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LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

Garmin G1000、グラスコクピットセスナ172でIFRフライト(動画)

2010-01-26 | Flight Log (機長)

厳密に言うと、前回日記からの続きになる。この日はセネカIIでトーランス空港からラスベガスジーン空港まで往復してきた。帰り雨天のロサンゼルスだったが、エルモンテ空港経由でトーランス空港まで帰ってきた。この行程で既に4時間弱の飛行時間。普通ならこれで満足なのかもしれないが、日本からSNさんが”飛ぶため”にロスに遊びに来ていることを考えると、4時間そこそこの飛行時間で満足している場合じゃない。さらにこの雨天のロサンゼルスで機体を変更しての2飛び目!に出かけることになった。

2飛び目はCFI N君がG1000 グラスコクピットのセスナ172SPでのIFRフライトを申し出てくれたので、さっそく御好意に甘えることになった。色々考えたが、せっかくのIFRフライトなら天気の悪そうなに行こうと、雨が降りしきるパロマー空港(Carlsbad-Palomar Airport / CRQ)を選択。

行きのレグは私が左席、右席にはCFIのN君。Tower Enroute IFR Clearanceをリクエストした。もらったクリアランスは:

LIMBO, V64, V363, DANAH, V23, OCN, Direct CRQ

少し遠回りコースだが、レーダーベクターで海岸線の近道コースに誘導してくれるだろうと期待。ランナップ中、"Socal Approachからheavy precipitationの箇所があると言われたけど行くか?"とトーランス管制塔。行きます!と伝え、Rwy29Rから離陸。操縦は右席のCFI N君。4人乗りのセスナ172SPだと上昇がきつい感じもするが、飛行時間がHobbsで200時間という新しさ故に機内は極めて静か。ある意味、ボナンザ並みだ。

Socal Approachからウェザー情報を聞かれたが、雨が降っているという以外は4000ftくらいでもVFRという天気だった。いつもと違い右ターンでSLI VORにベクターされ、SLIからV363の方向に誘導された。この辺りから私に操縦交代さえてもらった。しばらくしてV23に平行にレーダーベクターされ、そしてさらにheadingを右に10度振られてV23に入るように言われた。ところが、右からの風で全然V23に入れない。そこは便利なG1000、風情報も全て同じ画面に出ており、すぐにWind Correctionを取ってV23に入ることができた。アナログ計器で風情報が無かったら、Wind Correctionが必要だと判断するのにVORの針を追いかけながらの判断となり、5分くらいは操縦が遅れていただろう。

この辺りからG1000 / オートパイロットでの飛行となった。降下、レベルオフ、アプローチ、G1000が担当。それにしても、G1000 C172は本当に良い機体だと思う。CFI N君は完全にG1000をマスターしている。パロマー空港のRwy24にILSで下り、ぎりぎりまでオートパイロットのままだった。300AGL Middle markerくらいでオートパイロットオフ、ハンドフライト。私の操縦で着陸となった。

Carlsbad Palomar Airport Rwy24 ILS Approach in a Cessna172SP G1000
http://www.youtube.com/watch?v=xUkDoaGLuYg



その後、THE LANDINGSという新しくできたばかりのレストランにて食事。Happy Hourはかなり安い価格設定。景色も滑走路が見えるなかなかのもの。パテオもあり、ここは使える。今度また来たいと思うレストランだ。

帰りのレグはSNさんが前席、夜の空に向かって離陸。4000ftまで上昇した。上空でIFRのクリアランスを取り、そこからはV23に沿って飛行。雨が振り、途中雪のようになっていた。この時の外気温は3-4度くらいなので、アイシングレベルよりは下を飛んでいる。ただ、雲に入れば軽く2、3度は下がるので、注意しないといけない。懐中電灯を照らしてアイシングチェック。途中雲に一瞬入ったが、基本的には雨雲は5000-6000ftにある。そしてサンタアナ空港の辺りでSocal Approachから指示があり、トーランス空港 ILS localizerをインターセプトしろとのこと。そしてそのままストレートインとなった。トーランス空港のATISハ2500 Brokenとのことだったが、実際には遠目にもApproach Light System / ALSが見えるような天気で、雨が降っているが完全にVisual Approach状態。夜景を楽しみながらの着陸となった。

TOA Rwy29R ILS Approach & Night Landing in a C172SP G1000
http://www.youtube.com/watch?v=JLdKZ-OGNtA



結局この日、セネカIIでトーランス空港ーラスベガスジーン空港ーエルモンテ空港ートーランス空港、セスナ172に乗り換えてトーランス空港ーパロマー空港ートーランス空港という行程を飛んだ。Hobbsで計算したら、総飛行時間7時間くらいになったと思う。空港に居た時間、飛行機と接していた時間は14時間以上。まさに飛行機漬け!という一日だった。



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