LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:趣味がいい

2012-06-11 | Flight Log (機長)

金曜日の夜中から土曜日の早朝まで働き続けた。やっと仕事から解放され、家に戻ったのが朝の5時頃。そのまま爆睡、起きれば昼過ぎだった。疲れはとれたが、鬱憤を晴らすべく飛ぶことにした。とりあえずエルモンテ空港ベースでVelocityを飛ばすOさんの携帯に電話を入れてみた。届け物があるのでエルモンテ空港に行こうと思っていたからだ。ところがOさんは携帯に出ず、目的地を失った。久々に長時間飛べるので、クロカンフライトをすることにした。

サンタモニカ空港に到着、気温20度、露点温度10度。 ランナップの後に離陸。Rwy21の北側には双発機がならぶ。南側には単発機が並ぶ。双発のIFRリリースが終わった後、単発の面々が離陸することに。先行するセスナ152、引き続き自分のグラマン。管制官はセスナ152がまだ滑走路の上で200ftくらいの高さだというのに、immediate take offという指示をくれた。すぐに滑走開始したが、こちらはLeft downwind、セスナ152はLeft closed traffic。ちょっと大回ししてベースを海岸線側で取ってスペーシングを置いた。でないと距離が近づきすぎて危険なほど。先行するのがセスナ172ならまだしも、二人乗りのセスナ152だと遅過ぎる。なんとかスペーシングを確保し、そのままFwy10の上を1800ftで飛ぶが、モヤの中を飛んでいる感じ。あと気流が不安定でガタガタゆれる。ダウンタウンの横を通過、そのままパサデナの方に北上した。そして揺れを避ける意味合いもあり、3500ftに上昇した。そのままエルモンテ空港のClass D Airspaceの上を飛び、レッドランズ空港まで向うことにした。ところが、3500ftでもhazyな層の中を飛ぶ。おまけに揺れも酷いまま。これは5500ftまで上がろうと、300ftpmくらいの上昇を維持するピッチで巡航上昇した。20度の気温だと油温は安定していた。そして5500ftで巡航、ヘスペリア空港に目的地を変更するか?などと悩んでみたが、揺れも酷いのでレッドランズ空港に向うことに。サンバラディーノ空港のClass Dの上空を通過、トランスポンダーはオフ(合法)、Class D Airspaceの外だがサンバラディーノ空港の管制塔からわざと良く見えるところを飛んで、彼等を無視していることをアピール。そしてレッドランズ空港Rwy26に着陸した。とくに空港に止まることをせず、そのままタクシーバックして再度離陸。ここれ携帯に留守電が入っているのに気付き、Oさんがエルモンテ空港で待ってます!とのこと。テキストも入った。とりあえず4500ftまで上昇して巡航、Fwy210の上を東に飛ぶ。エルモンテ空港まで7マイルくらいのところ、Fwy210の上からエルモンテ管制塔を呼ぶと、Modified straight in!と嬉しい指示。そのまま川に沿うように斜めに飛び、滑走路に入ってから機首を静態させるように左ターン。着陸の内容は良く、気持ちよかった。

Fuel pitに向かい、Oさんに電話。そして給油していると、なんと先日Oさんが買った69年式のZで登場。格好いい!、趣味がいい!  写真では見せてもらっていたが、実物は更にいい。この時代の車は素晴らしい。飛行機並の”機械感”がある。そのまま立ち話、そしてレストランで軽く食事した。69年式のZ、趣味がいい買い物だ。対抗するとしたらS600/800なんかじゃないと太刀打ちできないほど、Zは魅力的な小型車だ。

無事にOさんに渡す物を渡し、Zも見せてもらい、サンタモニカ空港に帰還することにした。Rwy19から離陸、Fwy10の上を1800ftで飛行。そしてfrequency changeの後はバーバンクClass C Airspaceの下に入るべく進路を北寄りに取り、2000ftで巡航した。その後はバーバンクClass C Airspaceの南端に沿って西に飛び、2300ftくらいを維持。サンタモニカ空港の管制塔周波数をモニターしながらClass D Airpaceギリギリをすり抜けていく。途中Traffic Alertを他の機体に出していたが、Type unknown 2300ftと言っていた。私の事だ。そしてそのTraffic Alertを出出されている機体がこちらの300ftくらい上をヘッドオンで飛んでいった。こちらは左に避けた。そして海岸線に出て、そのままペパーダイン大学を越えてリオカリオの上空まで来た。こうして海岸線を飛んでいると、時間が経つのを忘れてしまう。ここで180度旋回、2000ft、2300rpmで東へ飛ぶことに。そしてマリブ上空くらいから速度を上げて2500rpmへ。パシフィックパリセイズからサンタモニカ管制塔へコンタクト、Right traffic Rwy21とのこと。そして後ろにはMooneyが同じくマリブ、パシフィックパリセイズ経由で入ってきている。こちらも速度を出し、ダウンウィンドにはいった。するとTurn your base over or West of Fwy405, Rwy21 cleared to landとのこと。これは嬉しい。スペーシングの為だろうが、ショートアップローチで遊べる。かかり近めのベースを飛び、気持ち良くフルフラップランディングをした。

2時間半くらいのフライトだったが、企画が多く楽しいフライトだった。


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