LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:横風のなかアプローチ練習

2012-05-20 | Flight Log (機長)

最近アプローチを打っていない。IFR Currencyの基準が厳しくなったから、VFRで気軽に飛んでばかりいないで、たまにはPractice Approachを打っておいたほうがいい。一番気軽にアプローチ練習ができるのはトーランス空港とフラトン空港。とりあえず離陸してからどこでアプローチを打って遊ぶか決めることにした。ランナップの後にサンタモニカ空港Rwy21から離陸。自分の前には最新型のCirrus SR22 Turboが離陸、それに続いてすぐに離陸となった。Immediate take offという管制官の指示。Short finalには1機セスナが居た。SR22Tが滑走路敷地内でAirborneになった後にこちらが滑走開始、そのまま並んで離陸した。流石SR22T、全然出力が違う。速度が同じになるようにピッチダウンして追いかけたが、向うははるか高いところまで昇っていってしまった。こちらはそのままLeft downwindに曲がっていった。そのまま東に飛んでいると、高低差500ft以下の上空をセスナ182が通過した。ペイントは2010年くらいのもの。それがはっきり分るくらいの距離だった。焦って降下して回避したが、管制塔は分っていたはず。何でトラフィックアラートが無かったのか不思議。高低差があったからいいと思っていたのか? サンタモニカ管制塔らいくない。

そのままFwy10の上を飛び、そしてコンプトン空港横を抜け、トーランス空港クラスDの上を飛び、3000ftでプラクティスエリアに出た。一応トーランス空港のATISを取ると、220 at 10という風。135.6で管制塔をモニターしていると、着陸機に対してWind 200 at 10という情報を出している。これは下りるしかない。面白そうな風だ。これはアプローチを打つしかない。Socal Approachにコンタクトし、Practice ILS / Localizer for Torrance 29Rとリクエスト。すぐにレーダーベクター、2000ftでFinal approach courseをインターセプト。そしてLeft wind correctionを取りながらファイナルを下りる。空港まであとちょっと、高度1000ftくらいから左横風が強くなった。パロスバーデスの丘があるから、高度が変わると風向ががらっと変わってしまう。そうこうしているとRwy29Lにふられてしまった。ただ、狭い滑走路で横風着陸をしても楽しいので、そのまま29Lに向って進路変更。しかし、再度横風がさらに強くなり、管制塔からRwy29Rに変更してもいいよと再提案。せっかくなので再びLocalizerに乗せてRwy29Rに着陸した。ノーフラップ、左メインギアから接地。

そのまま給油スポットでエンジン停止。給油の後、すぐにRwy29Rに向う。ここからはRight downwindで離陸。エンジンの調子は凄くいい。コンプトン空港の横を通過、北上しながら1700ftでLAX Class B Airspaceの下を飛ぶ。そしてダウンタウン横からFwy10の沿って西に飛び、すぐにサンタモニカ空港管制塔へ。Straight inと言われ、Fwy10に沿ったコースを維持。そうこうしていると、ハリウッドサインの辺りからヘリが1機飛んできた。サンタモニカ空港の管制塔からトラフィックアラートが入る。よく見ると赤いR44、おそらくJJ Heliの機体。先ほど自分がトーランス空港にコンタクトした時、ちょうどJJのR44が離陸して行ったのを聞いていた。念の為にちょっと高度を上げると、赤いR44が真下を通過していった。そうこうしていると、まだ空港まで距離があるのにCleared to landとなった。Fwy405から減速し、フルフラップで60kt台のラウンドアウト。当然すぐに接地になり、Taxiway B3からタクシーアウトできた。管制官はRemain this frequency taxi to your parking via Bとのこと。ローカル扱い、短い制動距離の着陸も決まり、なんとも気持ち良いフライトだった。


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