或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

水ぼうそう完治

2010年10月20日 | 帰国後ママのくらし
幸いにして、気づいたのが早かったこと、予防接種を受けてあったこともあり
最小限の発疹で済みました。おそらく全部あわせても30ヶ所もあったかどうか。

強い痒みも薬の服用が始まってから徐々におちついていき、3日目を過ぎるとなんで
やすんでいるんだっけ?というくらいでしたが、やはり体は疲れているようで
ダルそうな目をしていて、折を見て横になるよう促すと程なくして眠る・・・という
感じで案外淡々とすぎていきました。

一番キツかったのは、やはり発見し診察をうけたその日その夜でした。
「あたまがキーンとする」といい、熱にうかされていて、かわいそうでした。
手軽な熱さまシートを使うのは大人にとってラクちんなのですが、本人は眠いのに
目も醒めるような冷たさらしく「おねつのやつ、おでこにはらないで。いやいや。
冷たいからいや」といっていました。

実は大人の私も熱が出たからといってあれをおでこに当てるのはあまり嬉しくない。
氷枕もカチンコチンで頭が沿わないのが苦手だったくちなので、大いに共感。

そこはそれ、昔の人の知恵!すばらしきかな、濡れタオル。
濡らした軽くしぼった小さめのタオルハンカチが丁度よくカワイイおでこにおさまり、
すこし生え際にかかってもスーッと気化する水分がうばう熱がちょうどよいらしく
「きもちいい」と素直におとなしく横になっていて、5分くらい、上になってるほうを
下にしたり、今度は内側を外側にだして冷たいとこを当てたりしてるとウトウト。

さぁ、気持ちよくなったね、ねんこしてね、とおでこのタオルをどけて好きな姿勢で
休ませ、しばらく髪をなでたり頬をなでたり手を握ってあげたりしますと、スースーッと
安心したように眠りました。

おお、これは使える!と思いました。初日以降も、2日目、3日目と時折「ああ、アタマ
痛くなってきちゃった。ねる」といって自分から布団に入って眠り、起きると少し遊び、
また眠っていました。夜は薬の空白時間でもあり、熱があがってくるとアタマの痛みに
めそめそ泣いていましたが、タオル作戦で眠ってくれました。


4,5歳の年中児ともなると大人のいうことはずいぶんわかるので、励ましも
通じて嬉しかったです。

「大丈夫よ。いまは水ぼうそうってトンネルの入口。くぐったばっかりのところに
いるからこわいね。どれくらい長いか、どれくらい暗いかもわかんない。だから
怖いね。でもね、お医者さんで広がらない薬ももらったでしょう?痒いところに
塗るのももらったよね。お薬飲んだし、カユイとこにも塗ったし。大丈夫。
安心だよ。じっと待っていれば出られるトンネルだからね。」

この話は、熱にうかされていたにもかかわらず子供の心に残ったようで
翌朝少しラクになったとき「いま、トンネルにいるんだよね。はやくでたいな」と
いっていました。

急にアタマがキーンと痛くなってくると心細くなって何度も怖くないんだよと話して
欲しがるので、「大丈夫よ。お薬のんで、たくさんねんねこして、体のなかで頑張って
くれている子たちを応援しようね。眠らないと体を守ろうと頑張っている子たちも力が
出ないんだよ」といって寝かせ、「きょうよりあした、あしたよりはあさってって
ドンドン楽になっていくからね。しんぱいしないよ。ママも子供の頃なったんだよ」と
何度でも話して聞かせました。


だんだん、顔色がよくなり、本人も状況を理解してきたころには熱も落ち着きました。
かゆみや痛みのようなものを感じているようでしたが、「いま、トンネルにいるんだ
よね。だんだん(出口に)近くなってきたね」とうれしそうでした。


そうやって励ましを受け取って不安にも耐え、辛い症状でも眠り、寝顔を見せて
くれる小さな子どもの純真さが眩しく、親は心配げにして不安がらせてはいけない、と
気を強くもって頑張る勇気がわきました。


ちょうど、地方ローカル放送の再放送アニメ枠がムーミンから、自分が幼い時に見た
ニルスのおはなしに替わり、物語の最初から親子で見はじめ、毎日夕方になると
放送されるおはなしにドキドキわくわくするのも楽しい日課になりました。


昨日の診察で、治りましたと明言いただいたのですが、大事をとって今日は休ませ、
明日から登園します。

明日は、年中組の遠足で動物園へ行くようなので、興奮しすぎて夜には疲れによる
発熱とあいならないか心配ですが送り出すよりないでしょうね。
みんなで動物の絵を描いたりして、あとで壁に張り出されたとき自分だけ無いと
あってはかわいそうだし・・・


では、報告まで。





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4 Comments

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お疲れ様でした (わらくらいふ)
2010-10-20 16:35:06
予防接種を受けても
やっぱり水疱瘡にかかるんだね。
とても勉強になりました。
娘がなっても
あわてずにすみそうです、、ありがとう!
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そうそうそう (budapestlife)
2010-10-20 20:12:22
予防接種を受けていると、それほど重くならないらしく、発疹の出方も
違ってくるようなことをお医者様もおっしゃっていました。

予防接種は、かかったとき重くならないためで全能ではないと思ってきた
のでココロの準備をしてきたのですが、我が子と「あした遊ぼう」と約束
したというお相手には思い切って電話をかけました。

「かくかくしかじか、約束をやぶってごめんねと娘がいっています。
ところで申し出るのは大変勇気がいったのですが、水ぼうそうにかかり
ましたので、もしかするとうつってしまっているかもしれません。
潜伏期間がありますので、虫刺されがアチコチに?顔まで?と思ったら
気をつけて上げてください」と申し上げました。

お母様は「ああ、うちは予防接種受けてるからうちは大丈夫」とおっしゃるので
「あの、受けててもなるんですよ。うちも受けてましたから」と申し上げたら
「へぇ?」と半信半疑なごようすでした。

我が子の療養中に1度だけ、夫に頼んで出かけたのですが同じクラスの親子に
出会ってやはり「気をつけてくださいね~うちがはしりになってしまって
チョットもうしわけないんですけど」と申し上げたら「予防接種うけたから」
とニッコリなさって。

受けてもなることはご存知のようすではありましたが、早めに気づいてあげて
ほしいんだけどなぁ、、、という明るい笑顔で「はやく終わらせてあげたいから、
早めにかかるならかかっちゃえって感じですね」と言われて心中複雑でした。


そうそう。早めに終わるのはいいことなんだ。
だけど、その、重くしないには
お母ちゃんが普段からお肌のようすをみてないと・・・とちょっぴり心配に
なってしまいました。


わらくらいふさんは、神経の細やかで優しいひとだからきっと気づいて
あげられますね。
参考になったといってくれて本当にありがとう。

ところで、もうすぐですね。ドキドキ。
元気な赤ちゃん誕生のニュースを楽しみに待っています。
大仕事ですが、持ち前の粘り強さで頑張ってください!!

ではでは
返信する
よかったですね (piglet)
2010-10-20 23:50:42
こんにちは。
お子さんの水疱瘡が治ったようでよかったですね。
予防接種を受けていてもかかることはあることは知っていましたが、やっぱり本当にかかることがあるんですね。
うちの子も予防接種は受けてあるんですが、近くのお友達がかかった場合には、気をつけてあげないといけないですね。

それから、トンネルの話、すごく良かったです。私も子どもがもう少し大きくなって理解できる年齢になった時、このお話させてもらおうと思いました。

余談ですが、親子で夕方楽しみにしていらっしゃったアニメ。「ニルスのふしぎな旅」ってタイトルでしたっけ。私もすごく好きでした。
すごく見たいです(笑)
返信する
ほんとうに一段落 (budapestlife)
2010-10-22 07:37:09
昨日は遠足が雨で中止になり、通常保育となったおかげで興奮しやすい
我が子もなんとか疲れすぎないギリギリのラインで帰宅しました。
ほっとしています。

1週間ぶりのようちえんで数人の子が、下駄箱のところでわが子を発見
すると名前を連呼してくっついてきたから驚いたと嬉しそうに話して
くれて私も嬉しかったです。

トンネルの話、残しておきたかった気持ちが伝わって、嬉しいです。

ニルス、こんな話だったのか!!と初回をみて驚きました。そもそも
悪い子だから妖精さんにおしおきされてしまって体が小さくなったの
ですね。覚えていたのは、鳥に乗っていろんな場所へいけて、いろんな
体験をする話ってとこまででした。

大人になってから、小さい時好きだったアニメはみたいですよね。
改めて見られて幸運でした。ハンガリー在住のpigletさんには
酷なことを申し上げてすみません。

番組提供が学研だったんですね。大人目線で見てみると、現在のように
架空の世界から悪のボスが子分を送り出して、ヒーローやヒロインたちが
戦うとか、パターンは色々とはいえ戦闘モノばかりになってしまった
アニメよりうんと「こどもに知って欲しい世界」を見せてくれています。

鳥たちが規則正しく生活してること、ときにはキツネに襲われそうになること、
人間だから温かいベッドやゴハンやパパやママがいて苦労もなく食べられたこと
などがいちいち説明しなくてもわかる構成で大人がみてもやはり面白いです。

こどもに何かを買わせようという魂胆がみえみえのアニメーションとは
一線を画して、動物たちの世界を真剣に描くことで教えたい普遍的な
ことがあったのではないかと思います。

ニルスをつくっていた方達に感謝したいです。
もっと、ばんばん再放送してくれて、帰国後ごらんいなれるといいですね。
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