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綾辻行人の館シリーズ6作品目。
上下刊で900ページあるのですが、面白すぎて一日で読めてしまう(笑)。
(実際は4日で読破しました)
今回の作品に登場する人物が27人(同一人物含む)。
そのうちすでに故人なのが9人。現代での残り18人で物語りは進みますが・・・以下ネタばれあり。
最終的に11人が殺されます(事故死を含む)。。。シリーズ史上もっとも大量の殺人事件です。(ひどくない?)
そんな世間を揺るがす大事件に、またもや推理作家の鹿谷門実(島田潔)が驚くべき推理力で解決します。
(ちょっとあんた、探偵でもないのに・・・なんたる灰色の脳細胞なんだろうか!!)
まぁ物語は10年前の悲しい出来事で時計館の主人、古峨倫典が作ったパラノイア的な時計館の仕掛けと
過去の悲しみにとらわれる狂気的な妄想や願いが悲劇を生むのですが・・・
正直な話、こんな緻密で計画的な犯罪はどんなにがんばっても完全犯罪は成立しないです(笑)。
おそらく完全犯罪は計画性が無いほうが上手く行くのかもしれません。
まぁ殺人や悲劇的な出来事は小説の中だけで楽しみたいものですね。
読み応えがあって最近読んだ中では抜群の面白さでした。
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