LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

Safety PilotとしてIFR訓練に同乗

2009-11-05 | Flight Log (同乗飛行)

この日は初めてKさんの機体にSafety Pilotとして乗ることになった。計器飛行証明/IFRの取得を目指すべく本格的な訓練を開始したKさんはかなり気合いが入っていた。この日は私の仕事の都合でトーランス空港まで足を運ぶことができなかったので、Kさんはわざわざトーランス空港からサンタモニカ空港までセスナ172で飛んできてくれた。せっかくサンタモニカ空港まで来てもらったので、車に乗って空港内を1周して施設案内をした。

いよいよ機体に乗り込みエンジン始動。Kさんが駆るこのセスナ172にはGarmin430が装備されており、椅子も綺麗な革シートが驕られている。なかなか綺麗な機体だ。この日の予定メニューはSeal Beach VOR (SLI)の上空でHoding Procedureを行い、トーランス空港のILS Approach、そしてサンタモニカ空港でVOR-A Approachというもの。

とりあえずサンタモニカ空港 Rwy21からRigth 270 departureで離陸、UpwindでKさんがフードをかぶった。そしてフードをかぶったままSMO VORを目指し、Special Flight Rule 3500ftでLAXを越え、そのままSLI VORを目指した。ここは順調にこなし、SMO 132をきちんとトラッキングしてLAX Class B Airspaceの南側に出た。

3500ftの高度のまま、SLI 120 Radial Non-Standardでのholdingをすることに。これはロングビーチ空港のアプローチチャートにPublishされている通りのHoldong Pattern。Socal ApproachにTraffic Advisoryを受けながらTear Drop EntryでHolding Patternに入り、そのまま4周した。Kさんは綺麗なHoldingの軌跡に乗れており、このあたりの訓練はもう必要ないのではないかと感じた。後は実際のチェックライド前にもう一度Holdingの再確認の練習をするくらいで十分だろうなと思った。

引き続きトーランス空港のILS Rwy29Rを打つ事になった。そのままSocal Approachにお願いし、Final Approach Courseにレーダーベクター開始。当然ながらIFRで飛んでいるわけじゃなく、PRACTICING ILS APPROACHということでTraffic Separationはしてくれないので、ロングビーチ周辺の機体を避けながらレーダーベクターされた。Final Approach Courseに乗り、いよいよILSが開始。規定範囲内に収まるApproachで、Decision Heightに来たところでMissed Approachとした。

そのままCrosswind Departureでトーランス空港を後にし、Mini Routeでサンタモニカ空港まで帰還、Rwy21に着陸となった。私を下ろした後、Kさんはそのままトーランス空港まで戻っていった。

IFRの練習レグもそうだが、その前後のVFRの飛行も結構忙しい短いレグばかり。無線もテキパキとこなすKさんだが、流石毎週末飛んでいる飛行機慣れした姿というのが伝わってきた。


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2 コメント

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Unknown (koba)
2009-11-06 03:28:49
この前はどうもありがとうございました。
VFRでのんびり飛んでいるのも楽しいですが、こうしてIFR訓練を兼ねて飛ぶのも、目的意識が持てて、こちらもやりがいを感じますね。

またSAFETY PILOTとして同乗をお願いします!
Unknown (C2)
2009-11-07 06:27:39
>Kobaさん
ちょい乗りで機長として空を楽しめる66Gと、IFR訓練に最適な83Eの組み合わせは最高ですね。

自分の経験では、IFRの訓練をしていた時にはVFRの時に経験したような急かされる思いが薄く、訓練自体をじっくり楽しめた気がします。VFR訓練の時には”早く一人で空を飛びたい!”という思いが急かす理由になっていましたが。そういう意味でも、66Gと83Eの両方を飛ばせるKobaさんはIFRの訓練をじっくり楽しんでできるでしょうね。

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