleared to landとなり、ショートファイナル気味でRwy19に着陸となった。そしてTransient parkingにグラマンを駐機、カフェで軽いランチをした。

この日は2飛び目の予定としてセスナ182でのカタリナ行きが入っているので、短めのランチを済ませてサンタモニカ空港まで戻ることに。エルモンテ空港 Rwy19からはRight crosswind departureで離陸、Fwy10に沿って2000ftで飛行となった。かなりHazyで、朝から然程改善していない。この日はドジャースの試合が行われていたので、少し南側に進路を取って球場から距離をおいた。そしてダウンタウン南側からサンタモニカ管制塔を呼んだ。そうるすと、Fly direct to Blue Whale, Rwy21とのこと。ただ、この視程ではBlue Whaleがはっきりしなかった。そのまま進路を北西に取って飛んでいると、先行するセスナ172を見つけた。管制塔からは、そのセスナ172について行くように!と言われた。こちらがBlue Whale Reporting Pointを見つけるのに苦労しているのが分ったのだろう。先行する機体を見つけ、安心してRwy21を目指して飛ぶ。ところが、いつものように100-110ktくらいで飛んでいると、先行するセスナ172との距離がつまり過ぎたようだ。管制官からSlow down!と言われた。この低速機に向ってSlow downとは、、、。Mooneyを飛ばしていいた時代を思い起こさせる、ちょっと嬉しい指示だ。

セスナ172に続いてRwy21に着陸。ランプに目をやると、2飛び目を担当するA先生がセスナ182のプリフライトをしていた。機体を駐機スポットまでタクシーし、エンジン停止してこの日の1本目終了。たった1.2時間の軽いローカルフライト。当然ながら飛び足りない。2飛び目に期待。







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