先日のフライトでCom2/Nav2が壊れてしまった。結局Bill's Air Centerに頼んでCom2を取り外してもらったが、電気系やサーキットブレーカーの問題じゃないとのこと。Avionicsショップに送り故障箇所を確認してもらうと、オーバーホールで直るとの回答。Bendix KX165、定番モデルだけに、今でもパーツは手に入るそうだ。オーバーホールの費用も500-1000ドル程度。さっそく直してもらうことに。その間はCom1/Nav1だけで飛ぶ。Garmin G530Wの方がBendix KX165より信頼性が高いと思うが、なんとなくIFRで飛ぶのは不安。
この日はDavid Clark Headsetの耳あて部分を新調した。今使っているのは表面が破れてジェルが出てきていたので、換えないとだめだった。さすがに新調するとはめ心地がいい。David Clarkはもう15年になる相棒。無骨で堅牢なところが好き。
愛機ボナンザのプリフライトを終え、エンジン始動、そしてタクシーアウト。そしてランナップを行い、Rwy21へ。ここではかなりの混雑で、セスナ1機、Cirrus1機、そして私。おかげでタクシーアウトできず、ランナップエリアで待たされた。その2機が離陸してからこちらも離陸。目的地はCamarillo Airportとした。ところが、海上は凪いでいるのに、サンタモニカマウンテンの周辺はガタ揺れ。2400rpm/21inchでのフライト、のり心地を重視した。外気温は地上で93度だったが、上空も蒸し暑い。内陸はもっと気温が上がり、所々にサーマルが出ていた。CMAまで8マイルくらいの地点で管制塔を呼ぶと、そのままストレートイン。ファイナル3マイルのポジションレポートの前に着陸許可が出た。ファイナルも揺れ、滑走路上はアスファルトの照り返しで酷暑。着陸はバッチリで、そのままレストランパーキングへ。
レストランは地元民で大混雑。駐機している機体数は少なかったが、車で来た人たちが圧倒的に多い。カウンターも空いていないので、仕方なくアイスティーのテイクアウトだけでカフェを後にした。
Rwy26から離陸、Right downwind departureで東へ飛行。そしてマリブの5マイル西で海岸線に出た。4500ftの巡航飛行で、そのままLAXを飛び越えるつもり。サンタモニカ空港上空まで来て、Nav1 GPS SMO OBSモードに切り替え。Com2 VOR, Com1 GPSという使い方だったが、今日はそれができない。2500rpm/23.5inchの高速巡航を続け、すぐにKing Harborまでやってきた。すぐにNo1 Rwy29R right traffic, cleared to landとなった。かなり高い高度からギアを出して急峻な降下。トラフィックパターンでは揺れがひどく、なかなかフラップを出せない。そしてショートファイナルでフルフラップ、右クロスウィンドの着陸だった。
着陸後はTransient parkingに駐機し、そして休憩。隣はG58ボナンザだった。休憩後、Transient parkingにいた3機、Grumman Tiger, G58 Bonanza, S35 Bonanzaが一斉にタクシーアウト、そしてその3機とセスナ172がランナップへ。G58は飛び去ったが、残り3機はほぼ同一のタイミングで離陸。ほんとはエルモンテに立ち寄り、IFRでサンタモニカ帰還も頭をよぎったが、やはりCom2なしなのでやめた。
低高度を2400rpm/ 20インチでのんびり飛行。コンプトン空港の横を通過し、ダウンタウンまで飛行。そしてダウンタウン横でサンタもニカ管制塔を呼ぶと、straight in Rwy21 you are following a Cessna from Gettyとのこと。距離がわからなかったが、こちらも135kt程度と遅い。そのまま飛び続ける。するとそのセスナはlow approachで270してspecial flight ruleに入るとのこと。あまりspacingを気にしなくてもよくなった。着陸は最悪で、久々にバウンス気味。接地速度が速かった。
Grumman AA1時代はラジオ1個、VOR1個、オートパイロット無しでIFRを飛んでいた。ただ、あるものが無くなったのと最初から無いのでは気分的に違う。早くCom2/Nav2の修理が終わってほしい。