LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

American Bonanza Societyに入会してみた

2015-12-13 | 航空関連エッセイ

ビーチクラフトボナンザを購入したのはいいが、機体は未だに手元にない。整備を終え、カリフォルニアの州都、サクラメントのとあるコマージャルハンガーに入ったまま。今度の週末、定期便でサクラメントに入り、そこで保険会社指定のボナンザ操縦のチェックアウトを受け、サンタモニカ空港まで飛んで帰ってくる。

担当してくれるインストラクターは元TWA/American Airlineの機長さんで、飛行歴50年以上、飛行時間28000時間、無事故無違反でFAAから表彰されたという強者パイロットのMike。彼はBonanza Pilot Proficienc Program (BPPP)に承認されたインストラクターで、ボナンザやバロンなどのビーチクラフトの機体操縦訓練の達人。そんなMikeの強いおすすめで、American Bonanza Society/ABSというものに入会することにした。保守的なアメリカ人達の倶楽部という印象が強いが、そこにあるボナンザ関連の情報の豊富さに驚かされた。整備、訓練、改造、AD/耐空性改善命令、事故、法規変更等々、ボナンザに関係する情報が盛りだくさん。掲示板ではニッチな話題で盛り上がっている。V tail ボナンザのYaw damperが要るかどうか、装着することによりCGが後ろ寄りになる弊害、Yaw controke strakeをつけるかautopilot damperがいいのか、そんな話題をみつけた。まさに自分が考えていたことで、痒いところに手が届く内容。一発で気に入ってしまった。毎月発行される雑誌もボナンザとバロンの話題限定。それで月刊誌にできるのだから驚かされる。ある意味、AOPAより使える。

俊足のボナンザS35を得たことで、飛行機遊びの行動範囲も広がる。今までのLAローカルの人脈を超えて、ボナンザオーナーが集まる "濃い集団” との交友も増やしていこうと思う。まずはRiverside Airportで行われるBonanza Society Service Clinicに参加しようと思う。来年3月のようだが、ボナンザの超専門家のメカニックが徹底的に機体を点検してくれるという企画。機体を持ち上げ、ランディングギアの作動を含めて細部まで全部見てくれて、300ドル程度だというのだから格安だ。 ABSメンバーだけへのサービスらしい。

自分の機体を取りに行くまであと6日。ABSにも入会したし、BPPPのinitial check out courseのオンライン版も履修、S35のPilot Manualも通読した。準備万端だ。


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