LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:整備が終わり、そのままクロカン飛行へ

2010-10-05 | Flight Log (機長)
トーランス空港にて愛機グラマンの整備が終わった。整備のキモになる個所だけ確認し、その後はKobaさん駆るセスナ172でフライトに出てしまった。2時間くらいのフライトから戻ると、整備が終わった愛機グラマンはTransient Parkingに駐機してあった。仕上がりも上々、満足行くものだった。

この日はサンタモニカ空港からトーランス空港までグラマンで飛び、飛行時間にして0.8時間。その後でKobaさんのセスナ172で飛ぶこと2時間弱、Safety Pilot時間は1.7時間程。まあまあ飛んでいるのだが、まだ飛び足りない。整備が終わったグラマンでトーランスから離陸することになった。オイル交換も終了し、油温の上昇も酷くはないだろうと淡い期待を持っていた。しかし、この日の気温は上空3000ftくらいの所で33度もあった。厳しいのは厳しい。とりあえずStraight outで離陸し、海上でどうするか決めようと思った。

機体に乗り込んでエンジン始動、気持ち良く始動する。そしてRwy29Lをリクエストした。気持ち良く離陸し、そのまま海岸線を目指した。そしてパロスバーデスの回りを旋回。1000ftくらいまで降下して海岸線沿いを飛び、しばし鯨を探したり、イルカを探したりしてのんびりフライト。この日は特に鯨もイルカもいないので、フルスロットルで3500ftまで上昇した。これが油温上昇を招き、一気に油温計レッドゾーン近くまでいった。結局2300ー2400rpmの超低速巡航をすることになった。Seal Beach VOR、Paradise VORと飛ぶいつものコース。もちろんSanta AnaとOntarioのClass C Airspaceは避けて飛んだ。Squawk CodeをもらってSocalと話しながら飛んでもよかったが、80kt台の低速フライトなので、ちょっと気が引けてしまった。やっとの思いでサンバラディーノ空港の上空にやってきた。3500ftで空港を越えて、レッドランズ空港を目指す。邪魔なサンバラディーノ空港 Class D Airspaceを避け、Cross mid-fieldでRight Downind Rwy26に入った。そしてショートファイナルでRwy26に着陸となった。暑さがこたえた。

おそらく1時間は休憩したと思う。エアコンの効いたGeneral Aviation Centerは天国のようだった。気力を取り戻し、機体に戻りエンジン始動、そしてRwy26にタクシーしていった。油温計は半分くらいまで下がっていたが、ここはのんびりランンアップをしたくない。短めに済ませ、Right downwindで離陸となった。ところが、40度近い気温なので、なかなか機体が上昇しない。あとエンルートでもAngle of attackが大きめなのが分る。なんとかだましだまし4500ftまで上昇。そして再び2300rpmの超低速飛行。もっと出力を絞って2200rpmにしたらどうかと試してみたが、この気温だとAngle of attackが大きくなりすぎ、かえってエアスピードが遅くなりすぎ、油温が上がってしまう。どうやら2300rpmの出力設定が一番良いようだった。

ノロノロと飛びながらやっとエルモンテ空港の上空を通過。ここからは高度を下げ始めた。バーバンク空港のClass C Airspace 3000ftの下に入り、そこからいつものようにサンタモニカ空港 Rwy21 VOR-A Approachを打つかのようなコースを飛んだ。4500ftから2500ftくらいまで低出力で降下したことで、かなり油温も下がった。サンタモニカ空港の管制圏のVisual Pointの一つ、Blue Whaleの上空から管制塔を呼び、そのままStraight in Rwy21となった。Fwy405の手前でぎりぎりフラップを出し、そこからスロットルを戻し、80kt以下に減速。着陸も決まり、制動距離も短かった。暑すぎて誰もギャラリーがいなかったが、誰かにみて欲しいと思ったくらい、渋い着陸だった。

結局この日はグラマンで4.5時間、Safety Pilotながらセスナで1.7時間、合計6.2時間の飛行時間をログする事になった。飛ぶのが大好きな自分だが、これだけ飛ぶと、もうお腹いっぱいという感じだった。






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