今でも40代以上の方には思い入れがある作品みたいですね。
ネットでのレビューを見ると、なんとファンが多いことか・・・
先日、この作品のレビューブログを見たのですが、なんとも素晴らしい内容でした。
それというのもこの作品は初恋を描いた純真な恋愛映画だけではなかったんですね。
私は、今までそういう事すら感じませんでした。
小学生の恋愛で甘酸っぱく初々しく、おそらく観る人たちの初恋を思い出させてくれる作品だからだと思ってました。
でもそれまでも恋愛作品や初恋を思い出させてくれる作品があったはずですよね。
洋画に限らず、邦画でもフランス映画でも・・・
45年以上前の作品がなぜに印象深くて人々の心に残っているのか。
それはイギリス版のアメリカンニューシネマの空気をよく表しているからだと思います。
アメリカンニューシネマは権力に反抗した主人公が敗れていくストーリーが多くありましたが
これは大人と子供の対立や反抗、子供たちのフラストレーションの爆発を描いていて
しかも子供たちが勝利で終わるっていう計算された素晴らしい終わり方なんですよね(笑)
今思えば、誰も死なずにハッピーエンドで終わるニューシネマの空気を持った作品って言うのは
なかなか無いっていうのがこの作品を忘れがたい名作にしているのだと思います。