空港に近づくとカリフォルニア海岸線に特有のマリンレイヤーが迫ってきている。携帯電話からTorrance Airport(TOA)のATISを取ると、Ceilingも低いが、なによりもVisibility 4mileでHazeだ。空港への道のりは雨も降っていないのに時折ワイパーを動かさなければならないくらいの霧模様。空港に到着するとビーコンが回っている。完全なIMC(Instrumental Meteorological Condition)だ。この日は Tower Enrouteでフライトをすること。IFR訓練を開始して初めてClearanceを取ってIFRで飛ぶ事になり、なおかつ本当のIMCだ。もしかしたら雲の中に突入というActualを経験できるかもと密かに期待していた。
プリフライトを終え、教官が来るのを待つ。気温と露点温度が近く、機体には水滴がつく。こんなIMCの夕暮れ時、飛んでいるジェネアビの機体はほとんどない。そうこうしていると教官登場。エンジン始動後にグランドにコンタクト、ATCはvisibilityがさらに悪化して3マイル以下になりそうだけど飛ぶの?と聞き返してきた。やはりこんな時に飛ぶ人は少ないようだ。
少し緊張しながらタクシーを開始。Run up areaでVORチェックをし、教官がテキパキとクリアランスを取る。Clearanceをもらうべく、教官がKnee boardを出してC R A F Tの順にメモっている。自分も練習の為にメモを取ってみた。Routeの所が一カ所聴き取れず、教官のメモを横目に答え合わせをした。
TOAを離陸し、レーダーベクターされ、そして再びTOAに戻るだけの短いフライト。でも、Visible moistureがあり、Visibilityは落ち、目の前にはCeiling 500ft程度のマリンレイヤーが迫る本格的なIMCでのフライトは自分にとって初めての体験かもしれない。十分な経験を積んだ教官と一緒とはいえやはり緊張する。
Rwy Hold shortラインまで進み駐機すると、ファイナルに1機の機体が降りて来ているのを発見した。どうやらボナンザらしく、missed approachをかけていた。我々から機体が見えるということはボナンザもRwyはinsightしているはずなので、IFRの訓練でもしているのだろうと思った。もし彼等が本当にmissed approachをかけたのなら、我々もここには戻ってこれず、他の空港にダイバートしなければならなくなる。
ボナンザが去った後に我々も離陸、目の前にはマリンレイヤーが広がる。ここで雲の中に完全に入るかなと思ったが、ぎりぎりかする程度だったのでフードを被る。TOAのタワーからSocalにハンドオフされRader vectorが開始となる。3000ftでレベルオフとなったが、ここで教官からフードを取っていいと言われた。その下には一面の雲海が広がり、VFRパイロットの自分には初めて見る光景だった。雲を通して見える町の灯りが幻想的だった。すぐにフードを被り直し、レーダーベクターされながらSLI VORの方に向かう。あとはいつも通りにTOA 29R ILS approachを開始。途中教官の修正が入るが、最初の頃よりは上達しているのではないかと思う。
Decision Altitudeの350ftに来てフードを取ると、月明かりも遮られた暗闇の中、キラキラと光るRwyが目の前に広がる。最高に気持ちイイ瞬間だ。無事に機体を着陸させ大満足で帰宅となった。
プリフライトを終え、教官が来るのを待つ。気温と露点温度が近く、機体には水滴がつく。こんなIMCの夕暮れ時、飛んでいるジェネアビの機体はほとんどない。そうこうしていると教官登場。エンジン始動後にグランドにコンタクト、ATCはvisibilityがさらに悪化して3マイル以下になりそうだけど飛ぶの?と聞き返してきた。やはりこんな時に飛ぶ人は少ないようだ。
少し緊張しながらタクシーを開始。Run up areaでVORチェックをし、教官がテキパキとクリアランスを取る。Clearanceをもらうべく、教官がKnee boardを出してC R A F Tの順にメモっている。自分も練習の為にメモを取ってみた。Routeの所が一カ所聴き取れず、教官のメモを横目に答え合わせをした。
TOAを離陸し、レーダーベクターされ、そして再びTOAに戻るだけの短いフライト。でも、Visible moistureがあり、Visibilityは落ち、目の前にはCeiling 500ft程度のマリンレイヤーが迫る本格的なIMCでのフライトは自分にとって初めての体験かもしれない。十分な経験を積んだ教官と一緒とはいえやはり緊張する。
Rwy Hold shortラインまで進み駐機すると、ファイナルに1機の機体が降りて来ているのを発見した。どうやらボナンザらしく、missed approachをかけていた。我々から機体が見えるということはボナンザもRwyはinsightしているはずなので、IFRの訓練でもしているのだろうと思った。もし彼等が本当にmissed approachをかけたのなら、我々もここには戻ってこれず、他の空港にダイバートしなければならなくなる。
ボナンザが去った後に我々も離陸、目の前にはマリンレイヤーが広がる。ここで雲の中に完全に入るかなと思ったが、ぎりぎりかする程度だったのでフードを被る。TOAのタワーからSocalにハンドオフされRader vectorが開始となる。3000ftでレベルオフとなったが、ここで教官からフードを取っていいと言われた。その下には一面の雲海が広がり、VFRパイロットの自分には初めて見る光景だった。雲を通して見える町の灯りが幻想的だった。すぐにフードを被り直し、レーダーベクターされながらSLI VORの方に向かう。あとはいつも通りにTOA 29R ILS approachを開始。途中教官の修正が入るが、最初の頃よりは上達しているのではないかと思う。
Decision Altitudeの350ftに来てフードを取ると、月明かりも遮られた暗闇の中、キラキラと光るRwyが目の前に広がる。最高に気持ちイイ瞬間だ。無事に機体を着陸させ大満足で帰宅となった。