LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:週末クロカン飛行パート1 Oceansideへ

2007-02-26 | Flight Log (機長)
天気も良く大気も安定した週末、クロスカントリーであちこちの空港を回ることにした。この日絶対に行こうと決めていた空港はOceanside Airport(OKB)、そしてその隣のFallbrook Community Airpark(L18)。OKBもL18も軍施設Camp Pendletonの立ち入り禁止空域(Restricted Area)に隣接している空港なので、今まで通り過ぎていた。特にL18は凄く狭い空港で、上空から見つけ難い程だ。

この日はののんびりと空からの景色を楽しみながら飛ぶということで、速度を求めずに経済性を求めて二人乗りのセスナ152(N89541)ででかけることになった。ラジオ1個、VOR1個という簡素な装備、特にラジオ1個なのはSocal Approachに繋ぎながらのレーダーサービスを受けるのには不便だが、そこはHandy GPSとトランシーバーを駆使してスムーズに乗り切るつもり。

いつものようにTorrance Airport(TOA)のRwy29RからRight downwind departureで離陸、そして高度2400feetくらいでSocal ApproachへFrequency Changeをリクエスト。自分が顔を出すFBOではローカル飛行専用機という使われ方をしているN89541なので、TOA管制塔に"Request frequency change to Socal!"というのはあまりきかないフレーズかもしれない。

Socal ApproachにコンタクトしてSquawk0201をもらい、海岸線沿いに海上3500feetを飛行した。この日は本当に大気も安定していて、ほどんど揺れを感じない。しかもセスナ152のPilot Operating Handbook(POH)の指示通りの2350rpmでクルーズセッティングすると、エアスピードで90ktくらいしか出ない!。GPSでグランドスピードをチェックすると85ktしか出ていない。正に空の上を浮いている感じ。でも天気の良さも相まって、南カリフォルニアの青い海の上を飛んでいるのは本当に気持ちが良かった。

Dana pointを越えると軍の飛行禁止空域が近づいてくる。ここは海岸線直近を飛ぶと飛行禁止空域に入ってしまうので、海側へ4nmくらい逃げなければならない。高度3500feetを飛行するシングルエンジンの機体にとっては心地悪い距離だ。GPSのエアスペースモードで飛行禁止空域のギリギリ(1nm程度の距離をおいた)を飛行し、できるだけ海岸線から離れないようにした。

飛行禁止空域の南端に来たとき、CTAF123.00でOceanside Airport(OKB)に着陸するためのポジションレポートを開始する。どうやらヘリ1機(R44)と飛行機1機がパターンにいるようだ。海岸線を南下するコースから左にターンし、OKBの北にある給水塔を目指して降下していく。この給水塔からRwy24のRight downwindに入るというのがローカルルールらしい。CTAFで他の機体の動きをきいていても、皆が給水塔(Water tank)を基準にdownwind entryしている。無事にdownwindに入り、空港全景を確認できた。Rwy6/24は2712 x 75feetと比較的小さなもので、Rwy24のUpwind北には300feet程度の丘があるから注意しないといけない。ショートファイナル気味でOKB Rwy24に無事着陸、Fuel Pitに駐機してエンジンを切った。

空港施設はこじんまりしており、ローカル意識が強そうな空港だ。ところで、Aircraft Owners and Pilots Accosiation (AOPA)からのニュースレターに載っていたのだが、この空港は閉鎖するという案が出ており、市議も賛成派と反対派の意見が二分されているらしい。当然AOPAはジェネラルアビエーション空港が閉鎖されることに断固反対する集団なので、OKB存続の為に色々と動いているのだろう。

僅かながらの休憩を取り、次の目的地、Fallbrook Community Airpark(L18)を目指すことにした。L18は2160 x 60feetという大変狭いRwyなので、気持ちを引き締めて臨まねばならない。




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