ラストデイズ

カート・コバーンに捧ぐ・・・ってなっているが、自伝ではありません。
表向きにはカート・コバーン最後の２日間にインスパイアされたフィクション作品。

監督のガス・ヴァン・サントはこういう詩的で絵画的な映像に関しては超一流。
私が人生のフェバリット映画として愛してやまない「マイ・プライベート・アイダホ」も監督の作品。

あぁ～なんて言うんだろう。
完全に詩的で情緒的で美しい映像作品・・・

勘違いしてしまいますが、病んだロック・ミュージシャンが自殺するストーリーですよ(笑)

そこには登場人物の感情を他へ訴えるでもなし、感情を爆発させるでもなし。
ただ単純に悲しみを背負っている人物を、静観するだけの映像。

監督特有のドキュメンタリータッチの作品。

うーん、あまり一般的に受ける作品ではないです・・・
好きな人は好きなんでしょうけど。

ソングス・オブ・イノセンス

本日購入しました、Ｕ２の新作です。
家に帰って早速、i-Tunesに入れながら聴いてみました・・・

うん、悪くない・・・全然ありです！！(笑)
感じとしては、前々作の「ハウツー・デスマントル・アン・アトミック・ボンブ」と同等、それ以上の出来栄えだと思う。

パーソナルな内容の作品集？　それはそれでいいかも。

わたし的にはもの凄く期待が高いバンドなので、やっぱり内容にはこだわって聴きたい・・てのがあるし。
もちろん、ダメな作品だとは思いたくない・・(笑)
思ってた以上に聴きやすく、Ｕ２らしい作品だと思います。

「８０年代初期のエレクトロニカル、アンビエントミュージックなどの影響」？
なんのことを言っているのだろうか・・・(笑)
たしかにデュラン・デュランを思い出したけど、そんな感じなのかな。

うん、原点回帰ではないよね、初期のＵ２はとんがっていたしパンクの精神もあったと思う。
デビューからの音をもっとＵ２らしく洗練された印象ですね。



相変わらず、エッジのギターカッティング奏法は健在で印象的に耳に残る・・・

海辺のカフカ

旅行から帰ってから残り数十ページを読み終わりました。
前回読んだ【ノルウェイの森】が純文学風の恋愛小説であったのに対し
この作品はミステリー風な哲学少年青春期っていったらいいのか・・・不思議な感じの作品でした。

１５歳の世界一タフな家出少年の話と平行して猫と話が出来るナカタさんの話。
二人の話はシンクロして四国のある図書館にたどりつく・・・

作品の舞台、キーワードとなるのが【図書館】という空間。
図書館は知識の源でありそれぞれ個人の思い入れの場所として描いてあり
癒しの場所であり、始まりと終わりの場所でもある・・・とても不思議な空間みたいです。

印象としてはエディプスコンプレックスの話？って思ってしまいました。

父親を殺して母親と交わるっていうのがストーリーの中の重要なエピソードでもあるし。
少年が成長するっていうのが父親を超えるっていうことみたいです。

最初の集団記憶喪失事件っていうのがまさにミステリーなのですが・・・
一見するとＵＦＯが関係しているのか？って思いましたが最後まで秘密が明かされないし
ストーリー自体が謎が多くて理解できない部分が多い・・・

でも最後までのめりこんで読めてしまう面白さっていうのは
村上春樹の魅力なのでしょうね。

東京一人旅 ２０１４（秋季） （６） その他の写真

【イニ像浮彫】


【パシェリエンプタハのミイラ】
当時のエジプトの人（おそらく身分が高い）は未来に自分が博物館に居ることなんて想像もしなかっただろう。


【シャイム・スーテン　狂女】


【羽田空港でのキノコとソーセージのボンゴレパスタ】
それなりに美味しい・・・


【悲しみよ　こんにちは】

東京一人旅 ２０１４（秋季） （５）

次の日は浅草方面へ。
　

今回も新御徒町駅エリアのホテルでしたので上野、浅草、神田、東京、秋葉原はすべて歩き・・・
いえ、全然余裕っすよ。（新宿や渋谷は無理ですけど・・・）
普段が運動不足なので意識して歩いてみました。個人的な事ですが禁煙して半年たちました。
近年、喫煙者は肩身が狭いですが、やっぱりマイノリティーで存在しているわけで
都内の喫煙スペースには砂漠のオアシスを見つけたかの如く、一服するサラリーマンの方々を遠めで見ると
やっぱり自分も吸いたくなります・・・でもいざ自販機のタバコをまじまじと見つめると嫌悪感が沸いてきます。
これはもう脳の神経レベルで拒否しているので、自分が禁煙に成功したんだとの実感を強く感じます。

午後から神田神保町へ。

　　

　

ここでも２時間ゆっくりと散策。
文庫本３冊購入しました。　やっぱり喫茶店に入ったりカレーを食べようと思ったが
そこまで上級者ではない自分には無理です（笑）