LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:整備の為、トーランス空港に向う

2010-07-23 | Flight Log (機長)

日本出張からロサンゼルスに戻ってきた。ロサンゼルス国際空港に到着し(もちろん旅客機で)、自宅に戻らずその足でサンタモニカ空港に向った。

1週間ぶりになる愛機。プリフライトの後、エンジンを始動した。この時、すでにマリンレイヤーの雲がRwy21のナンバー上くらいまで来ており、ほとんどのVFR機はSpecial VFRでRwy3からの離陸をしていた。IFRで雲を抜けてもよかったのだが、離陸待ちを考えるVFRの方がいい。既にトーランス空港での待ち合わせ時間を少し過ぎていたので、ここはRwy3からVFRで離陸し、そのまま雲を避けて東に飛ぶことにした。

愛機の駐機スポットは空港の東端なので、Rwy3までは延々とタクシーすることになる。こののんびりしたタクシーは案外気持ちがいい。Rwy3端近くのTaxiway上でランナップ、特に問題なく、離陸することに。American Flyersのセスナ172に続いて離陸、なかなかAirspeedが上がらない感じがする。Tail windが7-10ktくらいあったと思うが、やはり普段よりも数秒はAirspeedの上昇が遅い。できるだけAirspeedを付け、普段よりも5ktくらい速い速度でローテーション。そしてSoft field take offのようにGround effectを使って加速し、そこからShoft field take offのようにピッチアップしての離陸とした。このRwy3からの離陸はRwy21からの離陸よりももっと緊急着陸場所の選択肢が無いので、できるだけ空港フィールド内で高度を稼ぎたい。自分で敢えて選択しておいてこう考えるのも変だが、Rwy3からの離陸はあまり気持ち良いものじゃない。

そのまま高度を上げ、1500ftくらいでレベルオフした。Fwy10の上を飛ぶようにして東に向う。いつものサンタモニカ空港 VFR 進入コースと逆の飛び方だ。この飛び方だとIFR機とのアプローチコースとぶつからないようにするには最適で、管制塔にも迷惑をかけない。そのままDowntownの横を通過、そしてロサンゼルス国際空港 Class B Airspace 2000ftの下を飛んだ。自分の1000-2000ft上には大型旅客機が飛んでいるが、自分も先ほどまでそれに乗っていたわけだ。今は客席じゃないて自分で操縦。やはり飛行機は乗せられるものじゃなく自分で操縦するものだなと感じる。コンプトン空港の東側を抜け、ここから2000ftくらいに上昇。思ったよりも油温も上がらず、エンジンもそこそこの調子だ。Harbor UCLA Hospitalの上空からトーランス空港管制塔を呼ぶと、Follow Fwy110とのこと。そのまま100ktくらいで飛び、そして管制塔指示でファイナルターン、No.2でRwy29Rに向う。

前を飛ぶセスナ172が極めて遅く、こちらがショートファイナルに居てもまだもたもたタクシーしている。管制塔もそのセスナを急かしているのだが、亀のような地上滑走をしている。勘弁してくれ!。こちらは200ftくらいの高度をとったままRwy29Rの上空で60ktの飛行、ゴーアラウンドに備える。亀セスナが無事にTaxiway Cから出たところでピッチダウン、Rwy29Rに着陸となった。

友人R氏のハンガーに機体を入れた。いよいよ整備開始だ。




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