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コーヒードリッパー あれこれ 2 「メリタ」Melitta  ドイツです。

2015-01-22 | ◆日記・エッセイ・コラム
Melitta:メリタ

1908年、ドレスデン市に住む主婦メリタ・ベンツ(de:Melitta Bentz、1873年-1950年)により発明された「ペーパードリップシステム」(ろ紙を使うコーヒー抽出法)をもとに設立されたM.Benz社が前身。

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■ペーパードリップの歴史はここ「メリタ」から始まりました。もう100年以上の歴史があります。

今日から「メリタ」の勉強を始めました。欧州でもフィリップスなどのコーヒーメーカーが普及してますから、ハンドドリップは少ないらしいです。

私は買いませんが、日本のスーパーマケットで売ってる珈琲豆が、我々よりも随分と細引きが標準である点などは、珈琲を家庭で淹れる分量から妥当と思われる数値なのでしょう。その基本はメリタ辺りから影響されていると思います。

だから我々、焙煎屋の挽き目は標準よりも荒いと思います。これは商売上の戦略も


買われた方は当然ながら自身で好きな荒さで挽いて下されば良いのですが・・・・



■メリタは長い歴史の中で、先駆者として改良を重ねて来ました。私は殆どのメーカーのドリッパーを持ってますが、メリタは1穴です。ずっとそうだと思って来ましたが

実は

1932年には円錐型で、この時は大きな穴一つ(今のハリオの原型のような・・)

1936年には穴が3つに、4つの時もありました。

1963年には穴が1つに

今の最新ドリッパーは1穴ですが、偏心しています。(これは流通がまだ少ない)

企業として、より良いモノを作って来た歴史のなかで進歩を遂げていると思うのですが、ホームセンターで置いてあるだけでは、ドリップの説明をしてくれないので、この「メリタ」でも「カリタ」でも「ハリオ」も真価を発揮出来ないでいます。

先に述べた、国に、この「メリタ」ならドイツの国民性や豆の販売方法から、この方法が選ばれている状況があると思います。まず、そういう前提を知らないとダメなんです。

メリタの淹れ方と、焙煎屋の淹れ方が違うのは、もっと消費して欲しいという願いも違うらですが、戦後のモノが無い時代と、21世紀も15年過ぎて、本物のコーヒーが入手出来る時代に、贅沢な時代になったことが大きいのじゃないでしょうか?

何がベストか?は自分で探せば良いのです。

個人ならイザ知らず、お店で「ハリオ」はないでしょう、という意見は、私は賛同します。それが個別か、複数同時かという別の視点からです。


■もう一度、書きますが、ほとんどの【焙煎屋】は何も知らないのです。【喫茶店】はそれ以上に知りません。何を基準に選びますか?

あなたの舌で選べば良い。雑誌の記事で選ぶと大変なことになります。

自動車雑誌は広告主であるメーカーの車を決して貶さない。「ファミリー車として充分な居住性と経済性を備えた、荷物も多く搭載できる実用性がある車」だと書くが

私の欲しいのは「荷物なんか載らなくても良い、経済性なんて妥協はせず、他車をぶっちぎる運動特性は居住性を犠牲にしても良いと割り切った車」だ。


コーヒーも同じだと思います。安くて苦みが有って深いなら「業務系スーパー」に1キロ1000円で売っています。「苦くて深い味」ならこれで充分です。

日本酒と同じ、意外と若い方々の方がわかります。 天動説と地動説のようなものです。

take care・・・・・・















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